はじめまして、バンド活動とサポートギタリストとして活動しております。uki(うき)と申します。
私が行ってきたバンド活動の半分以上が7弦ギターにより支えられてきたので、
その7弦ギターについて書かせていただきます。
はじめての記事投稿となりますが、未熟者ながら、未熟者なりに7弦ギターを使っていて「良かったぁ」
と思えたことを紹介していきたいと思います。

7弦ギターとは
文字通り、弦が7本のギターのことです。昨今のヘヴィーミュージックの流行やダウンチューン文化など、
特に重い音を求める世の中ではありますが、意外と歴史は古くからあり、アコースティックギターの7弦ギターがルーツであるとされています。
基本的なチューニングは1弦側から「1E-2B-3G-4D-5A-6E-7B」となり、
低音弦側にBが追加されたというギターです。
大きな特徴として、低音弦が追加されたことで通常の6弦ギターよりもヘヴィなサウンドを出す事が可能になったという点が挙げられます。
おすすめチューニング
私自身、7弦ギターを使いはじめた当時はかなり違和感があり、音楽理論ではうまく説明が付かない「弾き慣れない感じ」がありました。
そこで、その違和感を一発で解決したチューニングをご紹介します。
ズバリ!7弦ドロップAチューニングです!
もう、既にご存知の方はいらっしゃるかとは思いますが、
ドロップさせることで、5Aと6Eと7Aがセーハコードで成り立つので、
一般的な6弦ギターにヘヴィリフや刻みを弾くための弦が1本増えたと解釈できるため、
高音弦側に基準を置くだけで意外と簡単に弾くことが可能です。
つまり、超ダウンチューニングの曲でも6弦ギターのスケール感やコード感を織り交ぜながら対応することが可能と言えます。
メリットとデメリット
○ メリット
・通常の6弦ギターよりヘヴィな音が出せる。
・曲によってはいちいちチューニングを変えなくても対応できる。
・なんか、上手そうに見える。
× デメリット
・ミュートが甘いと不要弦が鳴り、ノイズの原因となる。
・ギター自体が重い。
・弦やリプレイスメントパーツが少し高い。
といったところでしょうか。

7弦ギターを使っていて良かったこと
数年前、大学のサークル活動などで色々なバンドの楽曲をコピーすることが多かったのですが、
意外と変則チューニングを使う曲が多く、6弦ギターでは常にペグをグリグリしてチューニングを変えなければならないということが多くありました。
しかし、ドロップAの7弦ギターを導入してからはカバーできる音域が広いため、大体の曲はギター1本でチューニングも変えずにまかなうことが出来ました。
はじめて出会う楽曲も多く、覚えはじめから7弦ドロップAでコピーしてしまえば、意外とすんなりコピーできるものでした。
私個人で1番のメリットがこの点で、
その都度ダウンチューニングにすることなく、レギュラーチューニングのコード感で低音リフを弾けたり。
低音から高音のカバーできる範囲が広い為、高低音移動の大きいフレーズを混ぜることで、楽曲にウネリが出るというといったところが大きなメリットと考えています。
自身のバンドではチューニングの幅がある程度決まっているので、最近出番は少なくなりつつありますが、楽曲によっては活躍してくれています。
一見、難しそうなギターで見えない壁のあるギターではありますが、1つのツールとして導入してみてはいかがでしょうか?