

日々の気持ちよさを大切にしたくて、"断捨離"と"ときめき整理"の真っ只中にいます、Sugarです。

私にとって6月は、自分の持ち物を見直すシーズンです。
10年ほど前に知り応援している国際協力NGOがあるのですが、毎年この時期に古着を難民キャンプに届ける活動をされています。27年目の活動となる今年は6月5〜13日の間に必着分を受け付け中です。(詳細はコラム末尾にも記載します)
このボランティアにあわせて、服という存在について立ち止まり考えさせられるのです。

この団体の素晴らしいところは、明確にどこに送られるのかが示されているところです。発表されている募集要項を見ると、今年はタンザニアの難民キャンプに送られるようです。
「タンザニアでは、近年、隣国のブルンジやコンゴの情勢悪化により、多くの難民を受け入れています。国境近くのキゴマ地区に設置された難民キャンプ郡では29万人以上が避難していると言われていますが、そのうちンドゥタ難民キャンプとムテンデリ難民キャンプでの古着配布を予定しています。」
注意書きの中にはこんな記載もありました。
「迷彩柄の衣類は受入不可。タンザニア近隣国では内戦が続いているため、軍隊に見える衣類が一般に渡った場合、
現地で混乱を引き起こし、拘束や逮捕につながることがあるためです。」
(上記カッコ内 わかちあいプロジェクト2019年募集要項より引用)
遠く離れた場所で懸命に生きている誰かに思いを馳せ、想像力を働かせ、受けとったとき喜んでもらえそうな服を段ボールに詰めていきます。
その取捨選択が本当にうまく出来ているかはわからないけれど、それでもこの行動が人の役に立てるかもしれず、誰かの笑顔に繋がるかもしれず、なおかつ自分の持ち物について見直す機会を得られていることに、気持ちよさを感じます。
また、結婚という人生の節目からもうすぐ一年が経とうとしている中、今の自分、これからの自分、なりたい自分のイメージが見えているとてもいいタイミングだなと思い、本腰をいれて今年は取り組むことにしました。
そうした中で、多くの人々に愛された2つの片付けのメソッドを、今一度しっかり振り返ってみることにしました。
まず、冒頭にも書きました、"断捨離"。やましたひでこ(山下英子)さんの著書において発表されたものです。
「もったいない」に凝り固まってしまった心を、ヨーガの行法である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)を応用したメソッドです。
不要な物を断ち、捨てることで、物への執着から離れ、自身で作り出している重荷からの解放を図り、身軽で快適な生活と人生を手に入れるための考え方です。
それにしても「執着をなくす」というのはとても難しいですね。
言い方を少し変えれば"こだわり"にもなるかもしれません。ある意味アーティスト・ミュージシャンには必要なものだとも思います。
しかしここで大切なのは、やはり気持ち良さだと思います。
執着は苦しさや不安を生むからです。
この"こだわり"の部分を、「ときめき」という素敵な言葉に変え、今では世界へと広まったもう一つの素晴らしいメソッドは、アメリカTIME誌の「世界で最も影響力のある100人(2015年4月発表)」にも選ばれた"こんまり"こと、近藤麻理恵さんが提唱する「ときめき整理収納法(Konmari Method)」です。
持っているもの一つ一つを実際手に取りながら、触った瞬間に心がときめくかどうかで、捨てるものではなく残すものを選ぶことから命名されています。

著書『人生がときめく片づけの魔法』の中で私が好きなのは、手放すときに感謝の思いを持つという部分です。
例えば、実際にあまり着なかった服には「私に似合わないタイプの服を教えてくれてありがとう」と言って手放すのです。
自分が人生をよく生きるために大切な役割があったもの・ことに感謝するという心は、片付けだけでなく人生のどんな場面においても気持ちよさを維持する大切な感情だと思います。
さて、シンガーソングライターとして様々な言葉や音の組み合わせを楽しむことがクセのようになっている私は、服の場合にも触れた時の「ときめき」に触発され、新しい組み合わせをつい考えてしまいます。
実際に試してみて、本当にときめくか?という確認をせずにいられません。そのせいで時間がとてもかかってしまうのですが、今まで考えもつかなかった新しい「ときめく」スタイルに今回たくさん出会えました。
自分の人生に欠かせない素敵なものが何かを知り、また一時でも自分のそばにあったものを感謝の気持ちで手放し、気持ちよさを大切にして生きていくことを、ボランティアを通してまた6月に教えてもらいました。
http://www.wakachiai.com/clothes/
※段ボール一箱につき1500円の寄付が必要です。送料も自己負担となります。ご理解とご協力をお願いします。