こんにちは
sukuta takafumi(@sukutakafumi)です。
Twitter: https://twitter.com/sukutakafumi
本日は初心者の方向けに、僕なりのピックの選び方について、お話をしたいと思います。 今回もYoutubeでトーク動画を作成しました。チャンネル登録いただけますと、嬉しいです。
○ ピックの形、素材について
- 形
ティアドロップ、トライアングル、JAZZ IIIのような小さめのピックなどがあります。
- 素材
セルロイド、デルリン、ナイロン、鼈甲、金属、石、その他上げ始めたらキリがないぐらいいっぱいあります。そしてそれぞれに、利点があり音色も異なります。簡単に言うと、見た目と音はある程度合致します。ツルツルなら、明るい軽い音がしますし、ざらざらでくすんだピックはやはりマッドな質感で曇った感じの音がします。
○ 選び方
- 楽器屋に行ける場合は、手にとって、サイズや形がフィットするか確認する。
親指と人差し指でピックを握るのが標準かと思いますが、その握った時点で大きさや、素材感から違和感を感じるかどうかがポイントです。ここで大きすぎる、小さすぎると感じたら、別のピックを選んでみましょう。実際に試しに弾くことなどは出来ませんので、あくまで感覚になります。自分にフィットしないものは音が例え良くても、憧れのプレイヤーが使っていたとしてもすぐ使わなくなります。初心者の方は、まだ感覚が分からないというのが正直な気持ちだと思いますので、とりあえず買って使ってみるのをオススメいたします。大きさは弾きやすさにも大きく関係します。
・小さいもの
小回りが効きやすいので細かいフレーズを弾いたり 速いフレーズを弾いたりするのがしやすいです。
・大きいもの
小回りがききづらいですが、握っているときの安心感だったり音色に丸みがあったりします。
- ピックの厚みや素材も再度確認
ピックの厚みは、ピックの柔らかさや音にダイレクトに影響します。
・厚いもの
一般的に、硬さがあり、しなりが効きにくいです。音が太くなる(しっかり弦を簡単に鳴らせる)傾向にあります。
・薄いもの
柔らかさがあり、しなりがすごく効きます。柔らかくなればなるほど音(弦を芯から捉えることが難しい)は細くなる傾向にありますが、ストロークなど弦の表面をさらうプレイには向いてます。
どちらが良いというわけではなく、その演奏する音楽のジャンルや状況に変えて臨機応変に持ち替える必要があります。もちろん上手い人は持ち替えなくても対応は出来ますが、レコーディングなどでは狙った音を出すため、他のバンドサウンドとの状況に応じピックは持ち替えたりします。
- ピックの先端をみて、尖っているか丸いかなどを確認
先端が尖っているか、丸いかによって音が変化します。
・尖っている
音がシャープで、若干細いイメージです。尖っているということは、弦に対する接触面積が少ないため、弦離れが良く、弦の表面をさらいやすいため速いフレーズを弾くときなど向いてます。また高音も出しやすく、ピッキングハーモニクスなどのプレイもしやすいです。
・丸い
音が丸く、その分音も太く感じます。尖っているものと比べ、音に温かみを感じることが出来ます。ジャズをプレイするときなどは、厚く先端が丸いピックを選ぶプレイヤーも多いです。
- ピックに反りがないかを確認する
お店に行って選ぶ際に気をつけたいところです。長期在庫などにより、ピックが経年変化で曲がっていたりすることがありますので、判断がつかない場合は他のピックと合わせて持って検証しつつ選んだ方が良いです。気にしないし、大丈夫と思って買うと後で思った以上に弾きづらく後悔します。また曲がったピックで練習すると変なクセがつき、良いことはないです。
○ 筆者総評
簡単にお話をしましたが、ピックの選び方は意外に奥深く、人によってこだわる点も違うので、とにかく大量に買い、大量に消費することによって自分自身に合うピックというものが分かってきます。エフェクターとかの高い機材と違い、ピックは一枚100円ぐらいなので気になったら買って使ってみるで良いかと思います。また一種類だけでなく、様々なプレイをする人や、アコギ、エレキを弾く人はそれぞれに合ったピックを選んでも良いと思います。
筆者使用ピックは、
・エレキ
Fender Heavy / ティアドロップ、トライアングル
Fender Medium / ティアドロップ、トライアングル
・アコギ
Fender Heavy / ティアドロップ、トライアングル
Fender Medium / ティアドロップ、トライアングル
Fender Thin / ティアドロップ、トライアングル
鼈甲
▼ レビュー動画では以下の機材を使用してます。
ギター:Gibson 1963年製 J-50
また私、sukuta takafumiはレビュー動画、記事作成のため機材をお貸しいただけるメーカーさん、個人ビルダーの方問わず募集しております。