お疲れ様です! ギタリスト×作業療法士の二足のわらじを履く男、、、 ”ギターセラピスト”のフジオカタクトと申します。
ところで、皆さん。
肩こり、していませんか?
もはや現代病を越えて、「国民病」とも言われている肩こり。 肩こりを引き起こす直接の原因は、「筋肉の疲労」と「血行不良」と言われていますが、これらの原因は、姿勢やストレスなど様々なことが関与しています。
今回はそんな肩こりとギターの関係について考えていこうと思います!
もしかしたら、あなたの肩こりはギターを弾くことで生じているかもしれません。。。
もし今、肩こりで悩んでいるギタリストがいましたらぜひ最後まで読んで見てください!きっと原因が見つかると思います!
■ 姿勢について
ギターを弾く時の姿勢は猫背の姿勢になる方が多いと思います。 「猫背」とは細かくいうと、こんな動きが生じています。
肩甲骨外転、下方回旋位
胸椎後弯
腰椎後弯
骨盤後傾

人間の体は連動して動くように設計されていますので、例えば骨盤が後傾すると肩甲骨も外転、下方回旋方向に動いてしまいます。
ですので、肩こりだからと言って肩もみをすれば治るとは限りません。
原因は症状の出ているところと違う場所に隠れていることも多くあります!
ギターを弾く際に猫背になっているかも?!というあなたは一度姿勢を注意してみてください。長時間同じ姿勢を取り続けることは体にとってもすごい負担がかかりますので!
■ 肩こりの原因となる筋肉って?
よく肩こりの原因として挙げられる筋肉として、「僧帽筋」というものがあります。
肩甲骨の周りには本当にたくさんの筋肉がついていますが、僧帽筋はとても大きく広範囲に広がりついている筋肉なので、よくピックアップされます。
肩こりといっても人によって原因である場所が違うかと思いますが、今回は肩こりの原因となりやすい筋肉を一つ紹介します。
それは小胸筋という筋肉です。

これは肩甲骨を引き下げる役割がある肩のインナーマッスルです
猫背の姿勢で、肩が内側に入った姿勢(肩甲骨外転、下方回旋)が続くとこの小胸筋が硬くなることが多いです
またこの小胸筋は腕についている指を動かす筋肉と筋膜というもので繋がっています。
ですので小胸筋が硬くなると腱鞘炎になりやすかったり、腕や指に関係する筋肉にも悪影響を与えることがあるそうです。
■ 小胸筋のストレッチ
それでは実際に小胸筋のストレッチをしてみましょう!
まずは壁を使ったストレッチです。

・バンザイするようにして腕をあげ、壁につけます。
・腕はそのまま固定した状態で少し体を前傾させて胸部分を伸ばしていきます。
・ゆっくり10〜20秒ほど伸ばしてみましょう。
このストレッチはかなり筋肉が伸びた感じがすると思うのでやりすぎ注意で、痛気持ちいいくらいの刺激でとどめておいてください( ̄^ ̄)ゞ
壁がなくてストレッチができないときは、上で載せている写真を参考に筋肉を触ってマッサージをしてあげてください。それだけでもある程度は筋肉がほぐれて楽になるかと思います。
ギターを弾く以外にも、DTMなどでデスクワークが多い方は長時間猫背の姿勢になりやすく疲れが溜まっていると思います。ぜひ小胸筋のストレッチを行ってみてください!
少しでも体が楽になってより良い音楽活動ができることを祈っています!
それでは〜!