こんにちは。sukuta takafumi(@sukutakafumi)です。
Twitter: https://twitter.com/sukutakafumi
本日はCULTのTS808 1980 #1 Cloning modの紹介をいたします。
CULTというブランドはギターマガジン、エフェクターブックなどで連載コラムをしていたり、ビンテージエフェクトのコレクターやテックもやっている細川雄一郎氏が立ち上げたブランドです。
扱っている商品は、どれも作り手の熱い情熱が注がれており、以前紹介したignition mass productsさんのARTも販売しております。
作り手のインタビューも載っており、かなり面白いので商品を買わなくても、覗きに行くだけでも面白いです。(人気があり台数が少ないので、実際は即決しないと買えない。。。)

さて、今回ご紹介するTS808 1980 #1 Cloning modとは何なのかというと、
1、エフェクターブックのイベントで、会場にいる全員が認める優れたサウンドを持ったビンテージのチューブスクリーマー(以下TS)があった。
2、それを再現すべくTSの産みの親である田村進氏がその優れたチューブスクリーマーを解析。
3、解析結果を元に田村氏自身が耳で現行のTSを調整。
その結果生まれたTS808 1980 #1 Cloning modです。
何というか、TSの産みの親である田村氏が調整をしているというだけで、TS好きの私としては即決で購入でした。実際買って良かったと思います。
まずは私が作成したレビュー動画で音を聴いてみてください。
ちなみに本物のマレーシアンチップを搭載したビンテージOD-808との比較もやってます。
いかがでしょうか。
TS808 1980 #1 Cloning modの特徴、優れているなと感じる点は、
1.とにかく良いバランスで仕上がっている。
2.弾き心地も気持ちの良いスムースな音が得られ、上質な仕上がり。
3.ほとんどのギタリストが好きな音域、コンプ感。
4.通常のTSよりも歪む。
5.音楽的で扱いやすい。
決して暴れるようなタイプのTSではないですし、ビンテージのような野性的な感じや生々しさはありませんが、現代的で扱いやすいと思います。
サウンドキャラクターはもちろんTSですが、マレーシアンチップの影響もあり、通常のJRC4558などのチップが搭載されたTSよりもレンジが広いです。
元々、ビンテージのTSを再現したモデルなので、オリジナルのビンテージモデルと比べてどうなのかということが気になるところです。

個人的にマレーシアンチップ搭載のビンテージのOD-808と比べたところ、ビンテージのOD-808の方が機械的に優れていると思う点もあります。
実際、ビンテージのOD-808はマスターピースであり、現代のものと比べること自体ナンセンスなのかもしれません。
なので、サックス奏者がプレイする音楽によって、ビンテージと近年ものを持ちかえたりするのと同じように、適材適所、やる音楽で選ぶ必要があると思いました。
すなわち、ビンテージのOD-808が優れているわけではないですし、CULTが優れているわけでもありません。
環境や、音楽に合わせて機材をチョイスする必要があり、現場によって、OD-808やCULTをチョイスすれば良いということです。

先日、29台の追加ロットが発表されました。この記事が公開される頃には売り切れていることでしょう。
皆様もぜひ使ってみてください。
※現在、受注生産になっております。
また私、sukuta takafumiはレビュー動画、記事作成のため機材をお貸しいただけるメーカーさん、個人ビルダーの方問わず募集しております。お気軽にご連絡ください。