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QSC PLDシリーズのここがスゴイ!!

2018-10-08

Theme:PA

QSCパワーアンプのフラッグシップモデルPLDシリーズは、マルチチャンネル・パワーアンプ。
そうです。4チャンネルだけじゃないんです。例えば1、2、3チャンネルだけでもOK。システム構成に合わせて内部ルーティングを自由に決めることができます。さらに出力W数をチャンネルごとのルーティングに合わせて配分することもできてしまいます。言葉だとわかりづらいのでイラストと表を紹介します。

例えばPLD4.2 8Ωの場合
・4chモード → A、B、C、D: 400W(8Ω)x4
・3chモード → A+Bブリッジ: 800W(8Ω)x1、C、D: 400W(8Ω)x2
・2chモード → A+Bブリッジ、C+Dブリッジ: 800W(8Ω)x2
・1chモード → AB+CDブリッジ: 1500W(8Ω)x1


シンプルに4チャンネルとして使用するだけでなく、例えば、3chモードなら許容入力の大きなサブウーハーをA+Bブリッジ、フルレンジスピーカーをC、フロアモニターをDで駆動することができます。CとDもブリッジにした2chモードは、許容入力の大きな大型スピーカーを2台駆動する場合に使えます。

また、各出力チャンネルは、入力ソースを1、1+2、2、2+3、3、3+4、4の中から自由に選ぶことができます。例えば4chモードで、すべての出力チャンネルで入力1にすると、4つのスピーカーから同じ音を出力することができます。
また、ライブハウスやクラブDJのPAシステムに多いフルレンジ×2台、サブウーハー2台のステレオ2ウェイシステムを組む時は、下記のように選択します。

OUTPUT A フルレンジ右 → 入力1 クロスオーバーで低域をカット
OUTPUT B サブウーハー右 → 入力1 クロスオーバーで高域をカット
OUTPUT C フルレンジ左 → 入力2 クロスオーバーで低域をカット
OUTPUT D サブウーハー左 →入力2 クロスオーバーで高域をカット


自由に組めるのは分かったけど、ちょっと操作がめんどくさいし、使いこなせるか不安だなと思った方、ご安心ください。
PLDシリーズには、即戦力のプリセットがあらかじめ用意されているので、あっという間にセッティングできます。例えばシンプルな4chモードならこのプリセットを使います。

ステレオ2ウェイシステムならこのプリセットを使います。

これを読み込むだけで、先ほどの入力ソースの選択とクロスオーバーのセッティングが完了します。
ズバリ、こんな感じです。OUTPUT CとDも同様の設定になっているので、後はこれをベースに微調整すればOKです。

いろいろなメーカーから様々な機能を持たせたパワーアンプが出ていますが、PLDシリーズほど操作が簡単でわかりやすく、細かいところまで作りこむこともでき、初心者からプロのPAオペレーターまで安心して使えるパワーアンプは他にないと思います。
機能、音質、価格のすべての面から見ても自信を持ってオススメできるモデルです。

●QSCパワーアンプ紹介記事一覧

 

営業部 / 河西 政佳

愛車サンバークラシックを溺愛するベーシスト。座右の銘は「人生アドリブ」。高校の軽音部に入り、最初の楽器決めジャンケンで負け、ギターヒーローを諦めることに。しかし、ビリーシーンやフリーを見てバンドで一番カッコイイのはやはりベースだと再認識。「上手い」よりカッコイイベースプレーヤーを目指し、日々精進中。

 
 
 

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