以前、ELECTRO-HARMONIXのエフェクター紹介ブログで、民族楽器や民族音楽を取り入れた「フォークメタル・バンド」を取り上げました。ブログのテーマが「シタール」だったのでイスラム圏やアラビア圏のラーガ・ロックに絞った紹介となりましたが、世の中にはまだまだいろんなフォークメタル・バンドが存在する。。。ということで今回はヨーロッパ産フォークメタル・バンドのお気に入りを紹介します!
Saltatio Mortis / Wachstum über alles
2000年結成のドイツ産、大御所フォークメタル・バンド。8人ものメンバーを擁し、大所帯によるバラエティ豊かなサウンドが特徴です。メンバーが演奏する楽器はバグパイプや、オーボエの祖先と言われるショーム、そしてハーディ・ガーディなど。
このハーディ・ガーディという楽器、私はSaltatio MortisのPVで初めて目にしました。。。ハンドルの付いた大振りなバイオリンのような見た目をしており、ハンドルを回すことによって弦の下に取り付けられたホイールが回転し音を出します。良い意味でおもちゃっぽい独特の音色は、バンドサウンドを特徴付けるのに一役買っています。
Mägo de oz / La costa del silencio
こちらはスペイン産フォークメタル・バンド。
人数は先程のSaltatio Mortisを上回る9人!メンバーは、バイオリン、フルート、バグパイプ、アコーディオンなどなど。楽曲の幅が広く、パワーメタル、シンフォニックメタル要素を含む楽曲から、まったくメタルっぽくない曲まで演奏します。本国スペインでは国民的なバンドのようで、ライブ映像からもその人気ぶりが伺えます。
Elvenking / Elvenlegions
1997年に結成されたイタリア産フォーク/ペイガンメタル・バンド。
メンバーはツインギター、バイオリンを擁する6人。 今回紹介するバンドの中では最も正統派メタル寄りのスタイルです。パワフルかつメロディアスな音楽性は日本でも人気があり、2016年には同郷のメタルバンドDGMと共に来日を果たしています。
2017年作の『SECRETS OF THE MAGICK GRIMOIRE』まで実に9枚のアルバムを発表している中から、今回は2014年にリリースされたこちらを紹介します。
ヨーロッパのバンドに絞り、3組を紹介しました。気になるバンドはありましたか!?
せっかくなので、今回紹介したフォークメタル・バンドの楽曲を演奏するのに使えそうなアイテムを探してみました!
ギターの音をフルートやストリングスに変えるエフェクター”MEL9”
■ELECTRO-HARMONIX / MEL9 Tape Replay Machine
手元やボリュームペダルでの操作なしで「バイオリン奏法」が可能な”SLOW HAND”
■ROWIN / SLOW HAND
バグパイプなど民族楽器のサウンドも奏でることができる” Aerophone”
■ROLAND / Aerophone AE-10G エアロフォン
次は、もっとエクストリームなバンドも紹介できればと思っています。。。どの地域のバンドなのかも合わせてお楽しみに!