こんにちは!YOITOKO担当スタッフです。第14回で伺ったのは長野県木曽町!
木曽谷と呼ばれるこの地域。西側には雄大な御嶽山、東側には木曽駒ヶ岳と、3000m級の山がズッシリとそびえます。

険しい山々を縫うように中山道が貫くこのエリアには、かつて栄えた宿場町の街並みが今も面影を残しています。木曽町には、江戸時代の日本四大関所のひとつ「木曽福島関」が置かれ、中山道の要衝として大切な役割を果たしていたそうです。

今回は、そんな歴史ある町の音楽エピソードを取材してきました!
本編はこちらから!
→https://www.soundhouse.co.jp/yoitoko/kiso/
1つ目は、この地に伝わる民謡「木曽節」。
長い間、人から人に伝わってきた「木曽節」が現在の型になって、今年で100周年。木曽踊保存会の皆さんに大切に守られてきました。
いただいた100周年記念パンフレット

木曽節に合わせて、ゆったりと上品に踊る木曽踊り。昭和に入ると、ラジオやレコードの普及で木曽節は全国的にも有名になり、信濃を代表する民謡として愛されてきました。
かつては正しく伝承していくために、決まった人しか唄えないなどのルールがあったそうですが、後継者不足もあり、少し門戸を広げたことで、興味を持った若い人達も参加しやすくなったそう。

木曽町に移住してきた坂下さんは「大好きな木曽節の唄声を一番近くで聴けるから」という理由で木曽踊保存会に顔を出すように。「唄わせてくれることが嬉しい」と、今ではベテランの唄い手さんに混じって様々な行事で唄っています!
木曽の小学校では、昔から運動会の終わりを木曽踊りで締めます。深沢さんは、ご自身が子供の頃から、2人のお子さんが通う今日まで続くこの文化を思い、「これからも続いてほしい」と保存会に参加しているそう。

紺と白のコントラストがステキな浴衣も印象的!昭和30年代から、招待されて踊る際にはお揃いのユニフォームを着るようになったそうです。

「手ぬぐいを軽くくわえると色っぽいわよ♪」と、指導してくれたのは三味線を弾いていた石橋さん。民謡ってもともとはファッション的な遊び心もある娯楽文化なんですよね!
もう1つは、かつて木曽にあった楽器メーカー「鈴木バイオリン社」のエピソード。昭和の終わりまでギターやベースの製造をしていたメーカーです。
「木曽鈴木」とも呼ばれ、リーズナブルな価格帯ながら、しっかりとしたバイオリン製造の技術を駆使しているため、時間が経っても変形しづらく鳴りが良いそう。

楽器を少しでも故郷に帰せたら、とコレクションしている大橋さん。蔵を利用した店舗がお洒落な地元で人気の和菓子屋さんです。

併設のカフェスペースには変わった形のギターが展示されていて、演奏することもできちゃいます!
本編では一部しかお届けできなかった大橋さんによるジャパン・ビンテージ木曽鈴木の解説をロングバージョンでお送りします!
木曽町へお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!

菓子蔵 喜しろう 〒397-0001 長野県木曽郡木曽町福島5052
営業時間: 10:00~18:00 Tel: 0264-22-4800 火曜・第4月曜定休
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