現役バンドマンが語る ～エフェクターボード2025編～

さてさて今回は何です？

エフェクターボード！

お、珍しくすんなりテーマが（笑）

今年の！

あくまで今年の、ということですね。今まで何度もやりましたもんね、ボード回。

⇒ 現役バンドマンが語る～エフェクターボード一新編～

ボードにはその時々の気分が出るものだからさ…。

何回やってもいい、と？

それっ！

それなんや（笑）

ボードには揺れ動く男心が…。

はいはい。

ビブラートのようにさ…プルプル…

はいはい。さっさと始めましょう！

全景はこちら！

全景（笑）庭でも紹介するような。

ボードは男の箱庭さ…

はいはい。過去にも言ってましたね。箱庭って。

まずはチューナー！

赤い！

薔薇色さ。

KORGですね。

イエス！定番のピッチブラック！の、限定カラー！ジョニー・ライデンみたいでしょ！？

KORG ( コルグ ) / Pitchblack Advance PB-AD スパークル・レッド（販売終了）

シャア・アズナブルでなく、ジョニー・ライデン…いいですね（笑）その選択、嫌いではないです。

フフフ…

自分はチューナーは最後に置きますけど、王子は最初に置くタイプの人なんですね。ま、最初に置く人のほうが大多数かな。

そうだね、昔から。チューナーのあと、まずはコレ！
euphoricguitars / trad overdrive

黄色というのがいかにもオーバードライブですね。因みにですけど、この「euphonicguitars」のエフェクターは、我々の知人に製作してもらった一点モノで、市販はされてませんのであしからず…

そう！で、これは使いやすくて軽い歪みが欲しい時に最適！これはザ･キャプテンズのライブでは常時オンです。

なるほど。

ハァイ、ジョージ・オンでぃす！

いきなりどうした？（笑）

ギターのボリュームを絞ってクリーン気味でもいい感じなんだよ。次はコレ！
ZOOM ( ズーム ) / multistomp MS-100BT

おなじみ、zoomの便利ストンプ！

でぃす！これは限定カラーではなくてBluetooth対応仕様モデルだからこの色！

ああ、Bluetooth接続で中身を入れ替えたり出来るんでしたっけ？便利になりましたね。いずれにせよ色んなエフェクトが入ってると思いますが、ここではどんな使い方を？

先日のライブではTS系の歪みに設定しておいてコード弾きの厚みを出した。

なるほど。

マルチストンプはかなり色んなことが出来るから、今後の新曲次第で活躍しそう。

ですね。

次で最後だよ！

早！チューナーを除けば3個！

今はこじんまりした箱庭なのだ！

では最後のひとつ、どうぞ。

こちら！

BOSS ( ボス ) / DS-1X ディストーション

安定のBOSS！

BOSSディストーションでぃす！

シルバーのノブで特別感ありますね。

BOSS DS-1X。Xシリーズは好きで、以前は OD-1X を使ってた。

Xシリーズは比較的新しめのモデルですよね。自分もプリアンプの BB-1X を愛用してます。これはどういった使い方を？

うん！単音リードを弾く時に踏むよ！僕の今年のボードは以上かなっ。

早。空間系とか無いんですか？

無い！フィルター系も無い！

潔い。

ザ･キャプテンズではリードギタリストのTomoakingがいるから、僕はシンプルでOK！

王子がギター弾かないライブもありますしね。

ドキ！Tomoakingの足元にはイーブンタイドがあるから何でも出来るみたいだし！

よくわかりませんが、そうなんですね。

ね！

今後足したいものとかあります？

ンー、足したいというか、来年は足元に対する意識が変わってボードも激変するような気がしてる。

王子の足元は毎年…というか数か月単位で変化してますけど、激変？それは楽しみですね。

こうご期待！じゃあ次はホーリーのターンだね。

自分ですか？んー…確かに今年はちょっと変化してますね。というのもメインでやってたバンドが一つ活休になりまして…そのバンドで使ってたボードが一番凝ってたので、それが無くなって今はシンプルになりました。これです。

ZOOM ( ズーム ) / B2 FOUR
DIGITECH（デジテック）Drop

めっちゃシンプル！

ですね。自分でもマルチがメインになるとは思ってませんでした（苦笑）サポートでのライブはほぼこのセットでやりましたね。今年は。因みにこんなパターンもあります。

ZOOM（ズーム）MS-60B+

更にシンプルに？

ということになるのかな？ま、B2 FOURがMS-60B+に置き換わっただけですけど。こちらはスタジオの時とかかな。

どちらもデジテックのDropは置いてるんだね。

そうですね。割とその場でキーが変わる場面があるので、その為に。ホンマはキー変わってもすぐに対応するべきなんでしょうけど、ね（苦笑）

ギターだとカポがあるけどね。マルチはどちらもZOOMだね。お気に入り？

そうですね。以前からマルチストンプの前のモデル（MS-60B）は使ってて、それはあくまでも音色の一つとして使ってましたけど、今はこれ一台で。

それはなにゆえ？

B2 FOURと新しいモデル（MS-60B+）に搭載されてたプリアンプが割と使えたので…この二つに入ってるダークグラスモチーフのプリアンプが良かったんですよね。以前のモデルのはこれが入ってなくて。

ちゃんとアップデートしてるね。流石。

それから、音色の切り替えが意外と簡単に出来ることに今更ながら気づきまして…まずB2 FOURを導入したんですけど、自分は音色を切り替えるには「パッチを切り替える」という方法しか頭に無くて…B2 FOURを弄ってる時に、パッチ内でエフェクターのオンオフをすればいい、ということに気付きました。今更（笑）

なるほど。一つのエフェクターのオンオフならパッチ内で出来ると。

そうなんですよね。二つ三つのエフェクターを切り替えるとなるとパッチで切り替えるべきなんですけど。なので、自分はプリアンプ等で基本の音を作っておいて、その他にコーラス等部分的に使うヤツを隣に入れておき、曲中でそれらをオンにする、という使い方をしてます。

それならコンパクトエフェクターを並べているのと同じ感覚だね。

で、MS-60B+でもその使い方が出来るので、スタジオ用に用意してる、という感じです。

なるほど。荷物も少なくていいね。

そうですね。最初MS-60B+を使った時は、前のモデルで出来たパッチの切り替え方が出来なくなってたので一度仕舞いこんだんですけど、この使い方に気付いてからは愛用してます。プリアンプの音も、全体的に、良くなってますしね。

他には？ホーリーは色々とやってるよね？

そうですね。後は「らいむらいと」用のボードかな。

このボードで使ってるエフェクターは全て過去記事で紹介はしてますが…ちょっと触れておきたいことが…

ん？何？

このボード内でブースト用に使ってる歪み… Papa Goriot Studios のエフェクターを今年サウンドハウスさんが取り扱いを始めてくれたんですよ。

Papa Goriot Studios ( パパ ゴリオ スタジオ ) / ADVENT/MONOLITH

おお！ついに！ホーリーはここの歪み好きだよね。これ、うちのテッドも愛用してます。

これはめっちゃ嬉しかったな。これからはサウンドハウス内で購入出来る！

え？また？今年買ってなかったっけ？

う…今年前半にギター用とベース用を一台ずつ買ってます…予備として。

だよね。相変わらずだね（笑）他には？

ボードとしてはEUB用があるんですが、今年はEUBの登場が無かったので以上…ですね。

なるほど。じゃあ念の為に聞くけど、今後足したいものは？

どうだろな？足したいものは今は思いつきませんけど、実は今年後半に購入してまだ登場させてないエフェクターがあるので、また新しくボードを組むかも…とだけ言っておきます。

さっすがあ！楽しみにしてます、俺たちの箱庭の可能性に！そう、すべては…？

愛ゆえに！