こんにちは。
9月に都内の荒川区にある街中スナック、ARAKAWA LABO本店で実施している定期イベント「街中ミュージック」にて演奏してきました。
そのイベントの様子や、演奏で使った機材を紹介させて頂きます。
街中スナック、そして街中ミュージックについて
街中スナック、とは地域貢献型の新しい飲食店。多世代の交流や街づくりをテーマに居場所づくり、様々なテーマのイベントを行っているお店です。
街中スナックは全国に展開中、ということで、もしかしたら皆さんの街にも来ることがあるかもしれませんね。僕の住んでる街の近くや、地元の東海地方にも来るといいなあなんて思ってます。笑
今回演奏した街中スナックARAKAWA LABO本店は席が15席程度のお店、演奏中もお店の中にいる人全員の顔が見えるくらいのスペースです。

お店の奥にステージ(座敷)があります。

店の中にはお客さんがボトルキープした瓶が至るところにズラリ。圧巻です!

街中ミュージックは街中スナックのARAKAWA LABO本店で月2回程度行っているイベントで、少人数のインストを中心とした演奏を行なっています。多世代が交流する、というお店のコンセプトに合うよう、会話を楽しみながら演奏も楽しむ、というようなカジュアルなイベントになっています。
自分は今回ソロギターで出演しました。カバー曲多めのセトリを演奏しつつ、MCでお客さんと絡みながら居酒屋の雰囲気を崩さない賑やかな感じで進めました。
ライブが終わってひと段落してからは、オープンマイク的な、ストリートピアノ的なお時間に。お店に来ていたメンバーに、店にある電子ピアノでポップスの曲やクラシックの曲を弾いてもらって、自分もまったり聴いてました。
終始和やかで、友達と飲んでる横で演奏が始まるような雰囲気でした。肩肘張らず、カジュアルに生演奏をふらっと聴けるのはいいですね!
ライブの機材とセッティング
街中ミュージックはPAスタッフはいないので、基本的にはアンプ等の調整は演奏しながら自分達で行います。
今回、下記を使ってライブさせて頂きました!
お店にあるものをお借りしたもの
50W出力アンプ ROLAND / Cube Street EX
スイッチ付きダイナミックマイク SHURE / SM58SE
自分で持ち込んだもの
アコースティックギター
当日は雨模様だったので、持ち込みの荷物が少なくて済んだのはありがたい限りでした。
SHUREマイクはスイッチ付きのもの。インストの演奏なので、ハウリング等の事故防止のためマイクを演奏の時に切れるのは意外とありがたいですね。
MCの時にギターの音をミュートするのはHX Stomp側で行いました。チューニングを起動した際に音をミュートするようにしています。
MCの時はマイクのスイッチをON &HX Stompをミュート、演奏の時はHX Stompのミュートを解除&マイクのスイッチをOFFにして演奏します。
下記はHX Stompのチューナー起動後の画面です。HX Stompの音をワンタッチでミュートする手段はいくつかありますが、たぶんこの方法が1番使いやすいのではと思います。

下記は演奏中のステージ足元の写真です。少し暗くて見にくいですが、足元にCube Street EXとHX Stompがあります。配置する場所も省スペースで済んでいいですね。

Cube Street EXについて
ROLAND Cube Street EX、ストリート・路上用のアンプとして注目されることの多いアンプですが、屋内でライブする際のアンプとしても優秀でした!自分も実際にCube Street EXを使ってライブやるのは久しぶりでしたが、実に使いやすいですね!
このくらいの大きさのお店であればこれ一台でライブできるくらい十分な出力で、今回のライブではマスターボリュームは1時くらいで十分な音量でした。また、アンプを台や椅子に置いたり、またはスタンドに立てかけたりできるので、もし客席が遠い、ステージがない場合など編成や部屋のレイアウトによって置き方に調整が必要な場合でも臨機応変に対応できそうでした。
ソロやデュオの編成なら1台、トリオくらいの編成なら2台あれば、アコースティックな編成のライブは十分可能です。今回のライブではやらなかったですが、ピアノとギターのセッションなんてのもこれ一台で実施できますね。
ちなみに今回のライブでは、リバーブ等のエフェクトは全てHX Stompで設定しましたが、Cube Street EXにはコーラスやリバーブ、そしてエレキギター用の歪みのエフェクトも充実しています。エレキギターでも対応できますし、いろんなジャンル、いろんな編成でのライブができそうですね。

PAミキサーやパワードスピーカーのセットほど場所を取らないし、ライブ中の操作も簡単だし、入力端子はコンボジャックが多いのでケーブルが合うか気にしなくていいし、入出力のインピーダンスを見てDIを別途用意するか悩んだりなどが不要だし、とにかく細かいことを気にせず気軽に使えるのがオススメポイントです。
音楽のイベントも取り入れてみたいけれど、音響スタッフはいないしステージ組んだり大きく場所取ったりなどの準備はできないし、、といったお店はぜひ取り入れてみるといいんじゃないでしょうか。バッテリー(乾電池)での駆動もできるし、たまにイベントで外に持ち出して、なんて使い方もできます。
お店にCube Street EXが置いてない?そんな場合も大丈夫。このアンプは7.4kgなので、頑張れば持ち込みでのライブもできます。(さすがに持ち運ぶ場合はキャリングケースがあった方がいいかもしれません。)
もし移動距離や移動手段の兼ね合いで、持ち込みで運ぶにはちょっと、、、という方は、1つ小さいモデルのCube Street IIを使うか、もしくはアコースティックギターしか使わない場合はアコースティックギターに特化しているAC-33のアンプを使う方が良いかもしれませんね。
持ち込みでライブをやる方で、アンプ一台持ってけばそれで事足りる!みたいなアンプを探している方はこちらもよければ参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしょうか。今回は街中スナックとそこでの音楽イベント、そしてCube Street EXを中心に、小さなお店でライブした際の機材を紹介させて頂きました。
身近な場所でふらっと演奏が聴けるのって意外といいものです。今回の記事がそんな試みや場所にとって有用になれば幸いです。
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