
みなさんどうもこんにちは!ギター講師のきとうゆうきです。
今回は、練習用アンプとしてこれ以上ない能力を誇るRolandの「Cube Lite」について紹介していきたいと思います。
ROLAND ( ローランド ) / CUBE Lite Black ギターアンプ
皆さん普段はどんなアンプで練習していらっしゃいますか?
真空管アンプ?トランジスタ?ヘッドホンアンプ?選べるアンプの数は様々あれど
- サイズ
- 音質
- 価格
この3点を考えると練習用アンプに使えるものってある程度限られてくるのも事実じゃないかな?と思います。(本当は真空管アンプで練習したいけど...笑)
実はこのCube Lite、所属しているギター教室にあってかれこれ3年間くらい使っているので、使いやすさやメリット・デメリットは知っているつもりです。
それでは早速、紹介していこうと思います。
■ Cube Liteのいい所①:とんでもなく小さい
一瞬「電池駆動ミニアンプかな?」と思うくらいサイズが小さいです。
幅25cmで高さ、奥行きともに15cm未満というすっごいサイズです。
同一サイズのアンプだとYAMAHAのTHRも捨てがたいのですが、それでもCube Liteのコンパクトさには勝てなかったりします。もちろん、THRは良いアンプですけどね笑
小ささの利点は素晴らしく、特に自宅練習だと大きな影響をもたらしてくれます。
例えば普通のアンプはデスクに置くとかなりのスペースを犠牲にするので、実質床に置いてほこりを溜まらせる...みたいなパターンが多いかなと思います。
その点、Cube Liteは机の一角に置いても問題なく机を使い倒すことができます。
特にお子さんがいらっしゃるご家庭だと、使えるスペースがかぎりなく制限されてくるのでコンパクトなのはやっぱり嬉しいかも?
■ Cube Liteのいい所②:音楽がいい音で鳴らせる
実はCube Lite、この小ささなのにもかかわらずスピーカーが2発搭載されています。
それだけでなくサブウーハーまで積んでいるので音楽や映画をとてもパワフルな音で再生することが可能です。
AUX端子が付いているアンプでも同様に出力は出来る...出来るんだけど...
やっぱりギターに特化した構造になっているのか音楽再生させても割と微妙だったりすんですよね。その点こちらのアンプはウーハーがあるので音楽を聴く、という目的で使ってもアリだと思います!
講師をしていると、忙しい日もあればそうでもない日もあったりします...そんな時にYouTubeで動画を流しながら練習したり、あるいはNetflixで映画を見る時もとても重宝します。
■ Cube Liteのいい所③:練習に最適なクリーンサウンド&リバーブ
本番を想定したソロ練習などは置いておいて、やはり通常の練習だとクリーンサウンドで演奏することが多くないでしょうか?
そんな時に沢山のエフェクトやアンプシミュレーターがあると、音作りが楽しすぎて練習の邪魔になってしまうこともあるかもしれません。
その点、Cube Liteのクリーンはトランジスタ独特なのかとても歪み要素を排除した綺麗なクリーンサウンドを出すことができます。また、リバーブとコーラスが付いているのも嬉しいポイント!特にリバーブは浅くかけておくことで練習も楽しくなるかも...?
■ Cube Liteのいい所④:可搬性
アンプってどうしても重量や大きさがネックとなって移動できないですよね。
ほんとはリビングでちょろっと音出したいなー...っていう時もあるんじゃないでしょうか。
Cube Liteはサイズの小ささもさることながら、1.7kgという軽量なのも大きな魅力のひとつじゃないでしょうか。
この軽さならギグバッグにも搭載できるので友人宅で軽ーく音出ししたり、引越しの時も楽勝で運搬できますね!可搬性というのはアンプを持つ上で意外と大事じゃないかなと思います。
■ Cube Liteの気になる所:歪みの音質
スピーカーの大きさやトランジスタ/真空管などアンプも様々ですが、流石にCube Liteの大きさでMarshallのようなダイナミックな歪みが作れるかと言われると少し無理があるかな?と思います。
クリーンサウンドはかなり良いのですが、歪みはギターを選ぶような印象を受けています。
その代わりと言ってはなんですが、クリーンチャンネルが優秀かつエフェクターの乗りもかなり良いのでトレードオフとして仕方ない部分なのかな?と思います。
という事で、今回はRolandのCube Liteについてご紹介させて頂きました!
いかがだったでしょうか?普段アンプ探しをする時はしばしば真空管アンプや良質なトランジスタアンプに目がいってしまいますよね。
しかし、Cube Liteのようなあえて最低限の機能でコンパクトなアンプも検討のテーブルに上げてもいいかもしれません。
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