
WARM AUDIOから登場した「Fluff Drive」は、同社初となるシグネチャーモデル。
Low Boost、Mid Enhance、ノイズゲート、電圧ブーストといった機能を備え、現代のハイゲイン・プレイヤー向けにチューニングされたオーバードライブです。
既存のデモやレビューはハイゲイン中心のものが多い印象ですが、今回はあえてシングルコイルのストラトキャスターを使用し、ローゲイン領域での音質にもフォーカスして試奏しました。
試奏環境
- ギター: Fender ストラトキャスター
- アンプ: Mesa Boogie Studio .22(CLEAN ch)
- マイク: SENNHEISER MD 421-II
- オーディオインターフェース: RME Babyface Pro FS
- DAW: Logic Pro




試奏内容
今回の録音では、ローゲイン/ハイゲインの2軸で検証しています。
ローゲイン設定(Gain 9時)
Mid Enhanceは全体的に11時〜2時付近で設定。
電圧ブーストは常時ON で使用しました。
1. フロントPU / Mid Enhance OFF
2. フロントPU / Mid Enhance PRE
3. フロントPU / Mid Enhance POSTハイゲイン設定(Gain 4時)
4. リアPU / Mid Enhance OFF / Gate ON / Low B ON
5. リアPU / Mid Enhance PRE / Gate ON / Low B ON
6. リアPU / Mid Enhance POST / Gate ON / Low B ON
7. ハーフトーン(ネック+センター)/ Mid Enhance POST
サウンドの印象
まず感じたのは、ON/OFF時の基本的な音質の高さです。
歪みの粒立ちは「細かすぎず荒すぎず」という絶妙なバランスで、Mid Enhanceの設定で細かさを調節できるようにという意図を感じる。
PREならより目の細かい歪みになるイメージ。
一般的にローゲインではTube Screamer系+Klon系の組み合わせが定番ですが、本機はMid Enhance機能がその役割を担えます。
ペダルボード上で 「TSを前に置くか後に置くか」 といった選択を、1台で解決できるのではという可能性を感じます。
Mid Enhanceは挙動としては単なるトーンではなく、 特定の帯域を軸に周辺を可変させるコントロールという印象。
イメージとしては、語弊を恐れずに言うなら Pro Co RATのFilterに近いニュアンスですが、より能動的に音作りへ関与します。
- PRE: 歪みのクリッピング段に作用 → 粒が細かくなる
- POST: 最終段で効く → クリーンブースター的に抜けを調整
歪み方をコントロールするか、バンド内での抜けをコントロールするか、スイッチ一つで選べる設計になっています。
ハイゲインでは、 ジューシーで芳醇、かつレスポンスの良い歪みが得られます。
フレーズの追従性が高く、「どんなフレーズでも弾けそう」と感じる自然な弾き心地。
Low BやGateも含め、現代的なメタルサウンドへの最適化がしっかり機能しています。
総評としてはローゲイン〜ハイゲインまで一貫して音の質が高く、 特にMid Enhanceの設計はかなり秀逸。
音作りの自由度、実戦的な抜け、弾き心地の良さ、この3点が高いレベルで成立しています。
外観も含めて完成度が高く、 シンプルに「これは欲しい」と思えるペダルでした。

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