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【レビュー】WH-1000XM4を1か月使ってみた!最強のノイズキャンセリング機能と装着感を実現

2020-10-08

テーマ:ヘッドホン

現在地球上で最も優れたノイズキャンセリングBluetoothヘッドホンは、SONYが2020年9月に発売したWH-1000XM4です。その次に優れているのは、その前世代モデルWH-1000XM3。
「進化」というのは必要に応じて生じるものですが、WH-1000XM3には果たして進化の必要性、不満というものはあったのか。しかし実際、XM4はXM3を超えました。これは進化というより、技術的な高みを目指しているような、もはやF1のスポーツカーの世界のようです。

ノイズキャンセリングヘッドホンはどこまで快適な「静粛」を実現できるのか。
そして、WH-1000XM4が実現したものとは何なのか、レビューしていきます。

WH-1000XM4 SM プラチナシルバー

WH-1000XM4 BM ブラック

◯ 空調も家族の話し声も消える!ノイズキャンセリング機能

前機種WH-1000XM3で採用されたノイズキャンセリングプロセッサーQN1はXM4でも健在です。
WH-1000XM4には、QN1の真価を発揮する新アルゴリズムが搭載されています。特に夏場のカフェやオフィスで気になる空調音がほぼ完璧に消えます。比較的離れた位置にあることの多いエアコンはもちろん、身近なUSB扇風機の音まで消えます。カフェで耳障りと感じるのは、比較的高い音である食器の音くらいです。
音楽を流さなくても人の話し声は意味のわかる音として耳に入ってこないので、テレワークで家族の声が気になっている方にもおすすめです。さらに音楽を流してしまえば作業への没入度はとてつもなく上がります。

今まではこの価格帯のヘッドホンはコアな音楽好きが求めるものでしたが、ノイズキャンセリングヘッドホンはもはや仕事道具、一種の生産性効率化ツールとして万人におすすめです。

◯ 快適な装着感と適切なタイミングで働く音楽停止機能

WH-1000XM4がノイズキャンセリング機能の他に、一般的な高級ヘッドホンと一線を画すもう一つの要素として、快適な装着感が挙げられます。
イヤーパッドは非常に柔らかく、耳を圧迫することがないため全く疲れません。さらにヘッドパッドがとにかく肉厚。ヘッドパッドにここまでクッション性をもたせたヘッドホンは中々ありません。

そして脱着時の自動音楽停止/再生が非常に便利です。ヘッドホンを外すとスマホの音楽再生が停止し、ヘッドホンを再び付けると再開します。WH-1000XM4にはハウジングを片手で覆うことにより音楽が停止し外音を取り込む機能や、自身の発話に連動した同様の機能(スピーク・トゥ・チャット)がありますが、この脱着時の停止/再生が誤動作なく完璧に働くので普通にヘッドホンを外してしまいます。
こういったユーザー体験の向上は、スマートフォンやゲーム機を手掛ける家電メーカーならではですね。

◯ 2台同時接続(マルチポイント機能)

WH-1000XM4の目玉機能です。スマートフォンとタブレットや、スマートフォンとPCといったBluetoothデバイスを2台同時接続できます。
音のミックスが行われるわけではなく、一方で音楽再生を行うと一方が停止する、といった具合で音再生自体は排他的です。ただデバイスの「設定」からBluetooth切替を行うよりもはるかにスムースで、特に受電時にスマートフォンに音が戻るのは非常に便利です。
しかし自動的な切り替え故に、PCが音楽再生の主導権を握ったまま、スマートフォンで音楽を再生しても切り替わらない・・・といった細かい躓きにそこそこの頻度で遭遇します。
この問題はスマホアプリ上で手動切替ができるだけでもかなり印象が変わるので、今後のアップデートに期待です。

◯ ゲームや動画で音ズレはほとんどなし(音声遅延/レイテンシー)

音声遅延確認ツール

スマートフォン、PCともに音は0時のタイミング。遅延は感じない。

スマートフォンのYoutubeアプリなどでは、音声遅延を緩和する補正機能がありますが、この環境下では口パク、楽器演奏、銃声、剣戟音などで動画の音ズレを感じることはありません。
これはPC(Windows)でも同様でした。
非常にタイミングにシビアなゲーム、例えば音ゲーでは好みでノーツ調整を行えば十分対応できるでしょう。

◯ 音質

不満を感じる人はほとんどいないでしょう。フラットな音質で、高音の美しさはシリーズ通して素晴らしいです。
解像度も高く、楽器一つひとつの小さな音、ニュアンスをこぼすことなく楽しめます。
ワイヤレスヘッドホンにハイレゾ級音質をもたらすと謳っているDSEE Extremeの実力も本物です。Wifiが繋がっていない環境でも、ついつい音楽ストリーミングアプリの音質設定を上げてしまいます。
本機はSONYの「Headphones」アプリにももちろん登録可能、制御可能で、イコライザーもカスタムできます。プリセットは音楽再生しながら変更できるので、好みを探るのも楽しいです。

また付属の3.5mmステレオミニケーブルを用いて、高音質な有線ヘッドホンとしても使用可能です。

◯ 電池持ち(バッテリー持続時間)

まず電池持ちが気になる場面はないでしょう。ノイズキャンセリングONでもスペック上24時間稼働。
充電コネクタも当然最新のUSB-Cのため、Androidスマートフォンとケーブルを共用できるのも良いです。
付属の3.5mmステレオミニケーブルを使えば、バッテリーが切れても有線ヘッドホンとしても使用できます。

◯ 音の途切れにくさ(接続安定性)

電池持ち同様に気になることはないでしょう。
1か月間のオフィス利用で音が途切れた場面はありませんでした。新宿駅構内でも音が途切れることはなかったため、非常に安定しています。

◯ 音漏れ

構造的に音漏れはしにくいものの、非常に大きな音を出すことが可能なため音量設定には注意が必要です。

◯ ボタン、コントローラー

左側には物理ボタンが2つ、電源ボタンとカスタムボタンが配置されています。カスタムボタンには「外音コントロール」「Googleアシスタント」「Amazon Alexa」を割当可能。
外音コントロールに割り当てると、「外音取り込みON/ノイズキャンセルON/両機能OFF」の切り替え可能です。
再生や曲送り、曲戻し、音量上下(ボリュームコントロール)は右側のタッチセンサーコントロールパネルで行います。
ボリュームコントロールは側面を上下になぞり、曲送り/曲戻しは左右になぞります。再生/停止はタッチセンターコントロールパネルのどの位置でも良いので2回タップします。
古い機種ではパネルの中央を1タップしないと再生/停止が反応しないという使いにくさがありましたが、WH-1000XM4では非常に使いやすくなっています。

なおBluetoothペアリング方法は、電源オフ状態から電源ボタンの長押しという一般的な方法です。

◯ 対応コーデック

SBC、AAC、LDACに対応。apt-Xは非対応。
実際の音質や接続安定性、遅延がどれもハイレベルなことを考えると、特にapt-X非対応という点に課題は感じません。

◯ 課題は強いて言えば価格

WH-1000XM4は音質、ノイズキャンセリング性能、ユーザビリティ、どれをとっても間違いなく現状最強のノイキャンBluetoothヘッドホンです。
強いて言えば、性能に見合ったその価格が欠点と言えそう。技術的なハイエンドを求めなければ、前機種のWH-1000XM3は1万円安価なため未だに選択肢の一つになるでしょう。

WH-1000XM3 BM ブラック

営業企画部 / 中村

プレステとカセットウォークマンで育ちました。鞄にヘッドホンとイヤホンを常備し、家の外にこそ音楽が響く世界に生きています。

 
 
 
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