BEHRINGER / CAT

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Variations

CAT is a duophonic analog synthesizer. It reproduces classic tones reminiscent of classic electronic music.

オリジナルに忠実なアナログサウンド

CAT は、オリジナル機を基にしたアナログ回路を丁寧に再構築し、伝説的な VCO・VCF・VCA が生み出すクラシックな電子音楽のトーンを見事に再現します。

細部にまでこだわった設計により、極太ベースから存在感あるリード、そして幻想的なアンビエントまで、幅広いサウンドを自由自在に作り込むことができます。

重厚で存在感のあるトーン

1970〜80年代のプログレッシブロックやシンセ・ポップで生まれた名曲たちのサウンドを、CAT は見事に再現。

当時の“魔法”を呼び起こすことも、まったく新しいオリジナルサウンドを生み出すことも可能です。

キーボードとの高い親和性

CAT は MIDI 経由であらゆるキーボードに接続でき、直感的な演奏コントロールが可能です。

ピッチベンドは1オクターブ（設定で2オクターブ）まで対応。グライドスライダーでノート間の移行速度を調整すれば、滑らかなポルタメントが生まれます。

LFO Freq スライダーと組み合わせれば、躍動感のあるパルス的なサウンドも作れます。

2基のVCOが生み出す柔軟な音作り

CAT の中心となるのは2つの VCO。デュオフォニック／パラフォニック仕様により、VCO1・VCO2 を独立して制御できます。

Fine／Coarse で精密にチューニングし、Mono/Poly の切り替えで演奏スタイルに合わせた動作が可能です。

Poly では高音と低音を別々の VCO が担当し、2音同時演奏を実現します。

多彩なウェーブとモジュレーション

両 VCO はそれぞれ波形切替スイッチを備え、LFO からサイン、スクエア、S&H、ピッチモジュレーションなど多彩な波形をルーティング可能です。

Mod Depth を調整するだけで、音色に劇的な変化を与えられます。

さらに VCO2 の Sync 機能を使えば、VCO1 を同期させて複雑で迫力のある波形を生成できます。

VCO1 と VCO2 をミックスすることで、深みのある“美味しい”トーンが簡単に作れます。

スライダーで直感的に波形をブレンド

各VCOには専用のウェーブフォームスライダーを搭載。Sub Octave、Saw、Square、Triangle、Pulse を自由にブレンドし、個性的なサウンドを作れます。

力強いVCFセクション

CAT の VCF では、Q（レゾナンス）やカットオフの調整によって、より複雑で迫力のある音色が作れます。

ファンキーなベース、鋭いリード、さらには VCO・VCF・ADSR を組み合わせたドラム的な音まで幅広く対応。2基の VCO との組み合わせが、音作りの自由度をさらに広げます。

より深い表現を生むエンベロープ

CAT のトランジェントジェネレーターは、鍵盤を押すたびに詳細な電圧カーブを生成し、音に豊かな表情を与えます。

ADSR スライダーでアタック・ディケイ・サスティン・リリースを精密に調整できます。AR ジェネレーターも搭載し、よりシンプルなエンベロープ制御も可能。ADSR はリピート動作にも対応しており、さらに S&H は VCO1 またはノイズをサンプルしてランダムパターンを作成できます。

充実の入出力で拡張性も抜群

CAT には豊富な入力／出力端子が装備されており、VCO1/2、VCFへの外部CV入力や外部オーディオの取り込みが可能。

Gate、ADSR、AR、Keyboard などの出力で他のシンセとも柔軟につながります。

さらに Poly Chain によって最大16台を連結でき、最大16ボイスのポリフォニック環境を構築できます。

直感的な操作性と充実のコントロール

合計47の操作子を分かりやすく配置し、音作りの楽しさを最大限に引き出します。

ギア好きの心をくすぐる、操作して初めてわかる“手応え”が魅力です。

Dual VCO design allows for the creation of very thick sounds
Faithful reproduction of the original “CAT SRM II” circuit, a fusion of transistors and JFETs
Pure analog signal circuitry with authentic VCO, VCF and VCA
Four variable oscillator shapes (sawtooth, triangle, modulated pulse, and sub-octave square) for ultimate sound
Duophonic / paraphonic mode allows independent control of both oscillators
Oscillator and filter can be modulated from 6 different sources with 2 modulation depth attenuators
Full analog sine/square wave LFO
Two analog envelope generators for VCF and VCA modulation
White noise generator dramatically increases waveform generation variation
16-voice polychain allows for up to 16 simultaneous voices when multiple synthesizers are combined
Module fits in standard Eurorack case
47 controls provide direct access to all parameters
External audio input jack for input and processing of external audio
External control inputs and outputs (high note CV, low note CV, gates, filters, etc.)
USB/MIDI implementation with selection between MIDI channel and audio priority
Classic filter design (low-pass peak/resonance) with self-resonance capability

■Synthesizer architecture
Number of voices: Duophonic
Type: Analog
Oscillator : 2 (1Hz to 38.5kHz in 6 overlapping ranges) (8 Hz to 900 Hz in 6 overlapping ranges)
LFO : 1 (0.03 Hz to 30 Hz)
VCF: 4-pole low pass x 1 (24 dB/oct, slope)
Envelopes: VCA, VCF

■Connectivity
MIDI input: 5-pin DIN x 2 / 16 channels
USB (MIDI): Type B
Main output (high): 1/4” TS x 1, unbalanced, +10 dBu max.
Impedance: 1 Kohm
Main Output: (low) 1/4” TS, unbalanced, 30 dB below high output
Impedance: 750 ohms
Phones: 1/8” x 1 TRS, stereo
Maximum Output Level: -10.4 dBu
Output Impedance: 8 ohms
Main Output: 1/8” x 1 TS, unbalanced, +9.4 dBu max.

External Control Inputs
VCO1 CV 1 x 1/8” TS, unbalanced, control voltage: -5 V to +5 V
VCO2 CV 1 x 1/8” TS, unbalanced, control voltage: -5 V to +5 V
GATE 1 x 1/8” TS, unbalanced, control voltage: + 2.1 V min.
VCF Fc 1 x 1/8” TS, unbalanced, control voltage: -5 V to +5 V
VCF Q 1 x 1/8” TS, unbalanced, control voltage: 0 V?+5 V
External audio 1 x 1/8 “TS, unbalanced, input impedance: 100 KΩ
VCA CV 1 x 1/8 “TS, unbalanced, control voltage: 0 V?+5 V

■Internal control output
KB CV 1 x 1/8 “TS, unbalanced, 0 V to +8 V
Gate 1 x 1/8 “TS, unbalanced, 0 V / +12 V
ADSR 1 x 1/8” TS, unbalanced, 0 V to +8.8 V
AR 1 x 1/8 “TS, unbalanced, 0 V to +6.5 V

10-pin to 16-pin ribbon cable is not included.

スタッフレビュー

デスクトップタイプのデュオフォニック・アナログシンセサイザー「CAT」を使ってみました！
オリジナルを忠実に再現した回路とフィジカル性は、70年代電子音楽を想像させるクラシカルなシンセサイザーです。トランジスタ由来のオシレーターは、他のシンセサイザーでは味わうことのできない変わった音色が用意されています。デュオフォニック/パラフォニックモードにより、オシレーター選択だけでも曲に生かすことができるのではと感じました。
丸みをおびた独特なスライダーノブとつまみはスムーズに動作し、フィルターやエンベロープなど手動でも滑らかなモジュレーション操作が行えます。
実験音楽やダンスチューン、電子音楽を取り入れたポップスの飛び道具など、クラシックサウンドとしてさまざまなジャンルで使える一台を皆さんもぜひお試しください！

臼井

商品レビューProduct Review

総合評価Avg. Rating：(4)
レビュー数Reviews：2

5		1件
4		0件
3		1件
2		0件
1		0件

2024/10/20

強力なフィルターと低音域に特徴のある廉価版オデッセイ

投稿者名Reviewed by：もんたげ【長野県】

同メーカーのオデッセイと比較して、こちらのほうがノコギリ波の波形が尖っていて高次倍音が出ていること、値段が安いという理由で購入しました。スライダーが小さいのは覚悟していましたが、ADSRのAの調整が少々厳しいこと以外は問題がないです。ちなみにノブもスライダーも動作はスムーズで操作感は良好です。
オシレータ波形を気に入って買ったとはいえ、やはりフィルターの性能には驚かされます。本機のフィルターのキレは絶品で３万円とは思えないです。普通にオシレータにフィルターエンベロープを効かせてブンブン鳴らしても気持ちいいですが、オシレータOFF状態でレゾナンス発振音だけにしても音圧が高いうえに発振がローエンドまで伸びているので、TR-909のような太いバスドラムも作れます。レゾナンス発振でここまで重低音を出せるシンセはかなり珍しいです。そのため、リード用のつもりで購入したのに低音域で使うこともしばしばあります。ベリンガーPRO-1のようなサチュレーション感はなく、音圧があるけれどスッキリと響く低音だと感じます。
なお本機はレガートに弾くとリトリガーが掛からない仕様です。CV/GATEの挙動は不明ですがおそらく同じです。

レビューIDReview ID：153685

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2021/02/13

めずらしい・・・

投稿者名Reviewed by：しろくまさん【滋賀県】

90年代にはわずか中古3台のＣＡＴが中古屋で売り買いされて日本中を巡業していたという・・・まぁ、そんなものがベリンガー新品発売するとは・・・恐ろしい。昔はオデッセイのコピーキャットというネタが強かったけど・・・なにかしら和解したということかな？　オデッセイ同様、実機と比べて、暴走しにくいし、ノイズも少ないし、圧倒的に使いやすい。ただやっぱしスライダーのサイズが小さい。笑。　でもまぁなんといってもツマミも含めて洒落てるし。。ベリモーグがどんどん飽きられて中古市場に流れてる中・・・ＣＡＴは？
　おもしろいですよ。　製造中止になっても、おもしろがられる製品でしょう。もともとそんなニッチな機種。　ぜひオスカーも出してほしいわ。

レビューIDReview ID：114632