先月、音楽情報サイトClassic Rock にて、レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが、ツェッペリン全曲のリマスター作業に取り掛かっているというニュースが発信された。
そして今月の最新ニュースとして、新しいリマスター盤には、ボーナストラックが収録される見込みとのこと。しかしバンド内メンバー全員がまだ同意していないという理由から、ペイジは"もう少し待って"とコメントしている。
ペイジはこう語っている。
「最後にリマスターされた20年前からかなり時間が経ってる。今はどんなものでも質の良いデジタル形式に変換されている事を考えると、ツェッペリンの問題点はまずそこにあるように思う-MP3で聞いたサウンドは正直馬鹿げて聞こえるし、何より実際に作られた音楽がきちんと伝わらないのでは意味がない」
ツェッペリンがレコーディング・スタジオとして使っている、イギリス、ハンプシャー州にあるヘッドリィ・グランジにて行ったバンドのレコーディングやリハーサルを思い出しながら、彼はこう述べた。
「バージョンを変えたり、ミキシングのアプローチの仕方を変えたり、色んな方法でレコーディングしてたよ。"レヴィー・ブレイクス"に関して言えばホールにドラムをセッティングして演奏したから、皆も知っている通り馬鹿でかく、風変わりな音になった。ヴィー・ブレイクスだけじゃなく"カシミール"でもホールでドラムを使ったし、他の曲でマイクをもっと近づけてやってみたりもしたんだ。とにかく色んな形、バージョンで試した。今回はだから、そういう過程をファンの皆が垣間見れたら面白いと思ったんだ。」
その他の特典として、ライブ映像やショートムービーなどが候補に挙がっている。しかしペイジは、今まであった"古いアイテム"は特典として入れない旨を主張。「ただガラクタを放り込むのと違う。十分価値のあるものを作るよ」
ペイジは、メンバー全員がしっかりと同意した上で、来年に入ってから少しずつリリースしていければと考えている。
これと並行して、今週の初めツェッペリンが再集結したライブを収録したDVD"Celebration Day "のプロモーションの一環としてアメリカ、テキサス州ダラスの上空を気球が飛んだ。その時の映像がこれ。
http://www.youtube.com/watch?v=_NpF63x4CMA&feature=player_embeddedニュースサイト / CLASSIC ROCK