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    2011/09/24

    「よく教育された営業マンはより生産的である」という仮定のもと、Rolandは業界で最も包括的な販売トレーニングの試みを始めました。2日半の厳しい授業を受けるべく、ほぼ月に一度、米国中の営業マンがLA本社へやって来ます。製品に関するスペシャリスト、マーケティングリーダー、熟練したスタジオミュージシャン等の授業を受けることができ、そのカリキュラムは実践的・技術的な情報と、すでに立証済みの販売技術が上手くブレンドされたものです。学生の熱意が、このプログラムの有効性を証明しています。NY州Middle Town市Alto MusicのSeth Berman氏は「様々なRoland製品はもう私のレーダー上にあります。製品ライン全体をどう紹介すれば良いのか、以前よりも理解が深まりました。店に戻ったら、前より多くの製品を販売出来るでしょう。」と語ってくれました。

    米国ローランドCEOのChris Bristol氏はこう言明しました。「もしあなたに知識と情熱があれば、お店に来た人はあなたに近づき、あなたから商品を購入したいと考えます。自分が話す内容を理解している営業マンこそ、顧客が店舗に行き、会いたいと思う営業マンなのです。そんな営業マンが推奨されます。私の飼い犬は、あなたが犬好きかどうか一目で分かります。同じように顧客も、あなたが音楽や機材に対して情熱を持っているのかどうか一目で分かります。我々の目標はあなた方をわくわくさせ、あなた方が店に戻った際に顧客をわくわくさせてくれることです。」デジタル音楽製品の増加や複雑化を考慮すると、専門的技術への要求がこれまで以上に重要なのだとBristol氏は強調します。「スペックを列挙するだけではなく、どのように解決策を導き出し、伝えるのかということなのです。売買契約や利益は、顧客の心から不安を取り除くことの出来る人のもとにやって来ます。」

    このことを明確にする為、Rolandはレコーディング機材、家庭用キーボード、ギター製品、電子パーカッション、プロ用キーボード等の各製品グループの各製品についての授業を設計しました。全ての授業は製品実験が大半を占めており、生徒はそこで複雑な機材を操作しながら実践的な経験を積みます。シンセサイザーに焦点を当てた最近の授業では、Dizzy Gillespie、Beyonceらと共演したScott Tibbs氏が最高機種Jupiter-80の持つ、素晴らしい力の見せ方を説明しました。単に特徴を一つずつ述べるより、Jupiter-80の実践的な使用法を見せることで生徒を惹きつけていました。この複雑なキーボードは、文字通り何百もの異なるレイヤーを使用した音作りを可能にし、ビヘイビアモデリング機能でサクソフォンからクラシックギターに至るまでの楽器を模倣してくれます。「Jupiter-80が本当にどれだけ奥深いのかを知るだけでわくわくしました。前機種を改善したものではなく、完全に新種のキーボードです。Scott氏はこの機種の使い方を教えてくれました。」とColorad州Grand Junction市Hart MusicのAaron Hart氏は話しました。Tibbs氏のワークショップは、数ある授業の内のほんの一つです。Roland大学ではアナログシンセサイザーのGaia、キーボードシンセサイザーのJunoファミリー、オルガンのVR-700、ショルダーキーボードのLucinaに関する製品実験の授業もあります。技術的な製品情報に加え、Rolandのスタッフが販売契約成立に向けての実用的なヒントを与えてくれます。キーボード製品マネージャーのEd Diaz氏は、Lucinaショルダーシンセサイザーは常にワイアレス環境で実演するようにと営業マンに助言しました。「一度ワイアレス環境で演奏すれば、もうケーブル環境に戻ることはないでしょう。そこで、即座に付加売上を手にすることができます。」彼はまた「ヒスパニック向けにアコーディオンやキーボードの実演をする際、メジャー6thを多用して演奏して下さい。」と助言しました。シンセサイザー製品マネージャーのVince LaDuca氏はRoland製品ラインナップ上の全キーボードに対する「特徴と利益」について簡潔に紹介し、Jupitar-80についてはこう述べました。「ライブセット、エディット、トーンoブレンディングについては語らないで下さい。この技術から、完全なる臨場感や、アコースティックoトーンとシンセサイズドoトーンのどちらにも当てはまらない表現を得ることが出来る、と説明して下さい。この製品の特徴がプレーヤーにどのように利益をもたらすのかについてのみ語って下さい。」

    1972年の創立以来、Rolandは電子音楽作りを率先し、数々の業界初となる製品を売り出してきました。
    1974年、タッチoセンシティブの電子キーボードを発表。
    1975年、コーラスoエフェクトを開発。
    1982年、MIDIプロトコル作りの基礎を発表。
    1996年、HDR(ハードoディスクoレコーダー)を開発。
    革新の動因は、同社の基本経営方針の一部「ものづくり」や「ひとづくり」に明確に表されています。BOSS部門の頭取であるPaul Youndblood氏が生徒にこう話しました。「"ものづくり"という方針が、我々に楽器に魂を入れるよう仕向けるのです。そのためRolandの技術者は、キーボードに使用する合成象牙の多孔性のような、最も小さなディテールに目を向けます。そして"ひとづくり"という方針から、この大学の授業に投資しています。あなた方が出来る限り実践的な営業マンになれるよう努力しています。」Roland大学は、生徒の精神的吸収力に負荷をかける、製品と販売技術の両方についての教育課程です。自分の店に戻った際に復習が必要な方の為に、詳細なサポート教材を用意しています。授業中に与えられる秘訣を記載した印刷物と実演ガイドに加え、卒業生にはオンライン製品実演ビデオ、包括的な製品スペック、販売ガイドへのアクセス権が与えられます。Sweetwater SoundのKenny Bergle氏はこう述べています。「この教材を得るだけでも、今回やって来た価値があります。」

    技術中心の会社として、Rolandは常に個人的な製品サポートに力を注いできました。LA本社では16のテクニカルoアドバイザーのスタッフが、機材操作の問題を抱えた顧客から寄せられる毎月、数千件の電話対応を行っています。Bristol氏は技術サポートスタッフのことを、顧客満足やRolandブランドの為の"主要だが見落とされた"投資だと話しました。彼は、この教育プログラムに対して同じ見方をしています。「人々を大学の授業の為にここへつれて来るには、費用と時間を要します。しかし、彼らが店に戻った後の販売結果を追跡すると、これが良い投資なのだと分かるのです。」

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