■
Paul Reed Smithアメリカではすでに店頭に並んでいるPaul Reed Smithの「Sweet16」が、音楽業界に旋風を巻き起こしています。Sweet16は、16W、カソードバイアスの6v6パワー管を2本備え、リバーブ、トレブル、ミッド、ベースのトーン構成と、PRSのトランスペアレント・マスターボリューム・サーキットを搭載しています。コントロールには、ブライトスイッチ、ボリューム、リバーブ、トレブル、ミッド、ベース、マスターボリュームが用意されています。さらに、ハイブリッドサーキット技術を用い、電装部は全て手作業で組み上げられているので、高い耐久性を誇り、安定した出力が可能です。
アンプをデザインしたDoug Sewell氏は「Sweet 16のデザインは曲作りと似ていて、始まりから終わりまで自然に導かれていった感じだった。デザインと製造工程のアイディアは溜めてあったので、あとはそれを実行するだけで全てがスムーズに運んだよ。才能と熱意に溢れるスタッフとチームを組み、最高の技術とアイディアを集結出来たことは素晴らしいことだ」と語っています。
デザイン工程では、レイアウトと設計方法を簡略化するために細心の注意が払われています。それに加えて、妥協を許さないパーツの選定と製作スタッフの努力により、コストも低く抑えられました。シングルコイルのはじける様なクリーンから、ハムバッカーのクランチまでトーンの幅は広く取られています。さらに、適度なボリュームの設定によりフットペダルを使うことなく、ギターのボリュームノブを調整するだけでフルレンジのクランチングクリーンを得ることができます。
Sweet 16は、サーキットボードも手作業で組み立てられています。シグナルパスで重要な部分にはシールドケーブルが使われており、ポット、スイッチ、ジャック、パワーチューブソケットは筐体にマウントされフライングリードで接続されています。パワー部には、頑丈で信頼性の高いJJの6V6パワーチューブを採用。Class Aに近いカソードバイアスでプッシュプル形状。この真空管を採用したことにより、どんな音量でも「きらびやかさ」や「艶」、「リッチなハーモニクス」を実現しています。4本のプリアンプチューブには、2つのNOS Philips 12AT7、JJのECC83S、Tung Sol Reissue 12AX7を採用し、クリーンでも、またボリュームによってクランチになる設定でも、そのサウンドの魅力をを最大限に引き出します。
「自分たちが思い描いていたアンプはレベルの高いものだったけれど、しかしチャレンジが好きだからね。価格も、外観も、トーンでも妥協の無い製品を作りたかった。David Grissom氏とのデザインの作成からトーンの最終調整まで、必要なツールは全て揃っていたので素晴らしいアンプが完成した。製作も楽しかったし、それがこのアンプの出来を代弁しているよ。かなりの自信作だね。」とSewell氏は締めくくっています。
日本での発売は現時点で未定です。詳細決定次第WEB商品リストに掲載致します。
Paul Reed SmithオフィシャルサイトSweet16ニュースリリース