The Mix Foundation for Excellence in Audioより「第25回TEC(Technical Excellence & Creativity)アワード」のノミネート製品が発表されました。アワードの授与式は、今年10月10日ニューヨーク市のジャビッツセンターで開催される「オーディオ・エンジニアリング・ソサエティ・コンベンション」において行われます。TECアワードは、プロフェッショナルオーディオ・プロダクションとプロダクトデザインの分野において、技術的に優れた製品に贈られる世界で最も権威のある賞です。
今回、プロダクトデザインにおける16のテクニカル部門と、サウンドプロダクションにおける9つのクリエイティブ部門からノミネートされた製品が発表されました。これらのノミネート製品は、2008年4月1日から2009年3月31日までの期間中に発表または完成した製品とプロジェクトの中から、オーディオ業界の全分野から選出された100名のプロフェッショナルたちによって選び抜かれたモノばかりです。そして8月10日より、Audio Engineering Society (AES)、The Producer and Engineers Wing of the Recording Academy、the Society of Professional Audio Recording Services (SPARS)、Game Audio Network Guild (G.A.N.G.)といった、そうそうたる組織によってオンライン投票が行われます。
Solid State LogicとTC Electronicsは共に4つのカテゴリーにノミネートされ、今年の目玉となっています。続いて、AKGとUniversal Audioが3つのカテゴリーにノミネートされ、Euphonix、Focusrite、JBL、 Sennheiser、Telefunken and Yamahaは2つにノミネートされました。
Mix Foundation社長Hillel Resner氏は「第25回の記念すべき式典に、再びニューヨークへ戻ってこれることを大変喜ばしく思います。TECアワードが誕生したのは1985年、ソーホー地区にあるPuck Buildingでした。組織が昨年Mixマガジンから分離したにも関わらず、我々のプロフェッショナルオーディオ・コミュニティー内における影響力は以前にも増し大きくなっています」と述べています。
「TECアワード」は、第127回AESコンベンションの開催二日目の夜に発表されます。世界各国より500名を超えるトップサウンド&ミュージックのプロフェッショナルが出席する見込みです。この祭典で得られたお金はMix Foundationの教育プログラム(TECアワード、TECnologyホール・オブ・フェイム、オーディオアーツ・サイエンスを学ぶ学生の奨学金)の支援に使われます。
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