昨年の9月~10月の来日公演で、恐ろしいまでにメッセージ性の濃いライヴを披露したモリッシー。そのモリッシーの今までにありそうでなかった伝記映画「イングランド・イズ・マイン」の世界初公開日が明らかになっています。映画はマーク・ギルが監督を務め、イアン・カーティスの伝記映画でもプロデューサーを務めたオリアン・ウィリアムズがプロデューサーを担当。映画自体はモリッシーの許諾を得たものではないとのことですが、この「イングランド・イズ・マイン」というタイトル、モリッシーがソロ時代のベスト盤にでも付けそうなタイトルが実にそそります。プロデューサーを務めたオリアン・ウィリアムズによりますと、映画はモリッシーがジョニー・マーに出会ったところで物語が終わり、主にモリッシーの幼少期を描いたものとなり、「疎外された子供時代を乗り越えて、現在のカルト・スターになるまで」の物語になるようです。スミス時代から今日へと続く内省的な詩、ブラックユーモアに溢れたメッセージ性の原点に触れる内容が期待できそうです。「イングランド・イズ・マイン」は今年の7月2日に第71回エディンバラ国際映画祭でワールド・プレミアが行われる予定です。
モリッシー、伝記映画「イングランド・イズ・マイン」の世界初公開日が明らかに