Blue Note Tokyo でフィーチャーされた、『マイク・スターン/ビル・エヴァンス・バンド featuring ダリル・ジョーンズ&サイモン・フィリップス』公演の模様をレポートします。
 
撮影 : 山路 ゆか / Photo by Yuka Yamaji
■バンドについて
今回の公演一番の見どころは、豪華すぎる4人のメンバー。メインのマイク・スターンとビル・エヴァンスを筆頭に、全員が著名なグループに参加した経歴を持つスタープレイヤーです。
ギター … MIKE STERN (マイク・スターン)
「JAZZの帝王」MILES DAVISバンドのメンバーとして活躍した名ギタリスト
 
撮影 : 山路 ゆか / Photo by Yuka Yamaji
サックス … BILL EVANS (ビル・エヴァンス)
同じくMILES DAVISバンドを支えた名サックスプレイヤー
 
撮影 : 山路 ゆか / Photo by Yuka Yamaji
ベース … DARRYL JONES (ダリル・ジョーンズ)
ROLLING STONESのサポートメンバーであり、JAZZ&フュージョンからROCKまでジャンルを問わず活躍するベースプレーヤー。QSCのエンドーサー。
 
撮影 : 山路 ゆか / Photo by Yuka Yamaji
ドラム … SIMON PHILLIPS (サイモン・フィリップス)
JEFF BECKとの共演、TOTOや上原ひろみザ・トリオ・プロジェクトでの活動で知られるドラマー。レコーディングエンジニア&マスタリングエンジニアとしても活躍。
 
撮影 : 山路 ゆか / Photo by Yuka Yamaji
特にベースのダリル・ジョーンズはQSCのエンドーサーとして公式ページにも掲載されている方であり、本公演でもQSCのミキサーとスピーカーが、高度な演奏を支える機材として活躍していました。
ここで質問を一つ、
「ダリル・ジョーンズはベースアンプを使用せず、代わりにQSCの PA機材を使いセットを組んでいました。どの製品を使っていたでしょうか?」
1. TouchMix8 ミキサー
2. K8 SRスピーカー
3. KSub サブウーファー
答え合わせとその詳細は、後ほどバッチリ紹介しますので、お楽しみに。
まずはライブの様子をレポートします!
■ライブレポ
全7曲のバラエティに富んだセットリスト。一度演奏に引き込まれると、アッという間に時間が過ぎていきました。

「コンニチハ!」と場を和ませる軽快な挨拶で演奏がスタート。
バックのカーテンが赤く染め上げられ、情熱的な雰囲気に会場が包まれる。
「Out Of The Blue」「Tit For Tat」と続く出だしの2曲は、リズム隊が支えるループ・フレーズの上で繰り広げられる、マイクとビルによるソロの応酬。冒頭から始まったハイレベルな即興演奏に会場が一気に湧きたちます。特に、サックスの情熱的な演奏にはシビれる思いがしました。
3曲目「Kings And Queens」からはガラッと雰囲気が反転。水色に染められたバックが心地良い空間の訪れを演出すると、マイクが水々しいギターサウンドを響かせ、また同じくらい透き通った美声も披露。「透明な川底から朝の陽射しを覗いたらこんな感じだろうな」と思わせるような、スローテンポのコンテンポラリー・フュージョンな曲調が心地良かったです。
「Red House」(ジミ・ヘンドリックスのカバー)へと続く終盤は、一転してグルービーなフュージョンを展開。各々の圧倒的な技術が織りなす芸術的な演奏にただただ感服するばかり。躍動感あふれるリズムセクションに、ギターが流れるようなフレーズを奏で、サックスが唸る。これこそジャズだ! と心が踊り出します。ラストはロックのテイストを取り入れたエネルギッシュな曲調で、高揚感が最高潮を保ったままエンディングへ。最後には、感動を共有したフロアの観客ほぼ全員が、まるで天井から糸で操られたかのようにすっと立ち上がり、スタンディングオベーションでメンバーを祝福。自然に湧きあがった拍手喝采には感動しました。
■QSC
さて、機材に目を移しましょう。今回ベースを担当したダリル・ジョーンズが使用していたセットは、サウンドハウスが代理店を務め、アメリカが誇るアンプメーカーQSCの機材を中心に組まれていました。それがこちら!
ステージ上にベースアンプはなく、これが全景です。
ベース本体にミキサーのTouchMix8、左右にスピーカーK8とサブウーファーのKSubが一台という、珍しいセットです。
今回のライブで印象に残っているのは、ベース音の分離の良さ、そしてピッキングニュアンスまで聴き取れる輪郭のくっきりとしたサウンドでした。 その秘密は、ベースから発せられた音を、ダイレクトに余さず伝送する、QSC機材の高い性能にもあったわけですね。
こうしたQSC機材の使われ方について、BlueNoteTokyoのPA担当 福井氏にお話しを伺いました。
「ベースからまずTouchMix8の入力端子に入り、そこから1系統はモニター用としてK-SubとK8へ。もう1系統が直接PA卓に送られていました。」
「10年くらいのキャリアがありますが、このようなルーティングは初めて。TouchMixを介してダリル氏のQSCシステムとPAに同じ信号が送られるので、位相ずれの心配が無く、また初めからラインレベルで色づけの無いクリアな音が卓へ入ってくるので、QSCシステムと音がそのまま繋がり、PAとしてはとてもやりやすかったですね。」
…ということで使用機材の正解は、1.2.3全部でした!

■ダリル氏がQSC製品を使う理由
QSC社が行ったインタビュー動画の中で、ダリル氏はQSCを使う理由についてこう語っています。
「大音量かつクリーンでクリアなサウンドを求めて、結果QSCのKシリーズに行きついたんだ。高いワット数でもクリーンなサウンドが得られるからね。たとえ大音量であっても、本当にクリアなサウンドに対して観客は決して『音が大きすぎる』とは言わない。『ベースを感じられた』と言ってくれるんだ。それがベースという楽器本来の役割だと思うし、人々がベースに求めているのは、正にそこだと思うからね。」
本来はPAエンジニアの使用する機材が、自分の出したい音をそのまま観客へ伝えられる、という理由でトップベーシストに愛用される。そのような使われ方をされるほど、QSCの機材はプレイヤーが寄せる期待に答えてくれる機材、ということでしょう。
以上、 『マイク・スターン/ビル・エヴァンス・バンド featuring ダリル・ジョーンズ&サイモン・フィリップス』公演レポートでした!
■製品紹介
※新モデルK8.2発売中!
















 








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