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QSC ( キューエスシー ) / CP8 PAスピーカー

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小型パワード・スピーカーCP8は、高効率1000Wパワーアンプ、最新のDSPを搭載し、コンパクトなボディからは想像できないほどのパフォーマンスを引き出します。3つの入力端子、ポールマウントを装備し、セットアップも簡単。フロアモニター、楽器用アンプとしても使用可能です。定番の音響システムにフィットするプリセットはワンタッチで設定することができます。スピーチ、ライブ、ダンスなど様々な用途におすすめです。
■タイプ:2WAYフルレンジ
■周波数特性:53 Hz - 20 kHz(-10dB)
■アンプ出力:1000W
■最大出力音圧レベル:124 dB @1 M, peak
■ウーハーユニット:8インチ
■ドライバー:1.4インチ
■入力端子:2 x ロッキングXLRメス/TRSフォン・コンボ
(Line入力、Mic/Line入力)
1 x 3.5 mm TRS (ステレオ入力)
■出力端子:1 x XLRオス (Mix出力)
■スタンドマウント:○(35mm)
■サイズ:H411 x W273 x D256 mm
■重量:9.5kg
■備考:
■周波数レスポンス (-6 dB):56 Hz - 20 kHz
■カバレージ:90° Axisymetric
■アンプ:クラスD
■コントロール
Power
2 x Gain
マイクブーストプッシュスイッチ
6ウェイ・コンツアー・セレクションスイッチ
■インジケーター
Power LED
2 x Input Signal LED
Input B Mic selected LED
Limiter active LED
■AC電源:
ユニバーサルパワーサプライ
100 - 240 VAC, 50 - 60 Hz
■消費電力(100VAC、1/8POWER):0.75 A
■エンクロージャー:ポリプロピレン
■アタッチメント・ポイント:M10
■カラー:ブラック(RAL 9011)
■グリル:18 ゲージ・パウダーコーテッド・スチール■別売アクセサリー
CP8 Tote
CP8 Outdoor Cover
CP8YM-BK

米国を代表する音響機器メーカーQSCから小型パワード・スピーカーCP12、CP8が登場。QSCが築き上げた伝統を踏襲し、優れた品質と変わることのない信頼性のもと、コンパクト、かつ軽量化を実現。搬送が容易で、狭いステージの設置にも対応します。高効率1000Wパワーアンプ、最新のDSPを搭載し、コンパクトなボディからは想像できないほどのパフォーマンスを引き出します。便利な3つの入力端子(マイク/ライン、ライン、音楽再生機器用)、ポールマウントを装備し、セットアップも簡単。フロアモニター、楽器用アンプとしても使用可能です。オプションのヨークマウントを併用することにより、壁やトラスへの設置にも対応。定番の音響システムにフィットするプリセットはワンタッチで設定することができます。スピーチ、ライブ、ダンスなど様々な用途におすすめできるパワード・スピーカーです。

<特徴>
■コンパクト、パワフルな性能
■1000Wピークパワー、クラスDアンプモジュール
■頻繁に使用される用途へ対応するプリセット
■優れたサウンドクオリティーとスピーカー保護のために開発された独自の補正技術を持つ最新のDSP
■Directivity Matched TransitionTM(DMT)によるカバレージ領域全体を通して安定した周波数特性
■軽量、ポータブル
■あらゆる用途にフィットする洗練された外観
■メインPA、ステージモニター、楽器用アンプとして使用可能
■35mmポールソケット付き
■豊富なオプション(ヨークマウント・ブラケット、トートバッグ、アウトドアカバー)

海外レビュー

QSC CPシリーズスピーカー

By Steve Savanyu

優れた音質、耐久性、使いやすさを持つQSCパワードスピーカーは、ミュージシャン、パフォーマンス・グループ、DJ、機材レンタル会社、音響設備にとって最高の選択でしょう。新しいCPシリーズは、お求めやすい価格でQSCが誇るオーディオ・クオリティーを提供します。
ほとんどのユーザーにとって必要のない機能は省きつつ、パワードスピーカーの持つ柔軟性とオーディオ性能を実現します。CP12は12インチウーファー搭載、小型のCP8は8インチウーファー搭載。両モデルともにクラスD、1000Wアンプにより、LFドライバーに800W、HFドライバーに200Wのパワーを提供し、CP12は水平75度、CP8は水平90度のカバレージを持っています。
エンクロージャーは丈夫なポリプロピレン製。QSCの従来モデルよりも小型軽量化を実現しています。また、傾斜面を使用してフロアモニターとしても使用可能です。
底面にはポールマウント・ソケットがあり、持ち運びに便利なハンドルが付いています。重量はCP12が13.7kg、CP8が9.5kgとなっています。
18ゲージ・スチール・フロントグリルがスピーカーを保護。他のQSCのスピーカーと違ってグリルの裏にフォームが貼られてない為、飲み物をこぼしたり、屋外でフロアモニターとして使用した場合の雨が気になります。(QSCはオプションとして屋外用カバーを用意しています。)
リアパネルには、コントロールつまみや入出力端子、電源コネクター、電源スイッチ、電源LED、リミッターLEDがあり、誤操作を防ぐため表面より奥に配置されます。
両モデルとも3種類の入力端子が用意され、入力Aと入力Bはライン/楽器用XLRフォン・コンボ端子、ゲインつまみと信号モニター用LEDがあり、入力Bはスイッチによりマイクとライン入力を切り替えることができます。入力Cは入力Aとミックスされ、ミックス信号はAのゲインつまみによりコントロール。入力Cの信号をミュージック・プレーヤー側のコントロールにより、A、B、C、3つの信号をミックスすることもできます。
ミックスしたライン信号を他のスピーカーに送るためにスルー出力端子(XLR)が用意されています。「CONTOUR」スイッチにより、ライブでよく使用されるDSPのプリセットを選択可能です。プリセット名は分かりやすく表記されていて、用途に合わせたプリセットが選択できます。DEFAULTはフラットなEQ特性を持ち、スタンドアロン、フルレンジ用に調整されています。Ext SUBはCPシリーズをサブウーファーと併用するときに、低域をカットするために使用。DANCEはDJの多くが好む魅惑的なドンシャリ・サウンドを実現。サブウーファーを使用する場合、DANCE EXT SUBにセットします。FLOOR MONITORはDANCEと反対にボーカルを引き出すため、中域を強調。SPEECHはスピーチに最適な音質にするため、低域と高域を抑えます。モードスイッチを切り替えるときは、大きいノイズが出るのを防ぐため、ミュートされます。
今回、CP12ペアとCP8ペアを評価用に受け取りました。最初に気が付いたことは、「包装がしっかりしているな」ということです。QSCがこの点を重視しているのは、さすがだと思いました。包装がしっかりしているので、納品段階での破損を防いでいます。
まず、受け取ったスピーカーを部屋にセットアップして好みのトラックを流してみました。最初、ミュージック・プレーヤーを小型ミキサーのライン出力経由で、Cに直接接続。両モデルともにサウンドはクリアで明瞭、期待以上にしっかりとした低音です。特にコンパクトで軽量なCP8のサウンドは豊かで印象的でした。
次にCONTOURスイッチを使っていろいろなプリセットを試聴。予想通りDEFAULTが一番満足できるバランスでした。
次に、QSCのサブウーファー(K-Sub)を両モデルに接続してみました。これも期待通り明瞭な低音と音圧です。参考までに上位機種であるKシリーズのスピーカーとも比較してみました。Kシリーズのほうがよりスムーズなサウンドが得られるのは認めざるを得ませんが、価格はおよそ2倍になります。多くのユーザーは、新しいCPシリーズの方がコストパフォーマンスが良いと判断するでしょう。

ドイツにおける評価テスト

ドイツで開催されたGerman Musik Festivalにおいて、K-SubとQSC TouchMix16ミキサーと共にCPの実演評価を行いました。ボーカルとソロを伴った伝統的なドイツスタイルのブラスバンドの演奏です。会場はおよそ400人収容可能なGerman cultural centerを使用し、メインPAとして、K-Subの上にCP12をポールマウントして、CONTOURコントロールをEXT SUBに設定。サウンドは音圧が大きくクリアで、部屋の奥まで十分広がっていました。
周りが混雑してきたとき、時々、最大限までボリュームを上げることもありました。夜になって、フェスティバルの終わり頃、運営の人から「今までで最高のサウンドだったよ。来年もお願いしますよ。フル編成のドイツのブラスバンドが定番の「Highway to Hell」や「Don’t Stop Believing」を演奏するのをぜひ聴きに来てください。」と声をかけられました。
CP8はフロアモニターとして使用され、CONTOURスイッチをFLOOR MONITORにセット。サウンドは輝きがありパンチが効いていました。自分の声をはっきりと聴くことができ、ボーカリストなら誰でもきっと満足するでしょう。軽量な本体は移動が容易。傾斜を利用してステージモニターとして設置も簡単。MIX OUT端子を使用してモニターの連結も問題なくできます。

Bistroにて

スタジオで時々小さなステージ、照明などをジャズバーみたいにセットアップして、ジャズのレコーディング・パーティを行います。今回はCP8をフロント・オブ・ハウスPAとして使用してみました。CONTOURスイッチはDEFAULTにセット。驚くようなサウンドが得られました。小さいボックスなのにしっかりとした低域、クリアなミッド・ハイ。広い部屋ならこれをメインPAとして使用しませんが、この用途なら理想的なスピーカーだと思います。

結論

堅実でしっかりとした素晴らしいサウンドを手頃な価格で得ようとするパフォーマーにとってQSCは最高の選択です。CPシリーズは簡単にセットアップできるように設計されたスピーカーです。多数の機能を盛り込むのではなく、オーディオ性能を追求し、お求めやすい価格を実現。しかも使いやすさも考えてあります。柔軟性の高い入力端子、ミキシング機能を持つCPシリーズは、コンパクトで優れたサウンドを持つスピーカーを求めているシンガーソングライターやソロアーティストにとって最適な選択と言えます。

また、機材レンタルビジネスにも理想的。ラップトップとマイクを組み合わせて複数のロケーションを結んで行う会議用システムなどに使用可能です。CP8は小型ながら音楽再生でもしっかりとした低域が得られ、単純に音楽プレーヤーを繋いでレベルを調整するだけで良いサウンドを楽しめます。DJや小規模バンドには、ゆとりのあるパワーと明瞭さが重宝されるでしょう。さらに低音が必要なら、QSCのサブウーファーを追加すれば良いのです。

最後に、こんな話があります。この評価の間に、地元のバンドで演奏している友人が訪ねてきて、CP12を聴いていきました。その後、すぐに自分のバンド用にCP12ペアを買いに行ったそうです。

コンパクトPA QSC CPシリーズ

By Production Partner Magazine (2019年3月)

QSC CPシリーズはサブウーファーとパワードスピーカー2モデルから構成されています。最新のDSPテクノロジーを使用し、小型ながら素晴らしいサウンドを提供します。

当初、大出力PAアンプメーカーとして知られていたQSCは、その後ライブサウンド全体を包括するメーカーとして発展してきました。今日では、ライブ、映画館、各種設備などで使用される機材とシステムを提供しています。ライブサウンド分野では、DSP搭載のデジタルミキサー、パワーアンプ、コンパクトスピーカーからミッドサイズ・ラインアレイまで製造販売しています。固定設備用ミキサーMP-MシリーズはBGMとアナウンス用に設計され、店舗やレストランに使用されています。大規模システム向けには、世界中で知られているQ-SYSシステムを提供しています。Q-SYS Core Processorはアナウンスシステム、スピーカー、パワーアンプ、コントロール・インターフェース、カメラ等を統合し、スタジアム用オーディオ・ビジュアルシステム、カンファレンス・センターなどを構築することができます。今回パワードスピーカーCPシリーズにCP8、サブウーファーにKS112が追加されました。CPシリーズはこれによりCP12とCP8の2機種になりました。両モデル共に、サブウーファーKS112、またはKS212Cと組み合わせて使用できます。頑丈なポリプロピレン製の上面には持ち運びに便利なハンドル、底面にはポールマウント用ソケットがあり、吊り下げのためにオプションのヨークマウント用金具が使用できます。また、搬送用トートバッグ、屋外用カバーも用意されています。8インチ、または12インチ・ウーファー、1.4インチ・ツィーターから構成され、クロスオーバー周波数2.2kHzとなっています。2つのモデルの違いはツィーターのカバレージです。CP8は90度x90度、CP12は75度x75度となっています。用途としては、小規模PAシステムなどですが、DJモニター、またはフロアモニターとしても使用できます。フロアモニターとして使用するために、キャビネットに傾斜がついていて、専用のDSPプリセットが用意されています。

QSC CP8コンパクトパワードスピーカー

CP8は非常にコンパクトなスピーカーで、片手で簡単に運ぶことができ、設置も簡単です。フロントグリルを外すと、ウーファー、ツィーターとポートノイズを回避する大きいバスレフポートがあります。
リアパネルには、電源コネクターとON/OFFスイッチの他に3つの入力を持った一種の小型ミキサーがあり、XLR/TRSコンボ端子による2つの入力をミックスすることができます。入力Bは楽器、またはマイク用、+25dBのマイクブーストボタンを搭載しています。入力Cはステレオミニ端子。スマートフォンなどの音源とマイクからのスピーチを簡単にミックスできます。全ての入力をミックスした信号をXLR出力端子から他のスピーカーや他の機材へ送ることができます。
DSPプリセットは、Default(サブウーファー有/無)、Dance(サブウーファー有/無)、Floor Monitor、Speechの6種類からつまみで選択します。

QSC KS112アクティブ・サブウーファー

CP8ペアと共に使用するサブウーファーとしてKS112をラインアップしています。
クラスD、2000Wアンプを搭載。ディスプレイやつまみ類を保護するために表面より奥に配置、さらにガイドレールが搬送時のダメージから確実に守ります。2つの入力とスルー出力。2つの入力信号は内部でミックスされます。クロスオーバーポイント、ディレイ、その他設定はディスプレイ、各ボタン、つまみを使用して行うことができます。KS112にはハイパスフィルターが用意されていません。信号はフルレンジ・スピーカー側でフィルターをかけます。80Hz/100Hz、どちらのクロスオーバー周波数を使用するかは取扱説明書を参照してください。CP8の場合、80Hzにセットします。
図1と図2にKS112を単独で使用したときとCP8と組み合わせて使用したときの周波数特性を表します。CP8はクロスオーバー付近で良い特性を示してします。低域のカットオフ周波数は40Hz近辺です。50Hzと100Hzの間で強調されていて、これはおそらく意図的に2-3dB増やし、低域を歪ませることなく能力を発揮できるようにしたためだと思われます。

図1
図1
図2
図2

新しいKSシリーズKS212Cは、KS112よりキャビネットが240mm広くなっています。2つの12インチウーファーを、2つの独立したパワーアンプにより駆動し、低域に指向性を持たせています。

Directivity Matched Transition(DMT)

QSC独自の技術であるDMTは、音の拡散において、ピンチング(音量の減少)を起こすことなく指向性を保ちます。CPシリーズはこの技術を有効に使っています。CP8のカバレージは90度、CP12は75度です。12インチ・ウーファーは8インチより密度の高いサウンドを出力することから、同じクロスオーバー・ポイントでスムーズなトランジェントを実現するには、さらに高い音圧のツィーターが必要となります。図6は8インチ・ウーファーとカバレージ90度ツィーターがうまく協調している様子を表しています。このグラフは水平方向の音の広がりを表しているため、クロスオーバー周波数2.2kHzはこのグラフから見えません。-6dBにおいて(グラフのオレンジから黄色の境目)、平均カバレージ角は1kHz以上でおよそ100度です。これはデーターシートにある公式なカバレージ角90度より広くなっています。

図5
図5
図6
図6

スピーカーユニットが上下に配置されているマルチウエイ・システムの場合、水平方向の音の広がりに対しては特に問題ありませんが、垂直方向の音の広がりには少しやっかいなことが起こります。スピーカーの指向性に対する補正に加えて、クロスオーバー領域でのサミングに対する角度に依存したディレイが影響するからです。多くのスピーカーは、これが原因となって、クロスオーバー・ポイント近辺のわりと広い周波数領域において、指向性によるピンチング(音量の減少)の問題を引き起こします。一般に鋭い分離カーブとリニアな位相特性はこの種の望ましくない影響を最小限にすることができます。QSCがCP8にどのタイプのフィルターを使用したのかは分かりません。見つけ出すには多くの時間とテストが必要でしょう。図7の垂直方向の音の広がりを見ると、指向性の問題はなく、ほぼ完璧に見えます。クロスオーバー周波数あたりに狭いピンチ効果が見られますが、その他は水平方向と同じようにスムーズな特性を示しています。ウーファーの中心からずれた位置関係とバスレフポートにより600Hz近辺に少し弱い上下対称性が見られます。

図7
図7
図8
図8

最大SPLレベル

指向性に加えてCP8のサイズと価格も驚きです。最大SPLはCP8がどれくらいパワフルかを表しています。サブウーファーなしで最大10%歪ませる加速試験により、120Hz以上で平均117dB出力することができます。1~3kHzの範囲では、120dBをマークしています。KS112サブウーファーを加えると、低域は50Hzまで拡張し、ここでも120dBをマークしています。これらの性能は小さいCP8とKS112がミニPAシステムとして十分使用できることを表しています。
次の最大SPLテストは、スペクトルを自由に割り当てることができる60種類のサインカーブを使用したマルチトーン手法として一般に知られています。結果を図9、10に示します。

図9
図9
図10
図10

歪みの値をシミュレーションするため、ハーモニックや相互変調歪みなど、実際の入力信号とは無関係に全スペクトラム線が追加されます。ボリュームはトータル歪みがリミットの10%(-20dB)に到達するまで上げることができます。言い換えれば、リミッターがこれ以上、上げられないレベルになるのを防ぎます。CP8は、フルレンジモード、無反響、フルスペース、距離1mの条件で、EIA-426Bを使用し、一般的な音楽のスペクトラムに対してピークレベル122dBを出力します。達成した平均SPLは110dB。KS112サブウーファーと併用して126dBピーク、平均114dBとなっています。メーカーのデーターシートではCP8が124dB、KS112が126dBとなっています。フルレンジ・スピーカーとサブウーファーの組み合わせでは詳細な情報は与えられていません。今回、我々が行ったテストはデーターシートの値の有効性を証明するものとなりました。

結論

今回のリスニングテストでは、CP8を無反響ルームに設置しました。大音量にもかかわらず、締まりがあり、音質も素晴らしいです。あえて問題点を挙げるとすれば、サブウーファーを併用したとき、CP8の低音が前に出すぎてしまうことです。しかし、これはEQを使用して容易に修正できます。CPシリーズは、求めやすい価格設定により、少ない予算で数多くのスピーカーを準備することができるでしょう。

QSC CPシリーズ・パワードスピーカー

素晴らしいサウンド、コンパクトサイズ、そして軽量。ミキサーを必要としないサウンドコントロールを搭載。

By Loren Allrin, Church Production Magazine

2019/01/22

パワードスピーカーは、よりパワフルになり、その用途を広げながら、価格はより求めやすくなっています。パワードスピーカーのリーディング・カンパニーであるQSCは、この変化に対して大きな役割を果たしてきました。今回発表したCPシリーズは、性能の向上と低価格化、この両方の流れをさらに推し進めるために開発されました。
CP8とCP12は非常によく似ていて、その違いはキャビネットの大きさとウーファーの大きさ(それぞれ8インチ、12インチ)くらいです。両モデルともに1.4インチツイーターを使用していて、指向角度はCP8は90°、CP12は70°です。両モデルともにコンパクトで軽量、持ち運びもセットアップも簡単です。

様々な利点

大きさや重さ以外、CP8とCP12に使用されている部品は共通です。1000WのクラスDアンプを搭載。800Wはウーファー、200Wでツイーターをドライブします。CPシリーズは、小さいスピーカーは小さい音しか出ないという常識を覆しています。最大SPLは124dB(CP8)、126dB(CP12)。より大型のCP12は50Hz(-6dB)まで、CP8は55Hzまでの低域を再生します。
素晴らしいサウンド、コンパクトなサイズ、軽量、広い用途に対応する入力端子、様々なマウント方式に対応、CPシリーズは様々な利点を持つスピーカーです。
様々な用途とシステム構成に対応するため、いろいろな音質を作ることができるシグナルプロセッシング機能を持つDSPを搭載し、ロータリーノブを使用して選択する方式を取っています。Default、Dance、Floor Monitor、Speechが用意されていて、Default ExtとDance Subでは、80Hzのハイパスフィルターが有効になり、拡張用のサブウーファーが使用できます。完成度の高いサウンドはスピーカーで音色を調整する必要がないため、特定の曲調に合わせたEQプリセットというのは存在しません。背面パネルにあるDanceという表記にとらわれず、フラットなミックスに重低音と高音を強調するプリセットだと考えるほうが良いでしょう。4つのプリセットを試すと、それぞれの効果に驚くと思います。今回、プリセットの表記は無視してCP12はDefault(ハイパスフィルターOFF)に設定し、サブウーファーを追加、CP8はDance(ハイパスフィルターON)に設定してフロアーモニターとして使用しました。Speechはサウンドをフラットにする効果はあまりありませんが、ボーカルに明瞭さを加えることができます。CPシリーズのDSP設定はサウンドの選択幅を広げ、様々な用途に使用できます。

CPシリーズは3つの入力があり、同時に使用可能です。XLR/フォン・コンボが2つ(入力A、B)、3.5mmステレオミニが1つ(入力C)用意されています。入力AとCには共用のゲインノブとシグナルLED。入力Bにはマイク・ブーストボタン(25dB)があります。Speechのプリセットは入力Bのみ有効です。例えば、Danceのセッティングのときに、マイクブーストのスイッチを押すと、入力BはSpeechのプリセットに設定されます。他の設定は3つの入力全てに有効となっています。(DSPによるサウンド・エフェクトはミックス出力には反映されません。)
CPシリーズにはミキサーを不要とする、簡単で便利なサウンド設定機能があります。
様々な用途に対応できることがCPシリーズスピーカーの特長です。簡単で便利なサウンド設定機能があり、ミキサーを必要としません。

  • ボーカルマイク、アコースティックギター、バックミュージックを接続
  • ボーカルマイク、キーボード、ワイヤレスマイクを接続
  • ゲインコントロール付き入力を備えたフロアモニターとして使用

他にもたくさんの用途に対応します。25dBブーストスイッチをONにしても、マイクが口元から離れていたり、か細い声だと、設定によっては十分な音量を得られない可能性があることは、留意してください。

オプションと評価

CPシリーズは様々なマウント方式に対応しています。フロアモニター用に傾斜したエンクロージャー。スタンド、またはサブウーファー(QSC KS112など)のトップにポール・マウントするためのポールソケットがあります。さらにスピーカーを垂直、あるいは水平に吊り下げて角度を調整できるヨーク金具があります。QSCはスピーカー設計に関して長い歴史と経験があり、素晴らしいサウンドを持つスピーカーを開発してきました。CPシリーズはこの伝統を受け継いでいて、私はこの小さなスピーカーから出るサウンドのクオリティーとボリュームに感銘を受けました。もし、QSC社がCPシリーズとセットでサブウーファーを売り込もうとしても、うまくいかないと思います。なぜなら、CPシリーズは単体でも十分な低音が出るため、ほとんどの用途でサブウーファーを必要としません。特にCP8は、「サブウーファーはどこにあるのか?」と他人から尋ねられるかもしれません。
CP8はCP12よりずっと小型にもかかわらず、最大SPLは2dB小さいだけです。十分なレベルの低音があり、広い指向角度90°は小さい部屋での使用やモニタースピーカーでも十分な性能を発揮します。小型のウーファーから出る音の十分な拡散により、広いスイートスポットが得られます。
素晴らしいサウンド、コンパクトなサイズ、軽量、幅広い用途に使用できる入力、様々な設置に対応できるマウントオプションなど、CPシリーズは期待通り、メリットの多いスピーカーです。

QSC CP8パワードスピーカー

QSCがラインナップに低価格帯のモデルを加えて戻ってきました。今回QSCがリリースした製品がどのくらいコストパフォーマンスが高いか、Alex Wilson氏が、詳しく報告してくれます。

By Alex Wilson

スピーカーの性能と大きさはトレードオフの関係にあります。小型スピーカーは十分な音量が得られないし、大音量、クリーンサウンドを求めるなら、多くのコストと運ぶ労力が必要です。
QSCが発表した新しいCPシリーズは、この困難な問題の解決を狙って開発されました。Quilter Sound Companyは1968年にカリフォルニア州で創立以来、洗練されたライブサウンド、劇場用機器、そして音響システムの会社として確固たる地位を築いてきました。最近は、そのブランド力を維持しながら、小型でシンプルな製品の開発にも取り組んでいます。
QSCの創設者であるPat Quilter氏がQSCの取締役会会長として残りながら、彼の名前を冠したブランドを立ち上げているのはとても興味深いです。彼のQuilter Labsは小型の楽器用ソリッドステート高級アンプを作るベンチャー企業です。Quilter氏の高性能設計と伝統の技術を守って作られているため、興味がある方なら一見の価値があります。

十分な低域を持つ高性能スピーカー

話をCPシリーズに戻しましょう。今回8インチ・ウーファーを搭載したモデルを入手しました。これ以外に12インチ・ウーファーを搭載したモデルもあります。8インチモデルを箱から出して最初に気がつくことは質量9.5kgという軽さです。
今回の発表は、ポータブルなスピーカーを買おうとしている人にとって、ぴったりのタイミングです。既に意中の製品を検討中なら尚更でしょう。ポールマウントが可能で、楽器用アンプやステージモニターとしても使用できます。さらにエンクロージャーの傾斜を使って演奏者が聴きやすい角度に設置できます。
また、オプションとしてヨークマウント金具、頻繁に輸送するのであれば専用カバーとバッグも用意されています。
パワーは1000W。十分な低音を響かせ、大音量を繰り返し再生する十分なヘッドルームがあります。CP8のスペックを見ていくと、音圧レベルは124dB SPL、周波数特性47Hz~20kHz、カバレージ角90°となっています。
カタログスペックの先入観にとらわれずに、サウンドだけに注目してもCP8は本当に素晴らしいスピーカーです。QSCは高性能オーディオ機器メーカーとして評判が高く、今回のCP8も例外ではありません。実際、小型ながら低音の響きは素晴らしいものがあります。Contourノブにより、音色の調整も可能です。

「ダンス」、「フロアモニター」、「スピーチ」のプリセットが用意されていて、さらに「デフォルト」、または「ダンスモード」を選択しつつ、サブウーファーを追加するモードがあります。もっと精密なコントロールができるEQを望むユーザーにとっても、このシステムの容易さとわかりやすさには興味を持つでしょう。

とても便利なミキサー機能

CP8の入力はとても充実しています。ライン、マイク/ライン(マイクブースト付き)、3.5mmステレオミニの入力を3つ装備していて、別々にボリュームをコントロールすることができます。また、スピーカー本体だけで3つのチャンネルをミックスすることができます。
iPadからバックミュージックを流し、歌い、楽器を演奏する大道芸人にとってCP8は一台でミキサーの役割も果たす最適なシステムと言えます。セットアップはとても簡単。設置後すぐに使用できます。また、その軽量さから、屋外で活動するミュージシャンにとっても良い選択と言えるでしょう。
さらに、CP8は最も安価なスピーカーとは言えないまでも、コストパフォーマンスは抜群です。QSCは高級機器のメーカーとして有名ながら、CP8は比較的安価に、高品質を提供します。

まとめ

QSC CP8は非常にコンパクトにもかかわらず、優れたサウンドを実現しています。クラスDの 1,000Wアンプにより、軽量なフレームから驚くような音量が得られます。可搬性と音質はスピーカーを購入する際に重要なポイントです。その両方を満足させるとともに、よく考えられた入出力は使いやすく、このクラスではベストのスピーカーと言えます。

注目すべき点

  • 感度124dB SPL、周波数特性47Hz~20kHz
  • 広いカバレージ角:90°
  • ゲインコントロール付き3チャンネル入力
  • 便利なDSPオプションとプリセットスイッチ
  • 小型軽量

利点

  • 小型軽量
  • 広い用途
  • 高いコストパフォーマンス

留意点

EQ設定がプリセットのみのため、細かいコントロールは不可

QSC CPシリーズ ~パワードPAスピーカー~

QSCがエントリークラスに投入した初めてのスピーカー。CPシリーズをさっそくテストしてみました。

QSCは長い間ポータブル・パワードスピーカーの世界で中心的な役割と果たし、そのシステムはパワー、性能、品質において高い評価を得ています。しかし、エントリークラスと言われる領域において、ラインナップがありませんでした。今回リリースされたCP (Compact Powered) シリーズが、そのラインナップの穴を完全に埋めてくれました。CPシリーズをリリースするにあたり、その背景にある開発ポリシーは、低い価格ながら既存のモデルの単純な廉価版にしないということでした。価格は、成功を収めたKシリーズより低く抑えながら、全ての領域にわたり全く異なる設計を行い、キャビネットサイズと形もKシリーズとは全く別のものとなりました。私が知る限り、プロセッシング、アンプ、ドライバーはCPシリーズ独自のものです。

高級品を扱うメーカーがエントリーレベルの製品を売り出すとき、最初に思い浮かぶのは、いつも「この価格で期待できる性能が得られるのか?」「メーカーとして誇れる性能と品質であるか?」です。QSCの機材が安価なエントリークラスだと思っている人はいないでしょう。高い評価を得ているブランドのライブ機材としてCPシリーズを位置づけようとするなら、CPシリーズはその期待に添う要素を数多く持っていると思います。

現在、2つのモデル(CP8とCP12)が既にリリースされています。両モデル共にポリプロピレン製キャビネットを採用、リアパネルに3つの入力端子を持ち、同じパワーアンプを搭載しています。明らかな違いは、ウーファーサイズとスピーカーの大きさと質量、そして最大SPL値です。コンパクトで、縦長のKシリーズに比べるとより正方形に近い印象です。CP12は幅350mm、高さ516mm、小型のCP8は高さ411mmです。質量に関しては、それぞれ13.7kg、9.5kg。持ち運びやすい質量です。見た目より重く感じるのは頑丈に作っているからだと思います。市場にはもう少し軽いスピーカーもありますが、CPシリーズはそれらと比較して、がっしりとして見えます。フロアモニターとしては、質量バランス、傾斜角度もちょうど良く、滑りやすい床の上でもゴム足がついていて安定感を与えます。両モデルには高効率クラスDアンプを搭載。最大出力はウーファーが800W、1.4インチ高域コンプレッション・ドライバーが200Wとなっています。届いた箱を開けて最初にCPスピーカーの外観が気に入りました。特にキャビネット上部にある大型の頑丈なハンドルが好印象です。さらに、CP12には側面に凹みがあり、スタンドやポールにマウントするときに持ち上げて位置合わせをするのに便利です。黒色メタルグリルがキャビネット前面を保護し、叩いても異音はありません。スピーカーの底にあるポールマウント用ソケットを取り外して内部を見てみました。支柱が本体と一体化されているのが分かりました。それに沿ってきれいに貼られた吸音材、存在感のあるドライバーマグネット、整然と配線されたケーブル類が見えました。
感心したのは、スピーカーの空間とアンプの間がパンチ穴のある金属板により仕切られていたことです。これはファンを用いずに冷却の効率を上げるためでしょう。

操作パネル

リアパネルには全ての入出力とコントロールがあります。A、B、C、3つの入力があり、AとBはXLR/TRSコンボ、Cは3.5mmステレオミニ(CDなど外部音源用。内部でモノラルに変換)となっています。他に、チャンネルA、Cレベルコントロール用つまみ、チャンネルBレベルコントロール用つまみがあります。チャンネルBにはマイク信号ブースト用(25dB)ボタンがあり、ワンプッシュでマイクとラインを切りかえることができます。ブーストの状態はLEDにより表示されます。

CPシリーズには様々な用途向けにEQプリセットが用意されていて、ロータリースイッチにより簡単にEQカーブを切りかえることができます。EQを切り替えるとき、システムは一時的にミュートされ、ノイズが発生することはありません。Default、Dance、Floor Monitor、Speechのメニューが用意され、DefaultとDanceにはさらにサブウーファーと同時に使うときの設定があります。プリセットの名前からその用途が容易に想像できるでしょう。マイクブーストを押すとEQに影響があります。Dance、またはDance with subにセットされているとき、入力Bのマイク・ブースト・スイッチをオンにすると、自動的にSpeechと同じEQカーブに切り替え、25dBをゲインに加えます。

Danceにセットしている場合、音源と、マイクを別々に接続するだけで、ミキサーを使わずに最適なEQが得られます。これはDJが喜ぶ機能でしょう。

電源投入

CP8とCP12についての最初の評価を、音楽を流して行いました。そこで受けたこのスピーカーの最初の印象は、「意外性」と「大きいパワー」でした。そのサイズとカタログスペック124/126 dB SPLからは想像できない出力とパンチのあるサウンドが得られました。両モデル共に、音飛びが良い明瞭な高域とそれを際立たせる中域を持っています。CP8には十分な中域があります。そこでトラックのトップエンドを押さえて、バランスを取り、スタジオで居合わせたボーカルとギタリストとセッションしてみました。Danceプリセットにセットすると、低域を少し強調し、狭い部屋にぴったりのサウンドになりました。
このスピーカーの特性が分かってくると、ライブモニターで使ってみたくなり、数日後、実際に使用してみました。

CP12はさらに太く豊かな低域を持ち、アタック感のあるパンチの効いた低域と中域を出力します。Danceプリセットを使用すると、低域はさらに太くなり、中域がスムーズになりました。EQとブーストを組み合わせていろいろ試していたら、チャンネルBのマイクブースト・スイッチを押すと、チャネルAだけで再生していても、少しの間システム全体をミュートすることに気がつきました。

QSCのスピーカーはノイズが少ないという点で評価が高く、待機状態では、ノイズはほとんど発生しません。電源のON/OFF時にも自動ミュートによりノイズはありません。
私のこだわりからですが、ステップ式のツマミは数字に合わせ確実にセットできるのが良いですね。

ライブアクション

CPスピーカーをいくつかのコンサートに持っていき、メインとモニターに使用しました。それぞれ特長に合わせて、CP12はボーカル/ピアノ/管楽器用PAに、CP8はメインボーカルのフロアモニターとして使用しました。システムは180人程度のホールでうまく働き、どの声量でもボーカルの明瞭さは保たれていました。その時のボーカリストもCP8を気に入って、音が大きすぎることもなく、音抜けの良さとクリアさを保っていたと言っていました。

CP12に関しては、さらに大きな野外ステージでフロアモニターとして使用し、素晴らしいサウンドを出力しました。次に、CP8をピットで演奏するバンド用にキーボードアンプ/モニターとして試し、最終的にはオーケストラの中でピアノの音域を拡張するために使用しました。そこでも理想的なサウンドが得られました。エレクトリックピアノが作るような音ではなく、スピーカーからの出力であることを感じさせない、クリーンな中域、引き締まった低域、超低音を強調し過ぎないサウンドになっていました。ギターアンプとしても効果的だと思います。スタジオにぜひ一台欲しいですね。

スタジオに戻って

CPスピーカーを再びスタジオに持ち帰り、返却する前日にボリュームをリミットまで上げてみたり、やれることは全てやりました。リミッターがスムーズに働くのが印象的でした。このスピーカーは技術的に本当にうまく作られていると思います。最大出力を出すために、CP12ペアにサブウーファーをそれぞれ接続して、Default with subプリセットを使用しました。このセットアップだと、パワフルな高域が独特の音質になり、ライブで使わなかったのはもったいなかったなと思いました。

最後のテストとして、CP8とサブウーファーを組み合わせてみる必要がありました。これは期待以上の結果となりました。CP8のみでも、小さいサブウーファー(QSCの製品で一番近いのはKS112でしょうか)と一緒に使えば、ラウンジやバーのような落ち着いた環境にちょうど良いと思いました。

まとめ

CPスピーカーを使ってみて、QSCは狙い通りのスピーカーを作ったと思います。単に「安いスピーカー」としてではなく、Kシリーズより手軽な価格でありながら、特に会場の規模が適切であれば、一般のライブ用途には十分なスピーカーといえます。Kシリーズの安価版というわけではなく、QSCの最新技術を使用した全く新しい製品となっています。高い品質に仕上がったCPシリーズは、人間工学に沿って設計されたコンパクトなパワードスピーカーです。両モデルともにアンプを内蔵し、モニターとして優れた性能を発揮します。将来的に、QSCのKシリーズレベルまで機材の拡張を考えているなら、今すぐCPシリーズを検討してみるのはいかがでしょうか。

QSC CPシリーズ ~コンパクトスピーカーの新製品をレポート~

By Craig Leerman

QSC CPシリーズには8インチ(CP8)と12インチ(CP12)のモデルがあり、両モデル共に1.4インチ・コンプレッション・ドライバー、800W(LF)と200W(HF)を出力するクラスDアンプ、DSPプリセットが搭載されています。
ステージモニター、ポールマウント、ヨークマウント(M8アタッチメント・ポイント)に対応。搬送用バッグ、屋外用カバー、簡単に取り付けできるヨークマウントがオプションとして用意されています。
二つのモデルの違いはウーファーのサイズと指向角度です。CP8は8インチウーファーを搭載し、指向角度90度、周波数特性56Hz~20kHz。CP12は12インチウーファーを搭載し、指向角度75度、周波数特性49Hz~20kHzです。
両モデルともに同じDSP、リアパネルにはゲインコントロール付きライン入力(XLR/TRSフォン・コンボ)、ゲインコントロール付きマイク/ライン入力(XLR/TRSフォン・コンボ)を搭載しています。また、信号レベルを表すLEDインジケーター、マイク/ライン入力にはマイクレベルを選択する為のマイク・ブーストボタン(+25dB)、各種音楽プレイヤー再生用3.5mmステレオミニ端子があります。XLR出力端子からは、他のスピーカーに3チャンネルの入力全てをミックスした信号を送ることができます。
さらにDSPがリミットを検知したことを表示するリミットLEDと電源LEDを搭載し、DSP音質調整用ノブによりプリセットを選択することができます。プリセットとして、Default、EXT Sub、Dance、Dance EXT Sub、Floor Monitor、Speechを用意。電源スイッチとIEC電源コネクターが搭載されています。
エンクロージャーはポリプロピレン製(黒)、18ゲージ・パウダーコーティング・スチールグリルがついています。寸法は、CP12が516 x 350 x 323 mm、重量は13.7kg、CP8が411 x 273 x 256 mm、重量は9.5kg。
成型プラスチックハンドルが上部についていて搬送に便利です

外観と機能

CP8ペアを取り出して最初に気がついたのは、全面カバーのフロントグリルでした。とてもシャープなデザインです。上部にあるプラスチックハンドルは大きく、持ちやすく、大きな手に手袋をしても問題ありません。
一般にポールマウントスピーカーとして12インチや15インチウーファーを搭載したものが好まれますが、私の会社では8インチから10インチウーファーを搭載した小さいモデルが良く使われます。これらは、主にBGMとスピーチを併用する会社のイベントに最適です。美的観点からも、あまり目立たない外観が良いでしょう。
CP8はその小さな外観と軽さから完璧なモデルです。もちろん通常の音楽再生用として十分な重低音を出力し、バンドや低音が効いた音楽をサポートする必要がある場合、サブウーファーを追加することもできます。
テストするため、お気に入りのテストトラックを数曲流しました。リアパネルのツマミ類はわかりやすく、初心者でもマニュアルを読むことなくDSPの働きを理解できるでしょう。
CP8はその小さなボックスからは想像もつかない驚くような低音を響かせ、全体的に明るい音質を持っています。DSPの初期設定はフラット、EXT Subにするとサブウーファーが担当する低域をカットします。QSCは以前に評価したKS212Cデュアル12インチ単一指向性モデルなど、すでに多くのサブウーファーをラインアップしています。
Dance EQにすると、少なくとも私の耳にはドンシャリの周波数特性を持つ音質になり、多くのDJとその観衆が好む低域と高域をブーストしたサウンドになります。このプリセットを使用すると、それほど大きくない音量でも低音を響かせることができます。
Dance EXT Subの設定にすると、低域をカットし、Dance EQパラメーターの特性を残しつつサブウーファーとマッチするようなサウンドになります。Floor Monitor設定にすると、モニタリングに特化した音になり、ステージにモニターを置いたとき起こる低域の応答性を補正します。
最後に、Speech設定はボーカル領域である中高域を強調し、低音が大きくなりすぎないように少しカットします。この設定は自分の声でもうまく働くことを確認しました。しかしDefault設定でも十分に自分の声をうまく出力できました。おそらく、ほとんどの場合、フルレンジ再生をサポートするためDefault設定を使用することになるでしょう。CP12ペアは、12インチウーファーを使用しているため、予想通り低域の存在感があり、高域はCP8と同様のパフォーマンスを聞かせてくれました。

小さいが強力

CP8を現場で試しました。最初は会議室(広さ20mx9m)で行われる、ある企業のイベントでした。スピーカーは三脚に設置、カバレージ角90度に会場が収まるようにステージの左右に置きました。Defaultに設定するだけで、男性発表者の声も女性発表者の声もはっきりと聞こえ、音楽にも十分な低域が得られました。
次に地方の学校で数回行われたシンガーソングライターLizzie Siderのコンサートに機材を持ち込みました。ある時、ミキサーがステージ後ろの、重いビロードカーテンの裏側に置かれたため、PAがまるで聞こえませんでした。そこで、コンソールの隣にキュー・スピーカーとして大きめのCP12を設置し、バランスを調整しました。
別の日は、CP12ペアをステージモニターとして設置しました。Lizzieの隣に立ってサウンドチェックを行い、彼女のギターとボーカル、そして他のトラックがキーボード伴奏を含めてクリアに聞こえるか確認しました。調整が終わると、彼女は音にとても満足していました。このスピーカーは小さいステージで演奏するモニターとしても優れた選択です。特にCP8はとてもコンパクトで、音量も十分です。搬送のときにも荷台のスペースを取りません。

その他

続いて、カジノの大広間で行われたある企業の発表会にCP8を使用しました。再び三脚に取り付けてステージの左右に設置し、100名以上の参加者の席をカバー。女性司会者の声は豊かで明瞭でした。ショーの一環として、クラブで鳴らすようにマイケル・ジャクソンの曲を小型のCP8で響かせました。
最後は、Get Out The Vote(選挙に行こう)集会でした。大規模な設備の中で、CP8はステージ横、ミックスポジション用のキュー・スピーカーとして設置しました。今回もサウンドは素晴らしく、ラッパーのA2が「コンパクトなのにスピーカーの音量と明瞭さが印象的だね」とコメントしていました。
CPシリーズを様々な用途に使用してみて、私は高い評価を与えます。使いやすく、やりたいと思ったこと全てを処理してくれました。ヨークマウント、トラスから吊り下げる、ポールマウントなど柔軟に設置できるのも気に入りました。
企業やレンタル会社としては、様々な用途に使えます。メインスピーカーとしても、会場全体をカバーするためにも、ステージモニターとしても優れています。大道芸人やDJにも気に入られるでしょう。

QSC CP8パワードスピーカー・レビュー

11月9日 By Lewis Noke-Edwards

CP8はQSCによる1000W、2wayスピーカーです。ライブ、クラブ、DJ、ダンスミュージックなど、FOH用スピーカーやライブのシングルモニターとしても使用されています。パーティー会場、ライブステージ、DJイベントにおいて、スムーズでシンプルなモニター・セットアップを実現するプロセッサーも搭載。フルレンジ8インチコーン、1000WクラスDアンプモジュールを内蔵し、同クラスのスペックを持つスピーカーと比べてコンパクトな設計です。また、QSC独自のサウンドコントロール技術により、様々なユーザーの異なる使用環境に合わせてスピーカーをチューニングすることができます。さらにQSCのDirectivity Matched Transition(DMT)を採用し、会場に均一なサウンドを出力します。CP8の外観はブラックに統一され、ライブ会場や演奏者の要求に応えるステージモニターとして優れた性能を発揮します。
CP8は音源のサウンドを忠実に再現。これまでのスピーカーと比べても再現能力が高く、モニタリングに最適です。このサイズのスピーカーは、録音時に部屋で鳴るサウンドを増幅するのに使用したり、再生する際、トラックに高揚感を与え、例えば、マイクで録音したスネア、キック、ギターなど個々の音を生き生きとしたサウンドにします。CP8はこの用途にぴったりです。サウンドは明瞭、搭載されたDSP、チューニング、クロスオーバー・テクノロジーにより不意のフィードバックや不要なサウンドを自然に取り除くことができます。
また、ステージモニターとして使用するにも最適です。ステージにある他の音源に干渉されたり、モニター環境によるフィードバックを作ることなく、個々の演奏者に向けてスイートスポットを提供して、快適な演奏環境を実現できます。
一緒に使用するスピーカーのサイズやユーザーレベルに関わらず、どのスピーカーアレイにも相性が良いスピーカーです。小型、頑丈、軽量で、小規模コンサートやDJイベントに最適。この小型スピーカーは大規模ライブにおいても、創造性が必要とされるプロスタジオにおいても重宝します。搭載されたプロセッサーは、屋外パーティでの簡単なシステムから、プロのスタジオまで、セットアップをサポートしてくれます。設置、マウント、チューニング、操作のあらゆる点において優れたスピーカーです。セットアップで戸惑うことはありません。

国内ミュージシャンの商品レビュー①

イベント会場に入り、リハーサルを始めてみるとQSC CP12のそのビジュアルとサウンドのギャップに驚きました。非常にコンパクトな外観にもかかわらず、クリアな音が高音から低音までストレスなく出てくる印象です。細かい表現や、アタックなどの再現も過不足ありません。パワーに関しても、イベントで他のPAシステムを使ったDJタイム直後のライブ(ボーカル、アコギ、ボイスパーカッションの小編成)でも、物足りなさは一切感じませんでした。バックパネルを見てみるとContourで6つのプリセットが用意されています。今回はここをいじることはできませんでしたが、用途に合わせてスピーカーの音質を変えられるのは使い勝手が良いと思います。このサイズのスピーカーでできる事としてはかなり満足のスペックを持っていると感じました。場所も取らないし、思わぬ場所を即席ライブ会場にできる頼もしいアイテムだと思います。

MaL(Breath)

日本のボイスパーカッショニストの草分けであり、ソリスト、リズムプレイヤーとして舞台音楽、CM音楽、Jazz、Pops、Dance音楽等、様々なジャンルのステージでコラボレーションを重ねている。
自らのパートを『Breath(呼吸)』奏者と銘打ち、音楽性、空間表現力という要素を前面に押し出したボイスパーカッションのパフォーマンスを武器に、昨今では国民文化祭オープニングステージや、音楽エンターテインメントチーム「踏音archipelago」など、その活動をさらに広げている。

www.malbreath.com

国内ミュージシャンの商品レビュー②

今回は、知人の結婚式にてQSC CP12(メインスピーカー)、KS212C(サブウーファー)をレンタルしました。150名ほどの来賓者の来る、カジュアルな結婚パーティでした。用途してしてはラウンジライクなDJプレイと、ギター・キーボード・ドラムの3ピースバンドでのジャズライブの余興用でした。カジュアルで上品かつグルーヴィーな雰囲気を求めていたのですが、スピーカーもウーファーも求めていた雰囲気をばっちりと演出してくれ、とても品質が良かったです。特にサブウーファーは低音の輪郭がくっきりと出ていました。当初は必要ないかもしれないとレンタルを迷いましたが、会場全体のグルーヴ感を演出するのに必須だったと終わってみて気付き、レンタルして良かったと思いました。カジュアルで大人数のパーティなどにはもってこいの機材だったので、スピーカーだけでも十分かもしれませんが、いつものパーティに特別感を出したい、プラスアルファで全体のグルーヴ感を引き出したい、という時には特にお勧めのアイテムです。次回もぜひセットでレンタルしたいと思います。

Chilly Source

ABOUT
Chillで気持ち良い音楽をテーマにラジオ配信、楽曲制作、映像制作、アパレル制作、空間プロデュースなどを総合的に行うライフスタイルレーベル。毎週日曜日、YouTubeで22時からDJやゲストアーティストによる様々なChillout musicを配信している。また、アーティストやDJ以外にも、ビデオグラファーやデザイナーなどのクリエイターも所属し、約30名ほどのメンバーがチームで活動をしている。

MESSAGE
Chilly Sourceは皆さんへ、新しいライフスタイルを提案します。レストランやカフェで、いつもよりご飯が美味しく、会話が楽しく、最高にリラックスしている。そこには自然と体にしみこんでく、Chill Out MusicつまりChilly Sourceの音楽が聞こえてくるから。皆さんに最高の音楽をお届けします。ちょっと僕らのChilly Source味見してみませんか?

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国内ミュージシャンの商品レビュー③

QSCのスピーカーはよく使っていて、変なピーク感の無いフラットでナチュラルな印象を持っていたのですが、今回初めて使ったこのモデルCP12も印象は変わらず良かったです。今回は会場も小さな体育館位のスペースに300人程のイベントでしたので若干パワー不足も否めませんでしたが、「キャパmax100人まででデカ目のカフェでドラム無しのパーカッション」とかですと、バッチリかと思います。
上位モデルK.2シリーズになるとパワーは増しますが、DSPの設定等もあり、ちょい専門的になるので、こちらですと予めプリセットされたツマミをカチカチ回して「いいな」と思ったとこで止めればよいのであまり機材に詳しく無い方でもオススメです。

このシリーズに初めてサブウーファーKS212Cを入れてオペしてみましたが、歌、ピアノやアコギのツヤ感が、あると無いとでは全く違います。また指向性を持たせているとの事ですが、ステージ上への回り込みが本当に少ないのには驚きました。
これにより、ステージ上の演奏者はスッキリとモニターする事が出来ます。
アコギも低音がハウったりしにくいですし。ベース&ドラムがいるバンド編成ですと必須なものだとは思いますが、今回のようにギター&パーカッションのような編成でも表現の幅が広がり、一台導入する事でワンランク上のサウンドになるように感じます。

石本 大介

高校よりギターを始め、ヘヴィメタル一本槍。徐々にブルースやジャズに目覚め、大学在学中から渋谷エッグマンなどへの出演を中心に本格的に音楽活動を始める。2005年に自身のユニットにて住友紀人氏プロデュースによるアルバムをリリース。2007年頃から作編曲家としての活動を始める。「UTAGE」「CDTV」他、CM、ドラマ、映画の音楽制作に関わる。また都内ライブハウス等での音響エンジニアやイベントの開催運営など様々な分野にて活動中。studio SOUKOオーナー。

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QSC (キューエスシー)
CP8 PAスピーカー

商品ID:255748

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