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K&M 「21020」Konig & Meyerは、今から60年前Karl Konig氏 と Erich Meyer氏によって、ドイツのヴェルトハイムWertheim に設立されました。当初、譜面台とスレッドゲージの製作を行っていまし たが、1954年Simens社と共同でマイクスタンドの製作を開始しました。最初のマイクスタンドは、ブームアームがなくベースにねじ込むタイプでした。しかし1950年代の終わりに創立者のKarl Konig氏が開発した、特殊なスイベ ルジョイントによりブームアームの調整が可能となり、機能は大幅に改善されました。同じ頃、息子のMartin Konig氏も、父親の仕事に携わりマイクスタンドを製作していました。
Martin氏は機械工学を学んだのち、Philips社、BASF社の勤務を経て1965年にK&Mの工場責任者として復帰します。1966年に二人は新しいマイクスタンドの脚部の開発を重ね、ねじ込み式から折りたたみ式へとモデルチェンジしました。こうして21020が誕生し、この形状は現在まで受け継がれています。K&Mの製品は、優れた機能性と堅牢性が高く評価され、定番のマイクスタンドとなったのです。高品質の材料を用い、製造過程での妥協を許さない姿勢が、21020やその他K&M製品の品質をゆるぎないものにしています。