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5/31 BLOODAXE FESTIVAL 2025 SPRING ライブレポート

2025-06-26

Theme:Events & Concerts, Artists & Songs

こんにちは!サウンドハウスの新参者ハードコアキッズです。
毎年この時期の恒例イベント、「BLOODAXE FESTIVAL 2025 SPRING」に行ってきたので、レポートをお届けします!

BLOODAXE FESTIVALとは

BLOODAXE FESTIVAL”( http://bloodaxefest.jp/)とは、東京を拠点に世界規模のネットワークを築き上げたハードコア・バンド、LOYAL TO THE GRAVEが、ディストリビューション「Retribution Network」( http://retribution.ocnk.net/)とリンクしながらフレンドシップに軸足を置いて主催する大規模なライヴ・イベント。

(中略)

お客さんとバンドの距離を近づけるために柵は取り除かれ、逆に台を敷き詰めるというステージ作り。キッズがシンガロングやステージダイブしやすいように、マイクを奪って自分が主役になれる。そんな会場全体で一体感を作り出す、そんなハードコアの1番の楽しみを伝えられるイベント。それがBLOODAXE FESTIVAL。

今回はハードコアの大御所COUNTERPARTSとKUBLAI KHAN TXのダブルヘッドライナーに加え、初来日のメタルコアバンドDYING WISHが楽しみなところ。さらにはARKANGELの10年ぶりの来日もあって、かなり濃密なラインナップです!

筆者はハードコアのライブを初めて体験したのが、2023SPRINGだったので、個人的な思い入れが深いイベントです。前回物販前の人混みに苦労した記憶があったので、少し早めに現地に赴きましたが、会場の川崎Club Citta’の前には、既にバンTを来たハードコアキッズの長蛇の列が!

リストバンドを交換し、いざ中へ。

前述のとおり、このフェスはよりライブハウスを意識したコンセプトに軸足を置いているので座席はもちろん柵もなく、客はステージに上がり放題。フロア中央には大きなモッシュピットが形成され、お馴染みのハードコアモッシュが繰り広げられます。物販はフロアと同じエリア内の壁沿いにあり、運が良ければバンドメンバーと直接会話することも可能。筆者もラッキーなことにDYING WISHのメンバーと少しお話をさせてもらい、Tシャツとフーディーを購入しました。

ここから、各バンドを振り返っていきます。

■ STAINED

オープニングアクトの岡山発ハードコア「STAINED」。口ずさみたくなるリフと極悪ブレイクダウンでフェスの幕開けにぴったりなHidden Agendaを一曲目にドロップし、朝一番ながらモッシュやステージダイブの嵐。

■ OTUS

お次は東京発「OTUS」、ブラストビートを多用する疾走感あるハードコアでフロアの熱気は高まるばかりです。なんと2バンド目ながらすでにフロアは満員状態で、その人気をうかがわせます。

■ ReVERSE BOYZ

NEONINJA HARDCOREを掲げ、クラブミュージック的なアプローチとハードコアをミックスした独特のサウンドの大阪発「ReVERSE BOYZ」。途中ラッパーのフィーチャリングも挟み、極悪ながら多彩な構成で魅せてくれます

■ C-GATE

東京発ポストハードコア「C-GATE」。Djentyな刻みとエレクトロな打ち込みの組み合わせで非常にモダンなサウンドです。後で調べてみたらチューニングはLow Fなのだそうで…

■ GATES OF HOPELESS

こちらは大阪出身、結成2004年のベテラン「GATES OF HOPELESS」。ジャンルはミリタント/フューリーエッジ、ハードコアでありながら長尺の速弾きギターソロが光り、メロイックサイン必至。

■ STRANDED

もうじき結成10年となることも触れていた埼玉発「STRANDED」。エモーショナルな雰囲気と疾走感を併せ持つメロディックハードコアバンドで、会場の空気は一気に”emo”へ変わります。本フェスの良いところはハードコアを主体としつつこうしたサブジャンルをしっかり見せてくれるところで、筆者が特にこのフェスに行く理由でもあります。

■ DYING WISH

今回目当てのバンドの1つだった、アメリカから初来日の「DYING WISH」。強烈なスクリームを放つ女性ボーカルEmmaが印象的なハードコア/メタルコアバンドで、メリハリのある曲の展開がクセになります。フロアの期待値も高く、すぐにでも再来日してもらいたいところです。

■ NUMB

BLOODAXE常連、東京ハードコアのレジェンド「NUMB」。このバンドはなんといってもモッシュが激しく、Vo.SENTAのアグレッシブな煽りに応えるようにモッシュピットのサイズは倍くらいになり、ステージを埋め尽くすくらいダイバーが上がります。

■ VIEW FROM THE SOYUZ

国内メタルコアシーンで躍進中の若手、「VIEW FROM THE SOYUZ」。今年はSATANIC CARNIVALへの出演も決定しておりとどまるところを知りません。メロデスを感じさせるメロディアスなリフが持ち味で、サークル時代はよく代表曲Attestupaのイントロを合唱しました。今回は惜しくも聴けませんでしたが、これは聴きに来いということですね!

■ ARKANGEL

ベルギーより10年ぶりの来日となるフューリー・エッジの伝説「ARKANGEL」。ベテランの風格を感じさせる圧倒的なパフォーマンスで満員状態のフロアの温度をガンガン上げていきます。数多くのバンドに影響を与えたバンドというだけあってその破壊力はすさまじいものがありました。公式の動画が見つからなかったので以下InstagramのURLです。

https://www.instagram.com/arkangelbxl/

■ PROMPTS

もう一つ、今回のラインナップの中で最近勢いがあるのがこちら「PROMPTS」。拠点は東京ですが、韓国人と日本人のメンバーから成るハイブリッドメタルコアバンドです。サウンドはモダンで攻撃性が高く、なによりVo.PKのスクリームの幅が広い!ハイトーンのクリーンからシャウト、グロウルまで華麗に歌い上げる様に思わず感動しました。

■ LOYAL TO THE GRAVE

本フェスの主催である1998年結成、東京初ハードコアバンド「LOYAL TO THE GRAVE」。モッシュパートをふんだんに散りばめた曲中、ボーカルKobaのマイクを観客が奪い合って歌う光景はまさにBLOODAXEの魅力の1つ。

■ KUBLAI KHAN TX

ついに登場のヘッドライナー第1弾、「KUBLAI KHAN TX」。なんといってもシンプルかつ破壊的なビートダウンが武器でありモッシュピットは常に最高潮、要所で合唱も起こります。ボーカルMsttをはじめに大変いかついルックスのメンバーですが、帽子を脱いで感謝する姿勢に再度このシーンの美しさを感じました。恐ろしく正確なピッキングハーモニクスが気持ちよかったです。

■ COUNTERPARTS

悲壮感溢れるSEと共に登場した「COUNTERPARTS」。言わずと知れたメロディックハードコアの雄であり、叙情的なメロディで泣かせに来るパートもあればプログレッシブなブレイクダウンも魅せる最高のバンドです。今回は昨年リリースした新EPの楽曲を中心としつつ過去の名曲をドロップしフロアを沸かせます。アンコールでは前アルバムから傑作Whisper of Your Deathをお見舞いし、全員が感傷的な余韻に浸りつつBLOODAXE FEST 2025 SPRING 2025は幕を閉じました。

総括

久々にフェスへ参戦でき、デカい音とモッシュで最高に気分が晴れました。全身が痛くなることには、もはや慣れました。9月開催も既に発表されているのでそちらも楽しみです!参戦できた際はまたレポートしますので、お楽しみにー!ありがとうございました!

おまけ

フェスの醍醐味の1つ、フェス飯!本フェスは小規模ながらフード出店があり、毎年楽しみにしています。今年もチキンカレーともつ煮のあいがけをチョイス。モッシュで消費した体にスタミナを叩きこんでくれる素晴らしいメニューです。ごちそうさまでした。他にもコーヒーやCD等の販売があり、充実した空間になっています!

Neo Kondo

ネオと読みます。幼いころ車で流れていたKEN YOKOYAMAと銀杏BOYZをルーツに小1でドラムを習い始め、高校軽音在籍時に某大学のメタルサークルのライブに感銘を受け進学先を決定。大学では4つの軽音サークルでドラムを叩き、メタルサークルの会長を務めました。コロナ禍中にギターを始め、現在のメイン機はLTD/Phoenix-1000。尊敬するドラマーは恒岡章、Kyle Brownlee、ZAX。ギタリストは横山健、Plini、Pablo、Mark Holcomb。

 
 
 

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