DTMは最低限PCとDAW、オーディオインターフェイス、ヘッドホンがあれば始められると思いますが、より快適に作業をするには良いスタンドを揃えるのがおすすめです。いろんなスタンドが必要になってくるのでDTM初心者向けにまとめてみました。
■ マイクスタンド
歌やギターなどの楽器の録音にはマイクスタンドが必要です。エレキギターなどをライン取りする場合には必要ないですが、ボーカルを録音する場合やアコギを録音する場合には必要です。
マイクスタンドはテーブルに取り付けるものと独立して使えるマイクスタンドがあります。テーブルの前で椅子に座って自分の声を録音したり、アコギを録音する場合にはテーブル取り付け型でOKです。
テーブル取り付け型マイクスタンドのおすすめはこちら、クラシックプロCDA10Bです。安価ですが5mのXLRケーブルがスタンド内部に組み込まれています。XLRケーブルはマイクとオーディオインターフェイスを接続するために必須です。ケーブルを別で購入すると結構費用がいるので助かります。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CDA10B デスクアーム マイクスタンド
また、AKGのLYRAのような初めからスタンドとセットになっているマイクを使う方法もあります。この場合はテーブルにマイクを置くことになります。ネジを回せばスタンドを取り外すことができ、テーブル取り付け型マイクスタンドやブームマイクスタンドに取り付けることもできます。
AKG ( アーカーゲー ) / LYRA USBマイク 3年保証
※LYRAはUSBマイクのため、PCと直接USBケーブルで接続をして使用します。 より自由度を高くしたいならブームマイクスタンドがおすすめです。テーブルの近くでなくても好きな位置で録音ができます。ブームとはマイクスタンドの横に伸びる棒のことです。ブームがついていないストレートスタンドもいいですが、ブームを直立させればストレートにもなるので、1本購入するならブームマイクスタンドかなと思います。また、ブームの取り外しができストレートスタンドになるものもあります。
テーブル取り付けタイプでアームを最大限に伸ばすとマイクとスタンドの重さで倒れて来ることがあるので、ブームマイクスタンドの方が安心感があります。
ブームマイクスタンドのおすすめはこちら、TAMAのMS205BKです。非常に堅牢なつくりで、マイクの重さや設置位置にもよりますがブームを伸ばしても安定感があります。
TAMA ( タマ ) / MS205BK ブームマイクスタンド
コストパフォーマンスが良いものならこちらがおすすめ、CLASSIC PRO MSBブームマイクスタンドです。3/8インチと5/8インチの変換アダプター付きで幅広いマイクホルダーと組み合わせて使えます。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MSB/BLACK ブームマイクスタンド
■ モニタースピーカースタンド
DTMはヘッドホンだけでも出来ますが、モニタースピーカーとヘッドホンを併用して行うのがベストかと思います。モニタースピーカーは耳の高さに合わせる必要があるので、モニタースピーカースタンドがあると便利です。
テーブルの上にモニタースピーカーをのせる場合は、定番のCLASSIC PRO MST モニタースピーカースタンドがおすすめです。しっかりと重さがあるので、モニタースピーカーを置いてもがっちり支えてくれます。振動でスピーカースタンドが震えてスピーカーが落ちてくると怖いのでこのようなしっかりした作りのものが必要です。
テーブルの上にモニタースピーカーを置きたくない場合はCLASSIC PRO MST20 PAIR スピーカースタンドがおすすめです。サイズが何種類かあるので、プレートサイズがスピーカーより少し大きいかぴったりぐらいなものを選びましょう。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MST20 PAIR スピーカースタンド
■ ヘッドホンスタンド・ヘッドホンホルダー
意外と重要なのがヘッドホンスタンドやヘッドホンハンガーです。ヘッドホンで細かい音の調整をしてモニタースピーカーでもチェックなどとヘッドホンをつけたり外したりを繰り返していると、テーブルの上のヘッドホンが邪魔に感じることがあります。
そんなとき、ヘッドホンスタンドにかけておくか、テーブルに取り付けできるヘッドホンホルダーがあるととっても便利です。個人的にはテーブルの上に置く必要がなく、作業空間が広くなるのでヘッドホンホルダーの方が好きです。
おすすめはこちら、CLASSIC PRO CHH20 ヘッドホンホルダーです。クランプでテーブルに取り付けでき、2台のヘッドホンを取り付けることができます。1,000円程度の価格なので購入しておいてもいいと思います。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CHH20 ヘッドホンホルダー
■ ディスプレイスタンド
DTMは長時間同じ姿勢で作業するので、ディスプレイの位置が低いと首がこることがあります。ディスプレイの高さを上げるためにディスプレイスタンドを使いましょう。
おすすめはこちら、ELECOM PCA-DPSS508BK ディスプレイスタンドです。シンプルなつくりですが、これがあるだけで姿勢が真っ直ぐになるので、長時間の作業が楽になります。
ELECOM ( エレコム ) / PCA-DPSS508BK ディスプレイスタンド
■ PCスタンド
ノートPCを使って、外部ディスプレイを使わない場合はPCのキーボードの位置が低く、ディスプレイの位置も低いので長時間の作業は首や肩がこる場合があります。そんなときにはノートPCスタンドを使いましょう。PCの位置を持ち上げることで姿勢がよくなって作業が楽になります。
おすすめはこちら、ELECOM PCA-LTS8BK ノートPCスタンドです。対応サイズは15.6インチまでで対荷重10kg、8段階角度調整機能付なので好きな高さに調整ができます。
ELECOM ( エレコム ) / PCA-LTS8BK ノートPCスタンド
■ ギター・ベーススタンド
直接DTM用のスタンドではないですが、ギターやベースを置いておくスタンドもほしいところです。ギターを録音して音をチェック、また演奏してチェックをなんどもくりかえす場合、スタンドがないとギター・ベースを床に置くもしくは壁に立てかけることになりストレスが溜ります。壁に立てかけると倒れてネックが折れることもあるので怖いです。簡単に置くことができるギター・ベーススタンドがほしいところです。
おすすめはこちら、HERCULES STANDS GS414B PLUS ギタースタンドです。ネックをひっかけてぶら下げる形のスタンドです。通常の置く形のスタンドでもいいのですが、GS414Bの場合かけると同時にAGS(オートグラブシステム)が働いてギターやベースが落ちない仕組みになっているので安心感があります。一般的なスタンドよりもフレームが太く堅牢なつくりなのもいいですね。
HERCULES STANDS ( ハーキュレススタンド ) / GS414B PLUS ギタースタンド
■ 譜面台
譜面を使う場合、譜面台もできればあった方が便利です。重さがあって脚が太くてしっかりしたものが理想ですが、室内で使うのであれば安価なものでもいいかと思います。
おすすめはこちら、PLAYTECH MS05 譜面台です。折りたたみ式で収納バック付き、税込800円(2022年4月現在)と非常にコストパフォーマンスの高い商品です。譜面台は意外と価格が高いので手軽な価格は嬉しいポイント。
PLAYTECH ( プレイテック ) / MS05 譜面台
■ スタンドを使って快適なDTMを
予算の都合でつい後回しになってしまうスタンドですが、いいスタンドを使うと作業が楽になっておすすめです。ぜひ、自分の環境にぴったりなスタンドを見つけてDTMを楽しんでくださいね。
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