みなさん、こんにちは。
最近、思い立ったように淡色野菜(レタスとか)をたくさん食べるようになり、急におなか周りがスッキリしてきた山内です。
QUEENのヴォーカル、フレディ・マーキュリーの生涯を描いた話題の映画「ボヘミアンラプソディ」は観客動員数のべ400万人を超えたそうですね。さっそく私も観に行きました!
映画館に行ってみると、親子で見に来ている人達がとても多かったです。親父さんが息子に当時のQUEENがいかに凄かったかを説明している様子を見て、「親の昔話を聞くよりもずっと、親が若い時の姿がリアルに見えているんじゃないかな」なんて思いました。
実は私自身、フレディからはかなり影響を受けていて、ピアノを弾けるようになったのも、ヴォーカルでハイトーンの曲を歌うようになったのも、フレディがきっかけでした。特に18-20歳くらいの時はQUEENとエリック・クラプトンしか聴いてなかった気がします。
さてさて、前置きはここまでにして、さっそくフレディが使っていたマイクを再現していきましょう!
■マイク本体
SHURE (シュアー) / 565SD
もう、こればかりは遠目で見ても一発で判りますね。
SHUREの565SDです。
今はダイナミックマイクの定番といえばSM58ですが、80年代当時はSM58と肩を並べるほど定番となっていたマイクで、クイーンに限らず60-80’sのアーティストはこれを使っていた人が非常に多いです。
1950年代から生き残っている数少ないロングセラーの1つで、SM58よりも先輩にあたるマイクです。
SHURE (シュアー) / BLX24R/SM58
写真は現行モデルのBLX24R/SM58です。フレディが実際に使っていたモデルはさすがにもう廃番になっています。
見た目がだいぶ変わってしまっているのでヴィジュアル面の再現は難しいですが、フレディがまだ生きていたら、多分これを使っているんだろうと思います。
もちろん、性能は言わずもがな、です。
■マイクスタンド
フレディのトレードマークともいえる、脚のないマイクスタンド。
海外ではマイクスタンドポールとか、マイクスティックと呼ばれています。
このマイクスタンドは、まだQUEEN結成初期のギグで、パフォーマンス中に折れてしまったものを、フレディが気に入って使い続けていたため、もともとこういう製品があるわけではありません。このエピソードに合わせると、K&M/20120のポール部を抜き取るのが一番近いです。
K&M (ケーアンドエム) / 20120
■マイクホルダー
さて、問題はマイクホルダーです。シルバーのマイクホルダーを使っていることは知っていたのですが、ブランドまで調べたことはなかったので、ライブエイドのDVDを観てみました。
Radio Ga Gaを歌っている時に手元がアップになったので、一時停止して見てみると、こんな感じのデザインであることが判明。しかし、現行品に該当するデザインのものが見つからず、国内の他店様を探してもやはりない…。
(画像はSHURE/55SH Series IIのマウント部)
海外サイトを4時間かけて調べたものの、やっぱりない…。
現在はマイクホルダーの色はブラックかグレーが主流となっていて、シルバーのマイクホルダーという時点で、かなりレアなのですが、それに加えて角型となると、ますます該当品はない…。おそらく、マイクホルダーがネジ式になる前、スタンド一体型が主流だった時代の超ビンテージマイクスタンドなのでしょう。
ちなみに、映画ボヘミアンラプソディの劇中では565SD付属のマイクホルダーと思しきものを使っていたので、今はこれでしのぐしかなさそうです。
■番外編:テレキャスター
フレディといえばヴォーカル&ピアノですが、曲によってはクリーム色に、白いピックガードがついたテレキャスターを弾いています。さすがにモデルまでは解りませんでしたが、時代的に考えて、おそらくフェンダーUSA製です。
しかし!クリーム&ホワイトピックガードのテレキャスが見つからない!そんなに珍しいデザインだとは思っていませんでしたが、意外とレアだということに気付かされました。
↓スクワイヤならありました。
SQUIER (スクワイヤ) / Affinity Tele Arctic White
■まとめ
さあ、いかがでしたでしょうか。
一通り調べてみて解ったのは、フレディはそんなに機材をあれこれ入れ替えたりしておらず、ひとつの機材を長く使い続けるタイプだということでした。今回は見つけられませんでしたが、トレードマークでもあるマイクスタンドはその最たる例ですね。
ステージ上のフレディは本当にカッコいいので、映画はもちろん、ライブもぜひ見てみてください。きっと、ここに紹介した機材たちが欲しくなるはずです!