今回初めて製品レビューさせていただきます。
Haruki Ishida (Composer/Producer/multi-instruments)と申します。
今回はWARM AUDIOさんの WA-C1 をお借りしました。
ライブで鍵盤にコーラスをかけた音作りをよくするため、試していきたいと思います。

まず見た目が可愛くて置いておくだけでテンションが上がります。
裏にゴムが付いているため天板も傷つきません。
使用している鍵盤は
イタリアの Crumar Seven

エレピの音がとても心地よく、エフェクターもついているので音作りもとても自由度の高い製品です。
こちらのシンプルなエレピの音にWA-C1を繋げていきたいと思います。

インプットをステレオで入力し、アウトプットもステレオで出力しております。(入力は一つですがステレオに対応しています)
まずは素直なエレピの音
■ Original Electric Piano
続いてコーラスをかけてみます。

■ Chorus Electric Piano
スイッチを入れただけでまず音量が少し上がるような感じがします。(レベルは合わせております) 中音域が持ち上がるような、じんわりと心地よいステレオ感に包まれます。
薄めに常にかけといてもいいのでは、と思うくらい、とにかく音が太くなって弾いていて気持ち良いです。
続いてビブラート
■ Vibrato Electric Piano
ドラムの音に揺らぎのテンポ気持ちよく合いました。
コーラスより、さらに太く感じます。
ギターベース用ではありますが、鍵盤との相性はかなり抜群なのではないでしょうか。
低音から高音までバランスよくかかります。
コーラスとビブラート同時にかかったらいいなと思ったのですが、それぞれのかかり方の具合が心地よいので、これで良いのかもしれません。
操作性がシンプルで、スイッチを入れるだけで簡単に音が良くなるような、真空管を挟んだような、温かみのある音になります。
かけている値は写真通りです。

せっかくなのでそれぞれのレベルをマックスにしてた音も聞いてみてください。
■ コーラス Chorus Max Electric Piano
■ ビブラート Vibrato Max Electric Piano
クラビネットやピアノの音でも試してみましたが、とてもよかったです。
実機のウーリッツァーやローズをお持ちの方は、是非試してみてください。
今回使用したCrumar Seven内臓のコーラスとも聴き比べましたが、別物です! Yamaha YCも普段使いますが、コーラスをかけると少し薄くなる印象がありました。
ですが、WA-C1を使えば音が深くなり、スピーカーからの出音が太く没入感があり、ずっと弾いていたくなる音になります。アナログプリアンプの素晴らしさをぜひ体感してください。