
こんにちは!作曲家のKaoruです!
今回は、DTMをするのに必ず必要なソフトである「DAW」についてお話をしていきます。
DAWは毎年さまざまなアップデートが加えられており、とても変化の激しいツール。
初心者の方だと、自分に合ったものが分からずお困りの方が多いと思います。
そこで!
サウンドハウスで取り扱っている各DAWの「特徴」や「魅力的な機能」をご紹介していきます!
STEINBERG ( スタインバーグ ) / Cubase Pro 11 通常版 DAWソフトウェア
2021年現在で日本国内で最も使用されているDAWです!
トップ音楽プロデューサーの蔦屋好位置さんをはじめプロ・アマ問わずいろんな方が使用しています。
それだけ信頼度が高いということが分かりますね!
このスタインバーグはドイツを拠点に展開しているソフトウェアメーカーなのですが、2005年にYAMAHAの子会社になっています。
なので、ホームページやインストールガイドなどユーザーが必要としている資料は全て日本語版があります。
また、不具合があった場合の問い合わせも日本語で行うことができるので初心者の方でも安心して導入できます。
カスタマイズ性や柔軟性の高さからさまざまな音楽制作会社でも使用されており、まさに「万能」に使用できるところが魅力と言えます。
僕自身、作曲・編曲・ミックス・MIDIデータ制作など、ほぼすべての工程で使用しております。
長年使用していますが特に不満などなく、とても快適に使用できています。
さまざまなジャンルの音楽を作っていきたいと思っているのであればまずはCUBASEを使用することをオススメします!
ただ1つ不満点を挙げるとしたら、USB-eLicenserというドングルを使用してライセンス管理をするという点です。
この仕様のせいで
- USB-eLicenserを忘れたり紛失することがある
- USBポートが必ず1つ埋まる
といっためんどくさい制限が付きまといます。
しかし、2022年春頃にリリースを発表したCUBASE12では、新しいライセンスシステムを導入するとのこと!
CUBASE12からは、引き続きUSB-eLicenserを使うことも可能ですが、【ソフトウェアを起動し、Steinberg ID にログインすればOK】という選択も可能になりました。
これはかなり魅力的なアップデートなので、CUBASE12を楽しみに待ちたいと思います!
ちなみに【2021年11月10日以降】に購入された【Cubase Pro 11 / Cubase Artist 11 / Cubase Elements 11】であれば無償アップデート(グレースピリオド)の対象になっていますので今から購入しても大丈夫ですよ!
Cubase Pro 12 / Cubase Artist 12 / Cubase Elements 12のライセンスが付与されるのは、Cubase 12 シリーズのリリース後になりますのでしばらく待ちましょう!
CUBASEには各グレードごとに用意されています。
STEINBERG ( スタインバーグ ) / Cubase Artist 11 通常版 DAWソフトウェア
STEINBERG ( スタインバーグ ) / Cubase Elements 11 DAWソフトウェア
個人的には「VariAudio3」というオーディオ編集機能を使用できる「Artist」か「Pro」をオススメします!
※Elementsでは使用できないので注意!!
PRESONUS ( プレソナス ) / Studio One 5 Professional日本語版
次にオススメなのが Studio One!
ここ数年でかなりの進化を遂げたことで最も勢いのあるDAWといっても過言ではないです!
日本の音楽家では田辺恵二さんや浅田祐介さんをはじめ、林ゆうきさんといった劇伴作家にも人気の高いDAWです。
StudioOneの特徴としてマスタリング(DDPファイルの作成が可能)までをこれ1つで完結できる点が魅力。
また、バンドルされるソフトウェアが豊富です。
その1つにMelodyne 5 essentialというピッチ編集ソフトがあるのですが「ARA」で完全に連携できるというのもかなり魅力的です!
CUBASEユーザーの僕からしてもかなり羨ましい、、、。
※Melodyne 5 essentialはエントリー版ですので和音の編集には対応していません。
※和音の編集がしたい場合は、上位グレードを別途購入する必要があるので注意!
他のDAWソフトと比較すると価格も控えめなので財布に優しいのも嬉しいですね!
Studio Oneも各グレードが用意されています。
PRESONUS ( プレソナス ) / Studio One 5 Professional Crossgrade日本語版
PRESONUS ( プレソナス ) / Studio One 5 Artist ダウンロード納品
また、公式サイトでは完全無料の試用バージョンも用意されていますので気になったら試してみてください!
かなり機能制限がありますが、操作性などの雰囲気を掴みたい方には充分です!
DAWソフトの中でもかなり歴史のあるソフトです。
業務で使用される方が多い印象があります。
それだけ強力な機能が詰まっているということですね!
日本の音楽家では、坂本龍一さんや細野晴臣さんをはじめ、本間昭光さんといった方々が使用しています。
顔ぶれを見てみるとベテランばかり、、。
特にMIDIの編集機能がとても充実しており、打ち込みを中心とされている方にオススメ!
もちろんレコーディングも可能です!
また、Digital Performer独自の機能であるチャンク機能はかなりすごいです!
チャンク機能はどんなものかというと、
ライブで十曲同期させるデータを手元で管理してPA側で流したい場合、チャンク機能を使用すれば自在にコントロールしてオケデータを再生することができます。
また、その日によって演出を変えたり曲順を変えたりも簡単。
マニピュレーターなどを担当する方にとってかなり役に立つ機能ということが分かりますね!
Digital Performerの気になる点を挙げるとしたら、下位グレードが用意されていないということでしょうか。
最初から約6万もするDAWを購入するのはちょっと勇気がいると思うので、検討する場合はデモ版を一度試したいところですね。。
以上、DAWソフトをいくつかご紹介させていただきました!
自分の目的に合ったものを購入するのが一番だと思います!
是非参考にしてみてください!
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