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POTのホットなラボ / 第3回 インチ、ミリ規格について

2016-09-06

Theme:Guitars

ポットのみならずギター・ベースパーツを選ぶ上で、インチ規格なのか、ミリ規格なのかは一つの大きな基準となります。一般的には、欧米製のギターはインチ規格、国産やアジア製のギター、ベースは、ミリ規格のパーツが採用されている場合が多いです。

ポットの規格については、画像内A部とB部の規格がどちらの使用になっているかということです。それぞれの規格についてみていきましょう。

●インチ規格のポット

今回は、インチ規格代表として、CTS / Custom A250を例に見ていきます。
A部はシャフトと呼ばれる部分ですが、このギザギザのローレットが付いているシャフトをスプリットシャフトと言います。インチ規格のスプリットシャフトのポットは、シャフト径約6mmとなり、ミリ規格に比べこのギザギザが細かいのが特徴です。インチ規格対応のコントロールノブを取り付けて使用することが可能です。
B部は、取り付け軸と呼ばれ、インチ規格のネジ切りになっており、軸径は:3/8"(約9.5mm)で、軸径はミリ規格よりも太くなっています。インチ規格がもともと搭載されているギター、ベース及び、インチ規格対応のピックガード、コントロールプレートに適合します。ミリ規格の楽器やパーツへの取り付けの場合は、取り付け穴の拡張作業が必要になります。

●ミリ規格のポット

国産規格の代表としてSCUDを例に見ていきます。
シャフト(A部)は、同じくスプリットシャフト仕様です。シャフト径は、インチ規格よりも、ギザギザの幅が広いことが特徴です。ミリ規格対応のコントロールノブを使用することができます。
取り付け軸(B部)の径は、約7-8mm(商品により異なります)で、インチ規格よりも細くなっています。ミリ規格が採用されているギターやパーツに取り付けが可能です。

●ミリ×インチ規格ポット

以上が一般的なナットですが、実はシャフトと取り付け軸の規格が別々の製品もあります。
ESP/ BOURNS POT by ESP A500kは、シャフトはミリ規格、取り付け軸はインチ規格です。本体への取り付けはインチ規格の楽器やパーツですが、コントロールノブはミリ規格の製品が取り付けられる仕様です。

一般的には欧米、欧州製はインチ、国産、アジア製はミリ規格が採用されています。しかし、欧米、欧州製の製品でもEMG社のポットはミリ規格が採用されていたり、国産メーカーであるESPでも、インチ規格のCTS社のポットが使用されていたりと、多種多様です。交換の際は、一般的なインチ規格、ミリ規格の違いを踏まえ、実際取り付ける製品の取り付け穴を確認していただくと、ぴったりのPOTが見つかります。

次回は、シャフトの種類について紹介します。

ポット一覧はこちら

POTのホットなラボ
・第1回「Aカーブ」「Bカーブ」
・第2回 ポットの抵抗値について
・第3回 インチ、ミリ規格について
・第4回 シャフトの種類について
・番外編 コンデンサー(キャパシター)とは??

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サウンドハウススタッフによるブログです。 ここでしか聞けない、サウンドハウスのスタッフだからお届けできる、とっておき情報が満載です!本音トークもあるよ♪

CTS / Custom A250 Custom Control Pot

CTS

Custom A250 Custom Control Pot

¥850(incl. tax)

Custom control pot, 250KΩ, A curve, split shaft

Rating00001

ブログ有り

入荷未定

Qty

SCUD / CTS-A500MM CTS製ミリサイズ互換ポット

SCUD

CTS-A500MM CTS製ミリサイズ互換ポット

¥960(incl. tax)

Control pot, A curve, 500KΩ, CTS, metric specs

Rating00001

ブログ有り

在庫僅少

Qty

ESP / BOURNS POT by ESP A500k

ESP

BOURNS POT by ESP A500k

¥1,240(incl. tax)

Control pot, 500kΩ, A curve

Rating000005

ブログ有り

在庫あり

Qty
 
 
 

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