皆さん、ギターは何本持ってますか?
どうもコゲ犬です。今回、ぼくは伊勢海老でおなじみの三重県伊勢市に行ってきました。Ustreetという路上アーティスト集団、この街の海女さんや、ギターを400本以上持っている家族愛溢れる楽器店店長さんなどなど、色ーんな出会いがありました~ということで旅レポです。
Ustreetって?
伊勢市にある宇治山田駅周辺で活動していた路上ミュージシャンたちが自然と集まった集団。様々なイベントやライブなどを行なっています。メンバーの中でユニットを組んだり活動も多岐に渡ります。ユニットの一部を紹介しますね。
尺八奏者竹内洋司 & ogurockさん
モジプールさん
見事な演奏と歌声ですね!精力的に活動をしているUstreetの皆さん、詳しくはYOITOKOめぐり旅でも紹介しています。
路上ミュージシャンと伊勢海老のハーモニー
今回の旅は「相差」という町からスタート。皆さん相差町ってご存知ですか?「海女と漁師の町」と言われていて漁業が盛んな街なんです。伊勢と言えば伊勢海老ですよね、僕たちも旅の最初で早速いただいちゃいました。

写真の伊勢海老、新鮮そのものです!ご馳走になったのは「海女小屋鳥羽 はまなみ」さんです。Ustreetのメンバーである井村さんのお姉様のお店。伊勢海老をはじめとする美味しいサザエなど新鮮な魚介が楽しめます。そしてさすがストリートミュージシャンのお姉様のお店、ここもライブ会場として利用されることがあるそうです。

この相差町で3名の海女さんにもインタビュー、ひろ~い海で自然と一体になれるのがすばらしいお仕事とのこと。実は皆さん海女さんは兼業で、他にもお仕事を持っています。このインタビューも海女さんのお店のカフェ前で行いました。木造のゆとりあるカフェと広い広い海...僕も自然と一体になりたい...。
女性の願い、一つだけ叶えちゃいます?
相差町には石神さん神社というのがあります、正式名称は 「神明神社 石神さん」石神さんは女性の願いを叶えてくれる玉依姫命(たまよりひめのみこと)、女性の神様です。

あのマラソンの野口みずきさんが参拝、お守りを持ってアテネオリンピックに臨んだところ、金メダルを取ったのだとか!本当にご利益ありそうです。
まんぷく食堂さんはラノベにも映画にも
まんぷく食堂さんは路上ミュージシャンに愛されている食堂です。詳しくはYOITOKOめぐり旅でも紹介しています。そして音楽だけではなく、文学の分野でも。ライトノベル「半分の月がのぼる空」に出てくる「まんぷく亭」のモデルにもなっているんです。
「半分の月がのぼる空」は、高校生の少年と不治の病の少女が出会う感動ストーリー。ライトノベルから漫画・ドラマCD・アニメ・実写ドラマ・実写映画と数々の分野で展開されている人気作品です。そんな素敵な作品のモデルとして登場するまんぷく食堂さんってやっぱりすごい!

メニューの価格もお手頃です。取材班は唐揚げ丼と伊勢うどんのセット「新福定食」を注文!Ustreetの曲にもなっている唐揚げ丼、唐揚げがこれでもかってくらい入っており、パワーあふれる若者にぴったりのボリューム感でした。
からあげ丼 波音 & Ustreet
Ustreetの「からあげ丼」はYouTubeでも公開されています。心があったか~くなる作品です。撮影もまんぷく食堂ですね。

親しみやすい店内にはたくさんのアーティスト情報が掲示されています。この街の人たちとまんぷく食堂さんの繋がりというか絆というか、愛情いっぱいという感じ!さすが芸術家に愛される食堂です。
掘り出し物の宝庫、ラモシオンさん
度会郡大紀町にあるラモシオンさんにも行ってきました。ラモシオンは主にギターの修理、カスタム、販売を行なっている楽器屋さんです。父親の大徳さんと自閉症の息子さん2人が営んでいます。息子さんの名前は楽守(らも)さんと詞音(しおん)さん。ショップ名は息子さんの名前からつけられているんですね。息子さんたちはギター調整やイラスト表現に素晴らしい才能があり、店内にはイラストが施されたギターやマグカップなど様々な作品が販売されていました。

色彩のバランスや昆虫の躍動感がすごい!よく見ると1ぴき1ぴきの表情が豊かなんですよ~^^ありがたいことに大徳さんのご好意から、マグカップをYOITOKOめぐり旅でプレゼント中です♪よろしければ応募ください^^
三重県はひのきの産地としても知られており、名産の「尾鷲ひのき」のみを使用したKOSHIKARIカホンも人気なのだそう。ラモシオンさんでも取り扱っています。
日本は江戸時代?1862年製マーチンのギターに出会う!
父親の大徳さん、現在400本以上のギターを所有しているのだとか。店内には所狭しとギターが並べられており、まさに掘り出し物の宝庫といった感じ、マニアにはたまりません。その中になんと、あのお宝ギター、1862年製のマーチンが!

重みがあります。ペグは象牙でできているんだそう。破損部分を修理しているものの、実際に弾くことも可能で、オリジナルに近い状態で保管されているのだとか。本体の全貌はインタビューロングバージョンで紹介しています。1862年って言ったら日本は江戸時代です。幕末から明治、大正、昭和、平成、令和、と時代を見てきたんだろうか...感慨深いです(しみじみ)。
過去に『ギター自慢大会』というのがあり、なんとそこで音も披露されていました。
1860年代の深みのある音色、観客の皆さんも聴き入っているのが伝わってきますね。このギターは所有者から保管を委託されているとのこと、普段は大切にショーケースに入っております。う~ん、こんなに歴史的価値のあるものに出会えるとは...。
最後に、皆さんのお話を伺った「三重県伊勢近郊 インタビューロングバージョン」をお届けします
三重県伊勢近郊 インタビュー
サウンドハウスのYOITOKOプロジェクト