「マイクの声を届けたい」「歌と楽器を一緒に鳴らしたい」。
同じ音響機材でも、使い方によって欲しい機能は変わりますよね。
今回は、CLASSIC PROの新しい簡易PAシステム「PAeZII」を、スピーチ、演奏、BGMという身近な用途からご紹介します!
PAeZIIはどんなシステム
PAeZIIは、180W×2のCLASS-Dパワーアンプを内蔵した10チャンネルミキサーと、2台の10インチ・パッシブスピーカーを組み合わせたポータブルPAシステムです。入力はモノラル4チャンネルとステレオ3系統。マイク、楽器、音楽プレーヤーをまとめて扱えます。専用ミキサースタンドも付属するので、操作する場所まで用意できるのが特徴です。
スピーチや講演なら声の聞き取りやすさを重視
講演や会議なら、まずは有線マイク1本から。例えば1チャンネルにダイナミックマイクを接続し、MIC/LINEスイッチをMICに設定します。対談ならもう1本追加するなど、マイク入力は最大4チャンネル使えます。
声がこもるときは、各チャンネルのHIGH/LOWで音質を調整。SPEECH/BASSつまみをSPEECH側へ回すと、メインスピーカーの低域を抑えられます。まずは控えめに調整し、聞く側の位置でも確認してみましょう。
マイクを使うと気になる「キーン!」というハウリングには、自動抑制するFBS機能も搭載。スピーカーをマイクより客席側に置き、音量を上げすぎないことと併せて活用したいですね。


使用イメージです。機材の外観は実物と異なります。マイク・楽器・楽器用アンプ・スピーカースタンド・追加モニターは別途ご用意ください。
弾き語りや小規模バンドなら入力の組み合わせを確認
弾き語りなら、歌用マイクとギターを組み合わせて、それぞれの音量を調整できます。
3・4チャンネルはHi-Z入力に対応。プリアンプを搭載していないエレキギターやベースを直接つなぐ場合は、楽器用TSフォンケーブルで接続し、Hi-Zをオンにします。アコースティックギターは、ピックアップやプリアンプの有無に合わせて接続方法を選びましょう。
バンド構成の例なら、1チャンネルにボーカル用マイク、2チャンネルにコーラス用マイク、3チャンネルにギター、4チャンネルにベース、5/6チャンネルにキーボード。キーボードのL/R出力を2本のケーブルでつなげば、ステレオで入力できます。1・2チャンネルは+48Vファンタム電源にも対応し、対応するコンデンサーマイクも使えます。
ただし、ギターやベースを直接入力した音は、楽器用アンプを通した音とは異なります。アンプらしい音作りをしたい場合は、アンプシミュレーターなどを組み合わせる方法も。楽器用アンプでギターとベースを鳴らし、PAeZIIでは歌声とキーボードを扱う構成も考えられます。


使用イメージです。機材の外観は実物と異なります。マイク・楽器・楽器用アンプ・スピーカースタンド・追加モニターは別途ご用意ください。
演奏者の聞こえ方も調整できるAUX OUT
「客席には届いているけれど、自分の歌が聞こえにくい」。そんなときは、AUX OUTに別途パワードスピーカーをつないで、演奏者用モニターを追加できます。各チャンネルのAUXつまみで送る量を調整でき、LEVELつまみの影響を受けないため、客席向けとは別の音量バランスを作れます。
AUX OUTにはチャンネルEQ調整後の音が送られ、内蔵エフェクトはかかりません。客席には16種類のエフェクトからリバーブなどを加えつつ、モニターでは歌声や楽器の音を確認する、といった使い方に便利です。
店舗のBGMや案内放送なら音楽とマイクを使い分け
店舗や施設で、普段はBGMを流し、必要なときだけマイクで案内する使い方にも。PAeZIIはBluetoothでスマートフォンなどの音楽を再生できます。マイクと音楽の音量を別々に調整できるので、案内の際はBGMを下げて声を聞き取りやすくできます。
Bluetoothの音楽は7/8チャンネルで扱い、LINE/BTの選択を切り替えて使います。7/8チャンネルの有線入力とBluetoothを同時に使う構成にはできないため、有線機器も併用する場合は5/6や9/10チャンネルなどへ。つなぎたい機器の数と端子を先に確認すると、準備がスムーズです。
専用ミキサースタンドで操作しやすい場所へ
個人的に注目したいのは、やはり付属の専用ミキサースタンドです。ミキサーを置くためだけに机を用意すると、意外と場所を取りますよね。PAeZIIなら高さ80~120cmで調整でき、立ったまま手が届く位置に設置できます。
スピーチの途中でマイクの音量を変えたり、演奏前に歌と楽器のバランスを整えたり。操作するたびに床の機材へしゃがみ込まずに済むのは嬉しいところ。音を出す準備と一緒に、操作する人の居場所も決めておけます。
使う場所と必要な機材を確認しよう
準備する際は、マイクや入力用ケーブル、スピーカースタンド、必要に応じた追加モニターを確認しましょう。本機はAC電源を使用します。音が十分に届くかは、会場の広さや周囲の騒音、演奏の音量によって変わるため、使用前に聞く側の位置で音量と聞こえ方を確かめてください。
声を中心に使う方も、歌や楽器を組み合わせたい方も、まずは「何を何本つなぐか」を考えると、PA選びがぐっと分かりやすくなります。用途に合わせて入力と音作りを調整でき、専用ミキサースタンドまで揃うPAeZII。ぜひ、ご自身の使い方に当てはめてチェックしてみてください!
それではまた次回!
じゃあな。






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