最近若干涼しい日もあったりと、長く待ちわびた暑さの落ち着く時期か!期待したところで、また暑い日の連続。勘弁してください。
筆者は群馬県の榛名山に初訪問してました。榛名山といえば頭文字Dの聖地。藤原とうふ店の看板の現物も見てきました。帰りは紙コップに水を入れての運転にチャレンジしようかと考えたのですが、筆者のNAロードスターにはドリンクホルダーがなくチャレンジできませんでした。無念。

↑記念写真スポットもありました
話し出すと延々止まらなくなるので、そろそろ本題を。
ちょっとこの画像を見てみてください。

CTSポットですね。いかにも中古~って感じの状態です。ギターやベースをリペアしていると、こういったポットを使いまわしたいことってたまにあると思います。純粋にガリも出ていないし替える必要がないとき、お金がないとき、規格が特殊なとき、ヴィンテージ等でなるべく交換を避けたいとき等々……。湯水のようにポットも交換できればよいのですが、そうもいかないところ。絶妙に値段が張るんですよね。
今回はそんなときはもちろん、ちょっと気合の入った楽器掃除のときに役立つポットのメンテナンス方法をご紹介します。
使う工具はこちら。
- ハンダ吸い取り線
- ソルダーサッカー
- クロス
- パーツクリーナー
あとはその他使いやすかったり、必要だなと思った工具を都度用意しましょう。

てなわけで手前側のハンダを吸い取り線で取ってみました。吸い取り線とハンダを一緒に加熱してあげると、スゥゥ……って感じで吸い取ってくれます。とはいえ、熱しすぎは禁物。吸い取りたいハンダの量が多かったり手間取ったりした場合は、分けたり一度冷ましたりと工夫しましょう。

そして、すべて吸い取り終わるとこんな感じ。端子部分にはソルダーサッカーを使いました。はんだを溶かした状態でソルダーサッカーの口をギリギリまで近づけ、スイッチを押す。するとボフッって吸い取ってくれます。こちらも熱しすぎには十分注意を。

残った茶色いものはハンダに含まれるヤニ成分です。パーツクリーナーとクロスで拭いてあげるとこうなります。かなりきれいになりましたね。

ちなみに失敗するとこうなります。量の多いハンダを一発で無理に吸い取ろうとすると、ハンダ吸い取り線がキャパオーバーしてしまいこうなります。量が多い際は分けて少しずつ吸い取りましょう。
ここまでやったら動作チェックもしておきましょう。せっかくきれいにしたのに組み込んだら壊れてた……というのは結構心にきます(経験済み)。

現行の新品と並べてみました。かなりきれいになったとはいえ、さすがに無理がありました。
とはいえ、ここまできれいにしてしまえば再組み込みの時もかなり気分がいいはず。トラブルの可能性も減りますしね。可能であればまずはいらないポットとかで練習できるとなおよし。
皆さんもよいハンダライフを!
サヨナラのBGMはこれで! (ソルダーオブフォーチューン)
ハンダ吸い取り線はこんなのです!
SolidBond ( ソリッドボンド ) / goot はんだ吸取線 CP-2515
ソルダーサッカーはこれ!