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第3回 管楽器界うらばなし 「吹奏楽部ってどんな部活? 金管編」

2018-04-20

Theme:Wind Instruments

ステージのスポットライトを浴び、ひときわ輝く金管楽器を紹介します!(^^)!

 

~トランペット~

まずはトランペット。吹奏楽の「花形」と呼ばれます。

音色はまさにBrillante(ブリランテ:輝かしく)
クラシック曲ではファンファーレ、歌謡曲ではメロディを主に担当します。
曲中のソロも多く、とにかく目立ちます。

音量が大きいため、音程を外したりすると、ミスがわかりやすいという点もあります。
吹きこなせればカッコ良いこと間違いなしの楽器です。

50人編成のバンドでは、5人-7人で編成されます。

 

~トロンボーン~

続いてトロンボーンです。
なんと言っても長いスライドが特徴的です。
曲中ではトランペットとのかけ合いやトロンボーンパート全員でのアンサンブルハーモニーが見られます。

吹奏楽の中でも低音楽器と高音楽器の真ん中、中音楽器として活躍します。
音は柔らかく、伸びのある音です。

実は、見た目以上にスライドが長いため、腕が長くないと「7ポジ」と呼ばれる一番遠くにスライドを伸ばす音の演奏が難しくなります。
私もトロンボーンをたまに吹きますが、かなりこの「7ポジ」に苦労します。
ポジションを体で覚えれば、スムーズに音が出せるようになります。

50人編成のバンドでは、4人-6人で編成されます。

 

~ホルン~

丸い見た目と名前がかわいらしいホルンです。
音はまさに草原で響く「アルプスの少女 ハイジ」のテーマが印象的ではないでしょうか。
抜差管だけでなくベルの中に手を入れて音程の微調節も行います。

吹奏楽ではトロボーンと同じように中音楽器として活躍します。
美しいハーモニーから「きざみ」と呼ばれる、一定のリズムで音を出してサウンドにリズム感を持たせる役目が多いです。

また、金管楽器は異なる音程を同じ運指(指使い)で出す必要があります。
なかでもホルンはしっかり音をイメージしていないと、出したい音とは違う音が出てしまいます。
唇と息のコントロールが重要になる楽器です。

50人編成のバンドでは4-5人で編成されます。

 

~ユーフォ二アム~

金管楽器の中でもシルバーの管体が特徴的なユーフォです。
優しく太い音で響きます。

奏者によって音色に個性が出る楽器。
同じモデルを使用していても「この人はこんな音がするのか」と聴いていて驚きます。
吹奏楽ではサックス、トロンボーン、ユーフォ、ホルンの中音楽器隊で裏メロディやハーモニーを奏で、サウンドに広がりを持たせます。

特に他のパートとのハーモニーやメロディの調和が重要になるため、周囲の音を聴いて合わせられるか、和音が聴き取れるかという「聴く耳」が大切になります。
これができているバンドは、聴いていてとても心地よいサウンドになります。

50人編成のバンドでは2-3人で編成されます。

 

~チューバ~

金管楽器の中でも最も大きな楽器がチューバです。
縁の下の力持ち、サウンドを低音で支え、ホルンと同じようにリズム感を出す「きざみ」を担当します。

画像では伝わりにくいのですが、
高さは約1m
重さも9~10kg (お米を1袋持っている感じ)
なので、普段の演奏では楽器を専用のイスに乗せます。

音は、空間全体を包み込む極太の低音が響きます。

楽器の大きさから、最初は周りにぶつけないよう扱いに慣れることから始まります。
演奏になると管が太くて長いので肺活量が必要になります。
良い音になるとサウンドのバランスが整います。

50人編成のバンドでは2-3人で編成されます。

 

金管楽器をずらっと紹介していきました!(^◇^) これから吹奏楽を始めようという方は、ぜひ参考にしてください。
既に演奏されている方には、わかる!わかる!という内容があったのではないでしょうか。
共感していただけると嬉しいです(*^_^*)

次回は、その他編をお届けします!

ではまたお会いしましょう☆★

管楽器界うらばなし
第1回 「吹奏楽部ってどんな部活?」
第2回 「吹奏楽部ってどんな部活? 木管編」
第4回 「吹奏楽部ってどんな部活? 打楽器編」
第5回 「吹奏楽部ってどんな部活?コントラバス編」

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サウンドハウススタッフによるブログです。 ここでしか聞けない、サウンドハウスのスタッフだからお届けできる、とっておき情報が満載です!本音トークもあるよ♪

 
 
 

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