今月初めに女子十二楽坊のライブに行ってきました。
日中国交正常化45周年を迎え、今回は9年ぶりの来日単独公演!
観客席には女子十二楽坊の華麗な演奏を見るべく、日中のファンが集い合いました。
もっぱら「和楽器バンド」「初音ミク」にハマる昨今の私、、、、
なのですが、実はチャイニーズ・ミュージック、中国伝統楽器にも興味があります。
(聴く専門ですがね)
この度のライブでは、そんな興味深々な中国伝統楽器の生音を聴けること、可憐な女子十二楽坊の生演奏を聴けることの二つが同時にやってきて、まさに一石二鳥を楽しみました。さらに、初めて見るものというものは発見がつきもの。
そこで今日は、女子十二楽坊の生演奏から得た発見と中国伝統楽器、二胡の魅力をお伝えします。

♪中国伝統楽器「二胡」♪
魅力① エアリーな演奏スタイル
にわかに二胡の演奏を見ただけではありますが、二胡には二弦しかなく、演奏時は左手の指で弦を押さえ、たわませることで音程を調整し、右手で持った弓で弦を弾きます。見た感じバイオリン演奏の優雅さを彷彿するスタイルなのですが、実際の奏者のスタイルはよりソフティーで、エアリー。その理由は、弦を押さえて、指板(というか棹)に触れぬ「たわませスタイル」。更なる違いはここから。どうしてそう見えるかというところなのですが、ギターや、バイオリンの場合、指板が正面(客席側)に向いているため、アクロバットなことにでもならない限り、たわみだけで演奏しているスタイルを目撃することがありません。二胡は仕様上、客席に対し正面を向くと常に弦のたわませ具合がわかる(つまり棹が演奏時横を向いている感じ)ので、遠目で見ると弦が見えません。(見えないのは、奏者との距離があって、舞台照明によるものかと思いますが・・・)しかし、そのエアリーな指使いがとても神秘的にうつりました。
魅力② 実は打面がある
今回の中国楽器の生演奏で「WOW!」と思ったのは、実は打面がある点です。二胡は「弾くもの」と思っていましたが、曲によって打楽器のように使われていました。両手指の先で「トントトトン」と軽やかに、蛇皮の部分をヘッドとしてたたき、リズムを刻んでいました。その演奏スタイルは、また見たいと思うのと同時に、まだ見たことのない人にも見てほしいと思うほど魅力的でした。女子十二楽坊では4人が二胡を担当しており、存在感のある弓を弾く動きが、控えめな動きにかわった瞬間はなんだか感慨深かったです。曲によって竹笛や琵琶といった他の楽器の演奏を引き立たせるためにそのスタイルになるのですが、女子十二楽坊の皆さんが弾く姿が、あまりにも可憐でほれぼれしました。
~~~ここからは余談~~~
そんな二胡、はたまた、女子十二楽坊に魅了されちゃった私ですが、最後に夢みたいなことがおこりました。なんと、パンフレットを購入すると先着順に女子十二楽坊の方のサインがもらえるとな!
買っちゃうよね~~~♪
ということで、パンフレット片手にサイン場へ。そしたら、なんと女子十二楽坊の皆さんがズラリといらっしゃるではないですか!
そして、全員がサインをしてくれるという、スイートな対応!とっておき過ぎます!!!「謝謝」の嵐です!www
ぜひ、興味のある方は、またの機会に行ってみてくださいね。
P.S. 最後にコマーシャル☆
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