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Adele - Rolling in the Deep『Kivi先生のTalk About 洋楽 第19回』

2019-10-04

Theme:Kivi Senseis Talk About Western Music

Kivi先生のTalk About洋楽 洋楽大好き女子高生さっちゃんが、今日も洋楽の分からないフレーズをKivi先生に質問!さあ、さっちゃんと一緒に英語に詳しくなりましょう♪

Kivi(キヴィ)先生

フィンランド生まれカナダ育ちの英語の先生。カナダのバンド「Rush」の大ファン。前髪にはこだわりがある。軽音部と英語部の顧問。

 

さっちゃん

日本生まれ、日本育ちの女子高生。洋楽の歌詞を調べるのがマイブーム! Kivi先生に質問に行くとたまに逃げられる。軽音部所属

今日のお題はコレ!
「ADELE - Rolling in the Deep」

アデル『Rolling in the Deep』

裏も表もなく…

Mr. Kivi!Good morning. How are you doing?

I'm very good, thank you. How 'bout you?

I'm very happy.

Good to hear. 嬉しそうですね。なにか良いことあった?

プレゼントもらったんだー。ADELEのCD!

From...?

ひ・み・つ!ADELEの歌詞はすごく好き!特にRolling In The Deepっていう歌!でも一か所、何となくわからないところがあったんだよね。

誰からのプレゼントかはシークレットか。What part don't you understand?

「Baby, I have no story to be told / But I've heard one on you」のところ、 to be told は「話された」っていう受け身の表現だけど「I」の、私が話された、ではないよね?

そうですね。to be told で話されたのは、ここでは「話」「story」になります。

やっぱり。何となくだけど「I have no story to be told」は「私は自分について語るものがない」みたいな意味?

Wow! That was quick!そのとおりです。流れ的には「特に何かを隠しているわけでもない」のような気持ちで言っています。

なるほどね。じゃ、「自分には語れるような隠し話はないです」かな?

Good.

そうしたら、流れでいくと「But I've heard one on you」「しかしあなたの話は聞いたことがある」って感じ?

そうですね。ほぼそのままでいける。

でも、なんでそうなるのかは分からん(汗)

多分引っかかっているのは「one on you」ではないかな。

ん?あ、そうかも。「one」は「Baby, I have no story to be told」の「story」を指してるんだよね。

そうです。では、1学期に英語の授業でレポートを書かせたことあったよね。課題を出したとき、僕が何を言ったか覚えていますか?

「好きな映画のレポートを書け」って感じじゃなかったっけ?

英語では何を言ったかを覚えていますか?

「Write a report about your favorite movie」でしょう?

実は、「Write a report on your favorite movie」と言いました。

え?そうだっけ?じゃ、「on」は「about」と同じ意味があるの?

That's right. 例えば「This is a book on Beethoven」は…

「これはベートーベンについての本です」ということは、「But I've heard one on you」は、「しかしあなたについての話は聞いたことがある」になる。

Yes. で、ADELEの気持ちや歌の雰囲気を含めてまとめたら?

まとめたら、「Baby, I have no story to be told / But I've heard one on you」は日本語で、「ベイビー、私には語れるような隠し話は何もないけれど、あんたの隠し話を聞いたぞ」になるのかな。

Very good!そういう風に言われたらおそろしいっすね。

ヒヒッ!3限は英語だね。See you there.

See you later!

透明人間かも!

Kivi

フィンランド生まれ、カナダ育ち、日本で骨を埋めるつもりのKiviです。人生の半分以上日本で過ごし、もう海外から日本に帰るのが「帰国」だと思っています。18年間、日本の私立高等学校で務め、英語教育は勿論、担任や軽音部顧問もやらせていただきました。Too young for Disco, too old for Grunge, I bury my head in Prog Rock!

 
 
 

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