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忘れ物のアリジゴクは悪夢?

2026-03-23

Theme:Sound House Founders Column Ricks Opinion

Rickの本寝言 サウンドハウス創業者が本音をついつい寝言でつぶやく!

何ということか!昨日、またノートPCが消えた!まさか、羽田から徳島へ向かう飛行機の中に、再び置き忘れたのだ。そういう事態を想定し、常にノートPCは2台持ち運んでいるため仕事に支障はないのだが、それにしてもどうしたものかと肩を落とすことになる。今朝、徳島空港のJALに電話し、聞き慣れた声の方に、「すいません、また、忘れました!」と伝えると、既にわかっていたようで、準備してくださることになった。本日、東京へ戻る飛行機にチェックインする際に、忘れ物のノートPCが手渡された。JALの常連とは、忘れ物の常連をも意味するのだろうか。

この度のノートPCについては、自らのルール違反が原因で忘れ物になってしまったことは明白だ。これまで幾度となく、電車や飛行機、タクシーなどで忘れ物をしてきたため、問題の根源はおおよそ検討がついている。ひとつは加齢による瞬時の記憶喪失だ。まじで、今さっきという時間の記憶がなくなる時がある。あれ、今さっき、ランチで何を食べたっけ?なんていうのは日常茶飯時だ。もうひとつの原因は、常に書き物をしながら考えごとをしているので、その前後の記憶が飛んでしまうことだ。よって、書き物の前後では物が瞬間移動したかのごとく消え去っていくのは仕方ないのかもしれない。

これまでの忘れ物を振り返ると共通点がある。それは自分自身で身の回りに物を置いていることにつきる。電車の窓際、トイレのカウンター、飛行機のポケット、椅子の上、机の上、タクシーのシート上など、自分が経験する忘れ物とは、身の回りにとりあえず物を置いて、そのまま次の行動に出向いてしまうことが原因となっている。よって忘れ物をしないためには、物を置かないことに努めるしかないのだが、それは現実的ではない。身の回りに物を置かなければならない時があるのだ。

では、今回何が自ら定めたルール違反かというと、物を置く場合は自分の目の前か、体に触れる所に限る、と決めていたにも関わらず、それを守らなかったのだ。たまたま飛行機の座席が15c、目の前が壁になっている席であり、前方にはかなりのスペースがある。隣は他のお客さまが座っているので、前方の壁に付けられているポケットに2台目のpcを入れるしかなかった。この距離が問題であり、1m以上自分の目から離れてしまった。そして飛行中はずっともう1台のpcで仕事に没頭。しかも羽田から徳島にランディングするも飛行機は30分遅れ。約束の時間に間に合わないため、着陸してからはすぐにLINEで連絡し、飛行機から降りると走ってタクシー乗り場まで行く。そして徳島駅周辺からは自分の車に乗り代えて小松島まで行くことになる。ふと、その途中でノートPCが無いことに気が付いた。

ノートPCがもう少し自分のそばにあれば、回避できた一例かもしれない。しかしながら時間に追われ、書き物もしていると、ちょっと離れた所に置いたものは忘れてしまうのは仕方のないことだ。だからこそ、身のそばに置くというルールを徹底することにしたのだが、このルールを根底から覆す事件に遭遇した。

つい先週、宮城県の女川から東京まで戻る5時間の長旅の途中、仙台からは最終便の新幹線に乗ることになった。やまびこの最終便は仙台を21時49分発。終点は東京であり、自分は山手線の目白が目的地なので、上野で降りることに。そして新幹線に乗ると、いつもと同じくPCを開いてひたすら書き物に徹することにした。PC業務にはスマホも平行して使うことが多く、パスワードや連絡作業での必需品となっている。そしてこれまで携帯電話さえも忘れることがあったので、絶対に忘れないようにと携帯電話は足の間に挟んでPC作業をすること1時間少々。そして上野駅の構内に着いて、ドアが開くぎりぎりまで書き物に専念した。そして新幹線が止まると立ち上がり、リュックにPCと電源ケーブルを入れ、ジャンパーを着て表に出て、長いエスカレーターを上って山手線のホームへと向かう。

そしてJR上野駅から山手線に乗って携帯を見ようと手をかけると、無いことに気が付いた。何と、足の間に置いた携帯電話を忘れて、そのまま立ち上がって置いてきてしまったことに気が付いたのだ。携帯はもう1台常に持っていたため、IPHONEの「探す」から検索すると、そのまま東京駅に移動していたことを確認。慌てて次の駅で山手線を降りて、逆方向の東京駅に向かった。既に時間は夜の11時30分を回っていた。東京駅に着くと、山手線の最終便まで15分しかない。果たして置き忘れた携帯はゲットできるのだろうか。考えている余裕はない。何とかなると思い、東京駅のホームに降りるとすぐさま走り、東北新幹線の乗り場へと向かった。

そして改札口まで行くと、既に終電も到着しているため、駅員のみなさんは片付けのモードに入っていた。そして「忘れものを取りに来ました、そこに止まっている新幹線の9号車にあるのですが。。。」と声をかけると無情にも、忘れ物の対応は夜の10時までで、車両はこれから車庫に入り、清掃後に忘れ物が届けられるので、明日、わすれもの専用の窓口にとりにきてください、と言われてしまった。つまり、帰宅した後、翌日また、東京駅まで取りにこなければならないのです。なんという時間の無駄か。忘れ物をするということは、自分の貴重な時間がことごとく削られていくことを意味する。そして翌日、再び東京駅構外の忘れ物専用窓口に行き、無事に携帯は戻ってきた。

この事件から、自分が自ら課したルールがもはや役に立たないことがわかってきた。つまり、自分の体に触れる場所に物を置いても、忘れてしまうということだ。この前例ができたことに驚きを隠せない。何故なら、もはやこれ以上のルールは考えられないからだ。それは忘れ物を避ける術がほぼ、なくなることを意味していた。もしかして、忘れる可能性がある物には、すべて紐をつけてベルトに結びつけるしか方法がないのかもしれない。それでも紐を携帯することを忘れたらどうするのか。自分から離れたらベルがなるようにするべきか。タグをつけて追えるようにするべきか。でもそれでは忘れ物対策にはならない。

何か良い方法はないものか。でも、こんなことを考えて時間を費やしていたら、仕事の邪魔になる。この記事を書くのも所詮、時間の無駄。よって最終的には仕事を優先するしかない。そして忘れ物はこれからも続くことになる。それは時間が経てば経つほど、奥が深くなる地すべりのようなものだ。正にアリジゴクのように、どんどんと深みにはまっていくようだ。そしてそこから這い上がることはきわめて難しい。この極意を理解してアリジゴクを回避することが、人生のチャレンジに勝利する秘訣となる。このハードルは極めて高い。

Rick Nakajima

Born in Tokyo in 1957, Rick Nakajima went to the States as a teenager to train in tennis and pursued his studies at the University of Southern California, the Wharton School of the University of Pennsylvania, and Fuller Theological Seminary. Rick returned back to Japan where he then founded Sound House in 1993. Since then, Rick continues to manage his musical instrument and audio equipment online retail business with the aim to revitalize Japan through the power of music. In addition to giving his full devotion to running his companies, Rick is also active in community outreach projects and researches ancient history while traveling throughout his native land. Rick also runs a local newspaper called the JAPAN CITY JOURNAL. He has made contributing to the spiritual renaissance of the nation his life's work; he uses his website historyjp.com as a platform to break down history through an accessible fresh perspective while also unearthing the roots of Japan.
https://www.historyjp.com
https://www.kodomozaidan.org

 
 
 

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