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はじめての1本に迷ったら──Ibanez AZESという選択

2025-06-30

Theme:sound&person, sound

これからギターを始めようとしている方で「最初の1本、どれを選べばいいの?」と迷っている方に向けて、ぜひチェックしていただきたいおすすめのギターをご紹介します。
最後まで読んでいただけると嬉しいです!

今回ご紹介するのは Ibanez(アイバニーズ)のAZESシリーズ

AZES公式ページ(Ibanez)

Ibanezは日本発のギターブランドで、国内外の多くのプロミュージシャンに愛用されています。
そのIbanezが、ビギナー向けに“本気で”開発したモデルがこのAZESシリーズです。

これは筆者の所有するAZES40

1. 低価格なのに高クオリティ

近年は、ビギナー向けの低価格ギターでも高品質なモデルが増えてきましたが、AZESもその代表格です。
4万円前後という価格帯ながら、上位機種に引けを取らない弾き心地とサウンドを兼ね備えています。

■ AZESのサウンド参考動画(YouTube)

このギターの開発には、プロギタリストのトモ藤田さんも関わっており、Vaundyの「トドメの一撃」で話題となった海外ギタリストCory Wongの来日公演では、実際にAZESを使用して演奏していました。
プロがステージで信頼して使えるほどのクオリティを、4万円で実現しているのは大きな魅力です。

また、各部パーツも初心者の使いやすさを考えて設計されています。
その中でも筆者が特に感心したのはジャック周りの構造です。
ジャック周りはシールドケーブルを抜き差しする際の振動でジャックを固定するボルトが緩みやすく、それにより接触不良や断線が起きることがあります。
しかしAZESでは、トラブルの原因となるボルトを排除し、樹脂製の一体型構造にすることで、接触不良が起きにくいよう設計されています。

こうした細かな気配りも、AZESがビギナーにおすすめできる理由のひとつです。

2. 一回り小さいボディで演奏しやすい

「手が小さいから、ちゃんとギターが弾けるか不安…」
そんな方もご安心ください。AZESは、ビギナーの不安や悩みにしっかり配慮した設計になっています。
AZESは「ストラトタイプ(以下STタイプ)」と呼ばれるボディ形状に分類されますが、STタイプのギターは、日本人の体格にはやや大きめに感じられることがあります。

そこでAZESでは、ミディアムスケールという通常よりやや短めのスケールを採用。
これにより、ネックが握りやすく、指も届きやすくなるため、手の小さい方や小柄な方でも扱いやすいギターになっています。
また、ボディサイズも一般的なSTタイプよりコンパクトなので、構えたときのバランスが良く、見た目のフィット感も抜群です。

3. 多彩な音作りが可能

エレキギターにはピックアップ(以下PU)とよばれる音を拾うパーツがあります。
PUはギターの音色を決める大きな役割を持っています。
AZESに搭載されているPUは、フラットでバランスの良い音響特性を持っており、非常に扱いやすいのが特徴です。
また、PUの組み合わせによって、さまざまな音色を出すことが可能です。
一般的なギターでは3〜5通り程度のサウンドバリエーションですが、**AZESでは最大9通り(AZES31は8通り)**の音色を切り替えて楽しめます。
例えば──

  • カッティングに適したジャキッとしたサウンド
  • ロックやファンクに合う、太く芯のあるサウンド

など、ジャンルを問わず幅広く対応できるので、「いろんな音楽に挑戦してみたい!」という方にぴったりの1本です。

4. 選べる2タイプ & 豊富なカラーバリエーション

AZESシリーズには、主に以下の2モデルがあります:

AZES31は3シングルPUとフィックスドブリッジというシンプルな構成で初心者にも扱いやすく、価格もリーズナブルです。
AZES40はアーム奏法に欠かせないトレモロユニットや太く力強いサウンドが得られるハムバッカーPUを搭載しており、より多彩な表現が可能です。

また、カラーバリエーションも豊富で、自分好みの1本を選ぶ楽しみも味わえます。
さらに、AZES40には左利き用モデルもあるため、左利きの方にも安心しておすすめできます。

5. 同価格帯の他モデルと比べてどうなの?

「ビギナー向けのギターってたくさんあるけど、結局どれがいいの?」
そんな疑問を持つ方も多いと思います。AZESとよく比較されるのが、YAMAHAのPACIFICAシリーズです。
PACIFICAも人気のある機種ですが、以下の点でAZESは一歩リードしていると個人的に感じています。

1:演奏性の高さ(ミディアムスケールの採用)

PACIFICAはレギュラースケール(一般的な長さ)ですが、AZESはミディアムスケールを採用。
ネックが短く、手の小さい方にも弾きやすい仕様となっており、初心者が最初に感じやすい「指が届かない…」というストレスを大きく軽減してくれます。

2:サウンドの多彩さ(ピックアップ構成)

PACIFICAにもSSH構成(シングルPU×2、ハムバッカーPU×1)のモデルがあり幅広い音に対応可能ですが、AZESはdyna-MIX9という独自のスイッチングシステムを搭載。
最大9通りの音色(AZES31は8通り)を出せるため、音作りの自由度ではAZESのほうが一歩上です。
ジャンルに縛られず、さまざまな音楽にチャレンジしたい方には大きな魅力となるでしょう。

まとめ:最初の1本に、本気でおすすめできるギター

いかがだったでしょうか?
実は筆者自身もAZES40を所有しており、レッスンや音楽制作などの現場で日常的に活躍してくれています。
次回は、自分が所有しているAZES40の紹介や、サウンドクオリティをさらに高めるカスタマイズのポイントについてもご紹介できればと思っています!
Ibanezが“本気”でビギナーのために開発したAZESシリーズ。
初めてのギター選びで迷っている方は、ぜひ候補としてチェックしてみてください!

⇒ AZESシリーズ取扱い一覧


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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kouhei

千葉県生まれ。15歳の時に80~90's洋楽に目覚め、ギターとベースを始める。 高校卒業後はMI TOKYOへ入学。卒業後は同校でTA(補助講師)としてレッスンをする傍ら、BGM・カラオケ音源制作やサポート業をおこなっている。自身のバンド”Tokyoite”(トーキョーアイト)ではベーシストとして活動中。
Twitter https://twitter.com/ike_kohei
Instagram https://www.instagram.com/ike_kohei_gt/

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