こんにちは!
“ギタリスト専門整体師”のフジオカタクトと申します!
突然ですが皆さんご自分の姿勢に自信はありますか?
最近はおうち時間でストレッチやエクササイズを始められる方が増えていると耳にします。しかしそれでも現代人は姿勢が悪い人が多いと思います。
姿勢が悪いとどれだけ頑張って運動しても狙い通りの運動の効果が得られない、ということもまた事実です。
姿勢の根幹とは脊柱(背骨)であり脊柱の動きを引き出したり状態を整えていくことが大切なポイントです。
脊柱は大きく分けて3つのブロックに分けられ、それぞれ頚椎、胸椎、腰椎という名前がついています。

あなたは頸椎、胸椎、腰椎それぞれを自分でコントロールして動かすことはできますか?
首と腰については一般的にストレッチも普及していますし、なんとなく動かせるんじゃないかと思います。
でも胸はどうでしょうか?意識して動かすことはできますか?
これが案外難しく、胸椎の動きってなかなか感じにくいし動かしにくいのです。
今回はマッサージやストレッチだけではなかなか動いてくれない胸椎を強制的に動かす最強のエクササイズを紹介したいと思います!
いきなりエクササイズをするのではなく、なぜ胸椎を動かすことが大切なのか、現代人が抱える姿勢の悩みを紐解きながら見ていきたいと思います。
冒頭でも言った通り、現代人はストレートネックやスウェイバック姿勢などといった体や姿勢のトラブルがとても多いです。
今回はストレートネックを例に、胸椎はどのような状態になっているかをまず見てみたいと思います。

ストレートネックの脊柱の状態をみてみると、頚椎屈曲、胸椎後弯、腰椎後弯といった状態になっています。
ただ、姿勢を正そうと背筋を伸ばしても頸椎や腰椎を伸ばしているだけで胸椎の動きがほとんどない場合がほとんどです。
また頑張って胸を張って胸椎を伸ばそうとしても肩甲骨の動きは感じられても胸椎が伸びる感覚というのはなかなかわかりにくいです。
脊柱は頭の先からお尻の所までずーっと続いているので一箇所でも体に負担のかかる姿勢をとっているとそれが他のところへ悪影響を及ぼしてしまうのです。
動かしにくい胸椎ですが、疲れにくい良い姿勢を作っていくためにはしっかり動かすことが大切です。
ではそろそろエクササイズに移っていきましょう!
やり方
- 三角座りをして座る。
もし体が硬くて三角座りが安定してできない人は壁を背中に当ててやってみましょう。 - ゆっくり手を頭の上まで挙げていきます。
この時手は正面で組んでも構いません。やりやすいフォームでチャレンジしてみましょう。
やり方は以上です!
エクササイズとしてはシンプルな方ですが、やってみると地味な運動なのに普段動いていないところが動いている感じがして結構しんどいです。
三角座りをすることで股関節と骨盤にロックがかかり、腰椎の動きが制限されるので胸椎の動きを強制的に引き出すことができます。
ポイントは背骨の肩甲骨の間あたりが伸びている・動いていることを意識しながらやることです。無意識でやると肩の動きがメインになってしまい、胸椎の伸びる動きが感じにくくなってしまいます。しっかり胸のあたりから体が伸びていくイメージを持ちながらトライしてみてください!
回数は疲れない範囲で、できればたくさんやってください。
そしてこのエクササイズで胸椎の動きを感じられるようになったら、三角座りをしない状態で手を挙げてみて胸椎の動きがわかるかどうかを確認してみましょう。結構難しいですが、胸椎の動きを感じられ、胸椎が動いてくれば自分の姿勢をコントロールしやすくなり、疲れも溜まりにくくなります。何よりもストレートネックやスウェイバック姿勢の改善につながってきます。
ぜひとも一緒にやってみてください!
もし肩こりなどの不調や姿勢の悩み、演奏時の体の使い方など気になることがあれば僕の公式ライン(https://lin.ee/6AGJ9JX)からご連絡ください!
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それではまたー!
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