突然ですが、メタルバンドってメンバーが多いイメージありませんか?ツインギター擁する5人組とか、ツインギターもキーボードもいる6人組とかはザラです。ジャンルによっては管弦楽器や民族楽器を加えた大所帯のバンドも珍しくありません。
メタルはジャンル自体が重厚で大仰なサウンドを特徴としているので、無理もないと言えば無理もないこと。しかし、広い世界には「バンドの最小形態」ことスリーピース編成のメタルバンドも存在します!そんなわけで今回はスリーピース・メタルバンド特集です!
■Rage / The Devil Strikes Again
1984年結成の大御所ジャーマン・メタルバンド。音楽性はドイツらしいキャッチーなパワーメタル。個人的にはヴィクター・スモールスキ(Gt)加入以降のイメージが強く、テクニカルなギタープレイヤーによる緻密なバッキングが、バンドの特徴のひとつだと思っています。2015年にヴィクターに代わり加入したマルコス・ロドリゲスは、ギタープレイはもちろん歌まで上手く、コーラスでボーカルに厚みを出すことにも貢献しています。
■GYZE / JULIUS
北海道産のメロディック・デスメタルバンド。伊産デスメタルバンドDisarmonia Mundiのリーダー エットレ・リゴッティが主宰するCoroner Recordsレーベルよりデビューし、「逆輸入バンド」として注目を集めました。音楽性は疾走感ある正統派デスラッシュと叙情的なメロディを掛け合わせたメロデス。日本人好みのメロディはもちろん、アイヌ文化などを題材にした楽曲も特徴のひとつです。
■Freak Kitchen / Morons
スウェーデン産の3ピースメタルバンド。音楽性は一言では表しきれませんが、強引に言うなら「キャッチーで、テクニカルで、ときどき珍妙なヘヴィメタル」といったところ。その音楽性の軸となっているのはギタリスト/ボーカリストのマティアス・IA・エクルンド。ハードロック/ヘヴィメタルだけでなく、ジャズやインド音楽からの影響も受けており、いわゆるダイアトニック・スケールから外れた音階や、突拍子もない変拍子をニコニコしながら弾きこなします。スティーヴ・ヴァイに評価されヴァイのレーベルからソロ作を出していたり、某ギター誌で連載を持った際に採譜を担当した故・藤岡幹大さん(Trick Box、仮バンドほか)から「変態」「クレイジー」「キモい(いい意味で)」と数々の賛辞を受けていたりする と言えばなんとなく伝わりますかね。
というわけで、「バンドの最小形態」3ピース編成のメタルバンドいかがでしたか。
実は最後に紹介したFreak Kitchenのギタリスト マティアスは、サウンドハウスが国内代理店を務めるアンプメーカーLaneyのエンドーサーです!そこで今回はマティアスも使用するLaneyアンプを紹介したいと思います。
マティアスのメインアンプ。ナチュラルなオーバードライブからモダンハイゲインまで対応する3ch仕様のIRT120H
Laney (レイニー) / IRT120H手元のダイナミクスによく追随するシンプルな1ch仕様ヘッドGH100L
Laney (レイニー) / GH100LLaneyカスタムドライバーを搭載しクリアなサウンドを出力するIRT412Aキャビネット
Laney (レイニー) / IRT412A