かつて「日本では売れない」と評されたiPhoneの国内発売からちょうど10年。いまでは10キーが付いていない、方向キーがない、赤外線がない、折り畳めない携帯電話が普通になりました。
一見おかしな仕様に思える製品も、いつかスタンダードになるかもしれません。今回は謎の魅力を持つ変わり種イヤホン・ヘッドホンを集めてみました!
Skullcandy (スカルキャンディー) / Crusher BLACK S6SCDZ-003
遮音性に優れる厚みのあるハウジングを装備しつつ、エッジの効いたデザインと細身のアームがとてもスタイリッシュ!ドクロをあしらったスカルキャンディーのロゴマークもかっこいいですね。
・・・かっこいいヘッドホンですが、あくまで見た目は普通。衝撃的ではありません。
こちらが本機を紹介した動画です。
■ Crusher | Skullcandy

ドライバの説明です。

ん?ドライバの下にドライバ・・・?

バッテリーとアンプを内蔵という不穏な言葉が。

実はこの「Crusher」、サブウーハーを内蔵しています。
アプリと連動させてEQプリセットだとかカスタムだとかそんなチャチなもんじゃあない、サブウーハーを載せて本物の低音を作る!それがSkullcandyの答えッ!
スライダーでBASSを最大まで上げると、ハウジングが震えるのは感動です。
野性的で凶暴なヘッドホン。それがCrusher!
qdc (キューディーシー) / NEPTUNE QDC-5915
打って変わって次にご紹介するのは、美しすぎるイヤホン・QDC/NEPTUNE。ジュエリーショップにさり気なく混ぜてもわからないかも!
■qdc / カナル型イヤホン 一覧
NEPTUNEはリケーブル対応のイヤホン。2ピンコネクタはいわゆるカスタムIEMでよく使われている規格ですね。
カスタムIEMは自分の耳型を取ってオーダーメイドするイヤホン。そこまでするのはちょっと・・・という方に最適なイヤホンです。
オーダーメイド並のクオリティとプレミア感がこの価格というのは、驚きです。
茶楽音人 (サラウンド) / ちょんまげ君
「名前で選んだよね」と疑っていますか?しかし、この製品はあらゆるイヤホンの中でも特にコンセプトがしっかりした機種なのです。
「勉強向けイヤホン」というテーマで、特に語学のリスニング教材を聞き取りやすくするチューニングが施されています。
一般的な音楽鑑賞用のイヤホンは音を楽しむために低音や高音を強調します。
対して音楽制作や録音現場ではフラットさが求められるため、モニターイヤホン、モニターヘッドホンと呼ばれる製品が使用されます。
語学学習には男女問わず声を聞き取りやすいモニターイヤホンが適するように思えますが、もっとリーズナブルに、もっと語学学習向けに・・・というコンセプトに忠実なイヤホンで、製品として完成度が高いです。
まぁ名前で選んだんですけどね。
LANDPORT (ランドポート) / Music Earmuff pearl Longfur
LANDPORT (ランドポート) / Music Earmuff Pearl
■LANDPORT (ランドポート) / 密閉型ヘッドホン 一覧
サウンドハウスがファッションサイトに!
と思ってしまうような、イヤーマフ+ヘッドホンという面白い製品です。
イヤーマフを残暑に紹介するのも微妙なところですが、あくまでヘッドホンです!
ETYMOTIC RESEARCH (エティモティックリサーチ) / ER4PT
最後にご紹介するのは、エティモティックリサーチの有名なカナル型イヤホンER4PT。
今では当たり前の定番機種です。鼓膜に直接音を伝えるような耳の奥まで挿入するスタイルと、音の出入りを強く拒むような3段フランジのイヤーチップは衝撃的でした。
昨今ではもはや主流となったカナル型イヤホンの元祖的な存在。
冒頭でご紹介したiPhoneのような立場のイヤホンと言えば、ER4シリーズなのかもしれません。
【ヘッドホン語るよ!】
SONYワイヤレスヘッドホン フラッグシップ編