こんにちは、Cheenaです。
一度、完全な基本、更にその前の入門に立ち返って考えてみましょう。
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実感として、吹奏楽部のステージでベースを演奏している人に、ジャズベース以外を使う人をほとんど見たことがありません。
軽音楽やバンドなどで演奏する人たちはジャズベ以外も持っていることが多いですが、吹奏楽というジャンルの中では、ジャズベが圧倒的なシェアを誇っています。
それはなぜか?
私は、ジャズベが初心者向けと銘打たれていること、他のベースに比べて廉価なものが多いこと、名前に「ジャズ」とつくことが原因だと考えています。
今回は、本当にジャズベが吹奏楽向きなのか、本当に吹奏楽に最適なベースとは何かを考えていきましょう。
※無改造で1万円程度のジャズベを使っている前提での文構成になります。最終的には様々なベースを比較検討し、吹奏楽でも戦えるベースを作っていきます。
廉価なベースについて
1万円台のギターやベースを製造する有名ブランドは多数あります。
主に製造される楽器は、ストラトキャスターにテレキャスター、ジャズベースとプレシジョンベース。 このブランドたちは一様に、フェンダー製の「王道」と称される楽器を作っています。 製造の簡単さや販売時のあれこれを考慮すると何も間違っていないのですが、どこか不思議な光景でもあります。 今度はベース紹介サイトを見てみましょう。
「定番の」「オーソドックスな」「音作りの幅広い」「弾きやすい」...とはジャズベのこと。
かたやプレベには、「ロック向きの」「シンプルな」「硬派」...とあります。
おそらくはこの売り口上に問題があるのでしょう。
初めて楽器を買う際、ネットで検索して欲しいものを探すというのは容易に考えられますし、そうであればこそ、このような評判を信じてしまうのではないか、と感じています。
本当に吹奏楽にジャズベは扱いやすいのか?
2つのシングルコイルを搭載し、2つのボリュームと1つのトーンでサウンドを操作する。 非常にシンプルで、簡潔に見えますが、ここに問題があります。
つまり、初心者の場合常時フルテンで演奏してしまうのです。
これではジャズベの利点である、多彩なサウンドは活かしきれていないことになります。 また、スプリットコイルやハムバッカーを搭載したベースと違い、ジャズベはハムバッキングを行いません。 ノイズは目立ち、音は薄く、馴染みづらいので音量を下げ...と、これでは演奏にいる意味がなくなってしまいます。
吹奏楽に限らず、音作りもピックアップ構成も知らない初心者にジャズベは厳しいのではないか?と私は考えています。
真に初心者向けのベースは何か?
私は、最初に手に取るベースには、出来る限りシンプルかつ安いものを選び、廉価なプレベやFender Bronco Bassをお勧めしています。
どちらもエフェクター無しかつ低価格帯でも簡単にある程度の太さの音を作ることができますし、後の改装も楽である、ということが挙げられます。
資金が多少あるならば、Squire OPBやSterling RAY4、Grassroots G-VPなども選択肢に入ります。 1つ確実に言えることは、ピックアップの数やノブの数は音作りの難しさに比例するということ。
もちろん経験を積んだベーシストであれば3SやPJでも問題ないのですが、最初に使うベースとしてはバランスが悪い気がします。
余談:中級者が使うべきベースとは
多少のエフェクターを導入し、アンプの調整もしている、という状態ならばベースからの音作りは強力な武器となります。
Yamaha BBやIbanez SR、特殊なものであればGrestch Junior Jet Bass、Squire Jaguar Bass、Hofner Ignition Bassなど、デザインに富んだベースもあります。
また、ジャズベを使用しても問題ないはずです。
回路に凝ったもの、例えばターボ回路やアクティブサーキット、ピックアップが特殊なもの、SHやソープバー2基など、トラディショナルなジャズベから離れたものの方が吹奏楽には扱いやすかったりします。
ジャズベを吹奏楽で戦えるようにする
さて、ここまでで挙げてきた廉価ジャズベの問題点、別のベースを選ぶべき理由、吹奏楽には使いづらい箇所を一挙に解決してしまう方法があります。
それは、改造、エフェクタ導入などの、どれもある程度の資金を要求するものです。
しかし、改造コストに応じた効果はあり、吹奏楽らしいベースの鳴らし方をすることができるようになります。
ただ、知識のない状態での自己流の改装は音作りが安定せず、改悪や破損にもつながります。
クラフトハウスに依頼するならば、ターボ回路実装+トーン大容量化や、アクティブサーキット実装などがお勧めです。 十分な資金があるならば、リアハム化やメル・サッチャーMod、ビリー・シーンModなどのウーファーピックアップ設置も視野に入ります。
結局、どのようなベースが扱いやすいのか?
単刀直入に言ってしまえば、サウンドの中核となるピックアップがわかりやすいもの、そして十分に太い低音を出力できるベースが吹奏楽ベース初心者には合っていると考えていいでしょう。
つまり、プレベやスティングレイ系のみならず、視覚的にどのピックアップが「強い」か分かるSH配列、SSH配列など、ある程度楽器側から音作りの方向性を提示したほうが良いと思われます。
結論として、奏者に対する楽器からのアプローチが可能なベースが、吹奏楽ベース初心者には向いている、と言えます。
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吹奏楽ベーシストが最初に選ぶ楽器に関する考察を書いていきました。 本来想定された環境とはかけ離れた演奏環境で活躍するには、楽器もまた変化する必要があります。 変革の中で適切な楽器を選択し、演奏することができたならば、吹奏楽におけるベースの地位もまた変わってゆくでしょう。
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Twitter上で吹奏楽ベースに関する調査を行っています。
「個人情報」と言われるほどの独特な楽器でない限り、個人を特定できない形での調査になります。 メールアドレス等は必要ありません。
10-20分程度で完了するものですので、ご協力お願いします。 Twitterでも拡散していただけると幸いです。
https://twitter.com/on_8va_bassa/status/1319196822707949568?s=20
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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