今回はいつもと趣向を変え貰ったリクエストに答える企画!
貰ったテーマは「Nightwishみたいなシンフォニックメタル・バンド」!
メタルを聴かない人のためにちょっぴり説明しますと、シンフォニックメタルとは、オーケストラサウンドの導入を特徴とするヘヴィメタルのサブジャンル。Nightwishはそのジャンルを代表するバンドの一つであり、映画音楽などから影響を受けた壮大なサウンドと初代ボーカリスト:ターヤ・トゥルネンのオペラティックな歌唱は後続のバンドに大きな影響を与えました。
Nightwish / Bless The Child
Visions of Atlantis / Return To Lemuria
オーストリア産、男女ツインボーカルを特徴とするシンフォニック・パワーメタル・バンド。
2013年に結成メンバーであるドラマー以外が総入れ替えとなるも新メンバーを加え活動を継続し、2018年には実に5年ぶりとなるオリジナルアルバムを発表しました。女性ボーカリストClémentine DelauneyはほかにもSerenityやMyrathのバックコーラスとして参加していたりします。
The Dark Element / Dead To Me
元Nightwishのボーカリスト アネット・オルゾンと元Sonata Arcticaのギタリスト ヤニ・リマタイネンによるメタル・プロジェクト。音楽性は両バンドのファンの期待に応えるシンフォニック要素を含んだメロディック・パワーメタル。この曲が好きという人は、ヤニとティモ・コティペルト(Vo / Stratovarius)を中心とするバンドCain’s Offeringもおすすめ。
MaYaN / Saints Don't Die
オランダ産シンフォニック・デスメタル・バンド。ゲスト扱いのフルタイムメンバーも含めると実に5人ものボーカルを擁する大所帯バンド。クリーンボーカル、ソプラノ、グロウルなど様々なスタイルが一曲の中でかわるがわる登場するのが特徴です。ソプラノ担当のLaura Macriはソロ名義で作品をリリースしているソプラノ歌手でもあります。
Powerwolf / Army Of The Night
最後にちょっと変わり種を。Powerwolfはドイツ産パワーメタルバンド。メンバーにオルガン奏者を擁し、シンフォニック/ゴシックメタル的要素を取り入れたサウンドが特徴です。ボーカルのアッティラ・ドルンは音楽学校でクラシック・オペラを学んでおり、野太いオペラティックな歌唱もバンドのサウンドを特徴づけています。コープスペイントのいかつい見た目に反して、公式ホームページに各メンバーの好きな食べ物が書いてあったりするハートウォーミングなバンドです。
というわけでシンフォニックメタル特集はいかがでしたでしょうか!?
NightwishやVisions of Atlantisは、普段メタルを聴かない人からすると「これってメタルなの?」っていうバンドだったかと思います。マーティ・フリードマンのように「これはメタルだよ~」と言えばなんでもメタルになるジャンルなので、細かいことを気にしてちゃあメタラーにはなれません。
さて今回は、シンフォニックメタルには欠かせないオーケストラ音源を紹介します!
ウェザーリポートのベーシストとしても知られるミロスラフ・ヴィトゥスがプロデュースした IK MULTIMEDIA / Miroslav Philharmonik 2
IK MULTIMEDIA ( アイケーマルチメディア ) / Miroslav Philharmonik 2
重厚でリアルなサウンドが特徴のEAST WEST / Hollywood Orchestra Diamond
EAST WEST ( イーストウェスト ) / Hollywood Orchestra Diamond Mac版
実際に映画音楽の制作現場でも用いられているNative Instruments / KOMPLETE 12
Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE 12