Rolandの人気シンセサイザーシリーズ「Roland Boutique」に、待望の新モデルが登場しました!発表されたのは「JUPITER-08」と「n/vision」の2機種。

伝説のアナログ・シンセサイザーを現代に蘇らせたJUPITER-08と、新しいサウンドを追求したウェーブテーブル・シンセサイザーn/vision。どちらもコンパクトなボディに本格的な音源を搭載していますが、その特徴は大きく異なります。
今回は、この注目の新製品2モデルについて、それぞれの特徴やサウンド、どんな人におすすめなのかを詳しく紹介していきます!
Roland Boutiqueシリーズってそもそも何?
まずは、Roland Boutiqueシリーズについて簡単に紹介しましょう。Roland Boutiqueは、ローランドが誇る往年の名機を現代の技術で再現したモデルを中心に展開する、コンパクトな電子楽器シリーズです。
JUPITER-8やJUNO-106、TR-808といった、音楽史に名を残すシンセサイザーやリズムマシンのサウンドを、手軽に楽しめるのが大きな魅力。見た目は非常にコンパクトですが、本格的な音源を搭載しており、ツマミやスライダーを操作しながら音作りを楽しむことができます。
今回登場する2モデルには、25鍵のキーボード・ユニット「K-25m」が標準で付属。スピーカーも内蔵されているので、本体だけですぐに演奏を始められます。さらに電池駆動にも対応しているため、自宅での楽曲制作はもちろん、外出先やライブなどでも活躍してくれます。「本格的なシンセサイザーが欲しいけれど、大きな機材を置くスペースがない!」という方にもぴったりのシリーズです。
今回登場した2モデルの特徴は?
それでは、今回登場したJUPITER-08とn/visionには、どのような違いがあるのでしょうか?
まず、JUPITER-08は1981年に登場した名機「JUPITER-8」の誕生45周年を記念して開発されたモデルです。オリジナルのJUPITER-8が持つ豊かなアナログ・サウンドや操作感を再現しながら、現代の音楽制作に便利な機能が追加されています。
一方のn/visionは、Roland Boutiqueシリーズのオリジナルモデル。ウェーブテーブル音源とビンテージ系フィルターを組み合わせ、波形を変化させながら複雑で動きのあるサウンドを作り出せるのが特徴です。
簡単にまとめると、JUPITER-08は「往年のアナログ・シンセサウンドを楽しむモデル」、n/visionは「自由な音作りで新しいサウンドを生み出すモデル」といったところ。ここからは、それぞれの特徴をさらに詳しく見ていきましょう!
Roland / JUPITER-08を詳しくチェック!
伝説のJUPITER-8がコンパクトになって登場!
まず紹介するのは、JUPITER-08。

JUPITER-8といえば、1981年に登場したローランドを代表するアナログ・ポリフォニック・シンセサイザー。存在感のあるシンセブラスや美しいストリングス、厚みのあるパッドなど、その豊かなサウンドは数多くの楽曲で使用され、現在でも高い人気を誇っています。
そんなJUPITER-8の誕生45周年を記念して登場したのが、今回のJUPITER-08です。オリジナルを彷彿とさせるカラフルなパネルデザインに加え、本体上面の特徴的なスリットデザインまで初代JUPITER-8を踏襲。 コンパクトながら、細部まで往年の雰囲気を感じられる仕上がりとなっています。
当時JUPITER-8に憧れていた世代にはもちろん、ビンテージ・シンセサウンドを楽曲に取り入れたい若い世代にも注目してほしいモデルです。
あのJUPITERサウンドを最新技術で再現!
JUPITER-08には、最新のJUPITER-8モデリング音源を搭載。単にオリジナルの波形を再現するだけではなく、ビンテージ・アナログ特有の自然なピッチの揺らぎや発音特性まで追求しています。
標準設定ではオリジナルを彷彿とさせる8音/2パート構成を採用。さらに、設定を変更することで、最大32音まで同時発音数を拡張できるのもポイントです。
オリジナルのJUPITER-8は8音ポリフォニックでしたが、JUPITER-08ならより多くの音を重ねたコード演奏にも対応できます。ビンテージの魅力はそのままに、現代の演奏スタイルに合わせて進化しているのが面白いところですね!
現代の音楽制作に対応した機能が充実!
JUPITER-08は、サウンドだけでなく機能面も大きく進化しています。
まず注目したいのが、2パート/64ステップのポリフォニック・シーケンサーです。コード進行やベースライン、メロディーなどを本体で打ち込み、フレーズを繰り返し再生することが可能。1ステップあたり最大8音まで入力できるため、コードを使ったフレーズ制作にも対応します。さらに、ツマミやスライダーの動きを記録できるモーション・レコーディングやアルペジエーターも搭載。単体でも幅広い演奏表現を楽しめます。
そして、もうひとつ見逃せないのがエフェクト群です。Rolandコーラスを含む17種類のMFXに加え、ディレイとリバーブを独立して搭載。特に注目したいのが、オクターブ・シフトされた響きを加え、幻想的な空間を演出するシマー・モードのリバーブ。往年のJUPITERサウンドに、現代的なアンビエントサウンドを組み合わせることもできます。
また、演奏中の操作性も現代的に進化しています。例えば、音を鳴らしたまま音色のエディットやパフォーマンスを行えるホールド機能。鍵盤を押さえ続けなくても音色の変化に集中できるため、ライブでのリアルタイムな音作りにも便利です。
USB-Cによるオーディオ/MIDI接続やMIDI入出力、外部クロック入力にも対応し、DAWや外部機材と組み合わせた制作環境にも柔軟に組み込めます。
見た目やサウンドは往年のJUPITER-8。しかし、中身は現代の音楽制作に合わせてしっかり進化している。 そんな新旧の魅力を兼ね備えたモデルです。
JUPITER-08はこんな人におすすめ!
JUPITER-08は、何といっても往年のアナログ・シンセサウンドを楽しみたい方におすすめです。特に、JUPITER-8が登場した時代を知る方や、当時から憧れを持っていた方にはたまらない1台ではないでしょうか。
一方で、80年代のシンセブラスやストリングス、ビンテージならではの温かみのあるサウンドを楽曲に取り入れたい若いクリエイターにもおすすめです。オリジナルのJUPITER-8を入手するのは簡単ではありませんが、JUPITER-08ならコンパクトなサイズでそのサウンドを楽しめます。さらに、充実したエフェクトやシーケンサーを活用すれば、懐かしいサウンドを現代的な楽曲制作へと発展させることも可能。
往年のJUPITERファンから、ビンテージサウンドを求める新世代のクリエイターまで、幅広い層におすすめしたいモデルです!
Roland / n/visionを詳しくチェック!
Roland Boutiqueに新たなオリジナルモデルが登場!
続いて紹介するのは、n/vision。

JUPITER-08が往年の名機を再現したモデルなのに対し、n/visionはまったく新しいコンセプトで開発されたオリジナル・シンセサイザー。最大の特徴は、ウェーブテーブル音源を採用していることです。Rolandのシンセサイザーでは、FANTOM EXの「n/zyme」や「GAIA 2」でもウェーブテーブルを活用した音作りが採用されています。
n/visionでは、こうしたウェーブテーブルによる自由度の高いサウンド・デザインに、ビンテージ・シンセサイザーにインスパイアされたフィルターを融合。最新のデジタル音源による複雑な波形変化と、クラシックなシンセサイザーのようにツマミやスライダーで音をいじる楽しさを両立しているのが特徴です。
デジタルならではの音作りを、まるでアナログ・シンセサイザーのような感覚で楽しめる。これがn/visionの面白いところです!
ウェーブテーブル音源って何?
「そもそもウェーブテーブルって何?」という方もいると思いますので、簡単に説明しましょう。一般的なアナログ・シンセサイザーでは、ノコギリ波や矩形波、三角波などの基本的な波形を使って音を作ります。
一方、ウェーブテーブル音源では、さまざまな波形を並べたテーブルを使用し、その中を移動することで音色を連続的に変化させることができます。例えば、鍵盤を1つ押しているだけでも、時間とともに音の質感が変化したり、複雑な倍音が生まれたりするのが特徴です。
幻想的なパッドサウンドや、動きのあるリードサウンドなど、従来のアナログ・シンセサイザーとは異なる音作りを楽しめます。特にEDMやアンビエントなど、時間とともにサウンドが変化していく音楽との相性が良い音源方式です。
2レイヤーのウェーブテーブルで自由自在に音作り!
n/visionには、2レイヤーのウェーブテーブル音源を搭載。2つのレイヤーを組み合わせ、ツマミやスライダーで波形やミックスバランスを操作することで、多彩なサウンドを生み出すことができます。
さらに、波形を加工して新たな倍音を作り出す「ウェーブ・シェイパー」も搭載。ビンテージ・シンセサイザーをイメージした複数のフィルター・モデルや、ドライブ付きのアナログ・モデリング・フィルターを組み合わせることで、音色にさまざまなキャラクターを加えることができます。
ここで面白いのが、ウェーブテーブル音源による複雑な波形変化を、物理的なツマミやスライダーを使って直感的にコントロールできる点。ソフトウェア・シンセサイザーでもウェーブテーブルによる音作りは楽しめますが、実際に手を動かしながらサウンドを変化させられるのは、ハードウェアならではの魅力です。
さらに、ステップLFOやエンベロープ、オシレーター・モジュレーションなども搭載。フロントパネルだけでなく、メニュー内の細かなパラメーターを調整することで、奥深い音作りにも対応します。
最大56音の同時発音に対応している点も見逃せません!(実際の最大発音数は音源の負荷によって変化します。)
エフェクトやシーケンサーも充実!
n/visionにはJUNOコーラスを含む17種類のMFXを搭載。さらに、ディレイとリバーブも独立して使用できます。リバーブには幻想的な空間表現に適したシマー・モードも用意されており、ウェーブテーブル音源と組み合わせることで、より複雑で広がりのあるサウンドを作り出せます。
また、JUPITER-08と同様に2パート/64ステップのポリフォニック・シーケンサーやアルペジエーターを搭載。モーション・レコーディングを活用すれば、音色の変化を組み込んだ動きのあるフレーズも制作できます。
USB-Cオーディオ/MIDIインターフェース機能も備えているため、DAWを中心とした制作環境にも取り入れやすく、楽曲制作からライブパフォーマンスまで幅広く活用できます。
n/visionはこんな人におすすめ!
n/visionは、これまでにない新しいサウンドを作りたい方におすすめです。特にEDMやアンビエント、エレクトロニックミュージックなど、複雑な音色変化や幻想的なサウンドを多用する音楽との相性が良さそうです。また、DAWを中心に楽曲制作を行っている方にも注目してほしいモデル。
ウェーブテーブル・シンセサイザーはソフトウェアでも人気のある音源方式ですが、n/visionなら実際のツマミやスライダーを使いながら、感覚的にサウンドを作り込むことができます。もちろん、ウェーブテーブル音源を初めて使う方にも、音を変化させる楽しさを体験してほしいところ。
EDMやアンビエントを制作する方、DAWでの楽曲制作に新しい刺激を求める方、そして何より「今までにない音を作りたい!」という方におすすめの1台です。
まとめ:JUPITER-08とn/vision、どっちがおすすめ?
今回は、Roland Boutiqueシリーズの新製品「JUPITER-08」と「n/vision」を紹介しました。どちらもコンパクトなボディながら、本格的なサウンドと充実した機能を備えたシンセサイザーです。
JUPITER-08は、伝説のJUPITER-8サウンドを手軽に楽しみたい方におすすめ。往年のデザインやアナログ・シンセサウンドを継承しつつ、エフェクトやシーケンサーなど、現代の音楽制作に便利な機能もしっかり備えています。
一方、n/visionは、ウェーブテーブル音源とビンテージ系フィルターを組み合わせ、自由度の高い音作りを楽しめるモデル。EDMやアンビエントなど、新しいサウンドを追求するクリエイターにぴったりです。
懐かしさと現代的な機能を融合したJUPITER-08か、新しい音の可能性を追求したn/visionか。あなたなら、どちらを選びますか?いずれも2026年11月7日(土)発売予定です。気になった方は、ぜひ商品ページもチェックしてみてください!








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