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Wintersunライブレポート&X32インタビュー

2017-11-22

Theme:Events & Concerts

~~~ 2017/11/10 Wintersun東京公演 @下北沢GARDEN ~~~

2017年11月10日、フィンランド出身のメタルバンドWintersunの来日公演が行われました!今回、彼らがBehringer/X32シリーズの愛用者という縁もあり、特別にライブに招待いただき、会場へ向かいました。2003年の結成以来、今回がバンドとして初の来日ということで、会場にはこの日を待ちわびていた多くのファンが集結。熱い雰囲気に包まれていました。
はじめてWintersunというバンド名を聞く方への簡単な紹介と、圧巻のライブの様子、そしてTour/Production ManagerのMiiro Varjus氏へのX32インタビューをお送りしたいと思います!

Photo by Yuzi Okumura

■バンド紹介

Wintersunは、フィンランドのヴァイキング/メロディック・デスメタルバンド。2003年にEnsiferum(エンシフェルム)の元フロントマンであるヤリ・マーエンパーのソロ・プロジェクトとして始動。1stアルバム制作時にはドラム以外のすべての楽器をヤリが担当していたが、後にメンバー加入や交代を経て現在の体制に。アシム・セーラー (ギター)は今年4月に加入したばかりです。

Photo by Yuzi Okumura

●ヤリ・マーエンパー(ボーカル)
突き抜けるようなデスボイスから朗々としたクリーンボイスまでを使い分け、会場を楽曲の世界へと引き込むボーカリスト。間奏でサービス精神旺盛に観客を煽りまくる姿も印象的。
●テーム・マンティサーリ(ギター)
上手に陣取り、ほぼ全曲のギターソロを担当。長髪をなびかせ、ネオクラシカルなフレーズを流麗に弾きこなす姿はまさにギターヒーロー!
●アシム・セーラー(ギター)
今年新たに加入したギタリスト。寡黙に弾くテームとは対象的にクルリと体を回転させたり、大きなアクションで客席を煽ったりとアグレッシブなステージングで目を引いていた。
●ユッカ・コスキネン(ベース)
バンドのボトムを支えるのは、フィンランドのメロディック・デスメタルバンドNORTHER(ノーサー)の元ベーシストとしても知られるユッカ。ヤリからの無茶振りで衝撃的なベースソロを披露する一幕も。
●カイ・ハフト(ドラム)
1stアルバム『Wintersun』レコーディング時からのメンバー。強烈なブラストビートも、長尺の曲も難なく叩き切ってみせる凄腕ドラマー。
※残念ながら今回は来日が不可能となり、本公演はサポートとしてロルフ・ピルヴ氏が担当。

■ライブレポート

Photo by Yuzi Okumura

場内のBGMが鳴り止み、幕が開くと、銀世界を想起させる青白い照明に染められたステージが出現。大きな歓声に迎えられる中スタートしたのは「Awaken from the Dark Slumber (Spring)」。最新アルバムのオープニングトラックにして、14分を超える壮大な組曲です。ボーカルパートに入る手前でヤリがステージに現れると、ひときわ大きな歓声が上がっていました。

その後、短いMCを挟みヤリがコールしたのは「Winter Madness」。1stアルバムの人気曲のコールに、会場のボルテージは一気に上昇。その勢いを保ったまま新旧楽曲を織り交ぜつつライブは進み、中盤では、北欧らしい哀愁に満ちたミドルナンバー「Loneliness (Winter)」も披露。ヤリはデスボイス、クリーンボイス、ファルセットを巧みに操って楽曲を彩り、テームもメロディアスなソロで応えます。その後は一転、「Starchild」「Eternal Darkness」と攻撃的な楽曲を畳み掛け本編は終了。そして、鳴り止まないWintersunコールにすぐさまメンバーがステージに戻ってくると、「Time」がスタート。壮大なエンディングの後には、たっぷりとファンサービスを行い、「また冬が来たら会おう!」というヤリの言葉とともにステージは幕を閉じました。

ライブ中、特に目を奪われたのはヤリのフロントマンとしての手腕と、リードギタリスト・テームの巧者ぶりでした。クリーンからデスボイスまでを使いこなしながら観客を煽り、会場を掌握するヤリの姿からはベテランの貫禄が見て取れたし、ネオクラシカルなシュレッドフレーズを粒立ちよく滑らかに弾きこなすテームも、バンドの花形として素晴らしい活躍を見せてくれました。

■Behringer/X32インタビュー

今回の公演を支える機材として、デジタルミキサーBehringer/X32シリーズが活躍していました。X32をどのように使われていたか、魅力について、Tour/Production ManagerのMiiro Varjus氏にお話しをうかがいました。

↑ X32を操作するFOHエンジニアのJARI TUPI TUOMAINEN氏

1. X32シリーズを選んだ理由を教えて下さい。

「Wintersunではバンドとして、メイン用にX32を、ステージ上でのマイク入力とモニターバック用途でX32 Rackを使用しているよ。持ち運び可能なサイズに充実した入出力数を備え、操作性も良いことが使いはじめたきっかけだった。全てのマイクの配線はステージ上で一旦X32 Rackに集約され、そこからイーサネットケーブル1本でPA卓へと送られるようになっていて、とにかくセッティングが素早く完了できるし、効率的。それに、X32 Rackは最大32チャンネルの録音も可能だから、実際にライブは全て録音するようにしているよ。X32 Rackはツアーを回る際の機材として最適で、メンバーそれぞれ好みのモニターのセッティングがあるから、どこでも同じ設定が呼び出せるのは非常に便利!特にWintersunのような演奏の激しいバンドでは、モニターのしやすさが非常に重要だと考えているから、なおさらだね。

2. X32のどこが気にいっていますか?

32チャンネルもの入力数があり、ライブ内容に応じて変わる複雑なルーティングも難なくこなせて、強力なDSPも搭載されている。これら全て、いやそれ以上の機能が、持ち運べて操作もしやすいデバイスに収められているのだから敵なしだよ。好きにならない理由があるかい?

3. X32にさらに求めることは?

特に思いつかないよ。つまり、これ以上望むものが無いってことさ!必要な機能が揃っていて、過酷な環境での使用にも耐えられる以上、不満に感じることは全くないよ!

ここまで100点に近い回答がもらえるとは思っていませんでした!プロの求めるクオリティを満たすキャパシティと操作性の高さを備えたX32シリーズ。詳細は下の商品ページをぜひチェックしてみて下さい。

■おわりに

正確無比なテクニックとパフォーマンスで圧巻のライブを見せてくれたWintersun。本場のメタルバンドの演奏はやはりすごいと圧倒されっぱなしの90分間でした!
メタルバンドと聞いて抱いていた硬派なイメージとは裏腹に、ボーカルのヤリが時折チャーミングな笑顔を見せつつ、観客を巻き込んでライブを盛り上げるパフォーマンスに思ってもみなかった親近感を覚えました。ライブ後には女性ファンたちが横断幕への寄せ書きを募っていたり、ファンの厚さも垣間見ることができ、メンバーも観客も一体になって貴重な時間を楽しむことが出来た素敵なライブでした。

sound

サウンドハウススタッフによるブログです。 ここでしか聞けない、サウンドハウスのスタッフだからお届けできる、とっておき情報が満載です!本音トークもあるよ♪

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