「コードが上手く鳴らない…」
「どのコードから練習するか分からない…」
「コード・チェンジが出来ない…」
多くのウクレレ初心者の方からこのような悩みを聞きました。
この記事では、最初の練習にオススメのコード4つとコード・チェンジのコツをご紹介します。
まずは画像を見て下さい。

C、G6、Am、Fという4つのコードが書いてあります。(G6とEm7は押さえ方が同じなため同じ場所に書いてあります)
この4つを完璧に覚え、コード・チェンジを素早く出来るようにしましょう。
*練習に入る前に少しコードのお話*
ウクレレにはたくさんのコードがあります。
展開形、オープンやクローズ、テンションの組み合わせなどを考えると無限にあるといっても過言ではありません。
この世の全てのコードを覚えている人はいません。
なのでコードを知らない、覚えていないというのは全く恥ずかしい事ではありません。
押さえやすいもの、使用頻度が高いもの、今後の練習に繋がるものをまず覚えましょう。
それがこの記事で紹介する4つのコードです!
① Cのコード

薬指で1弦の3フレットを押さえます。
これだけです簡単ですね。
しかし、一見簡単で押さえやすいCのコードも押さえる時に注意点が2つあります。
1:指を立てて押さえます。2:押さえていない指も指板の近くにあるようにします。
指のお腹ではなく指先で押さえましょう。
爪が自分の顔に向いているか確認して下さい。
薬指以外は何も押さえていませんが、変な方向に開いていないか注意しましょう。

Cのコードだけでなく、これから紹介する全てのコードでこの2つの事を意識して下さい。
② Amのコード

中指で4弦の2フレットを押さえます。
Amはエー・マイナーと読みます。
押さえたら4本全ての弦を弾いてみてください。
4本全て綺麗に鳴りましたか?
中指のお腹が3弦に触れてしまうと3弦が鳴りません。
指が寝ないように、必ず指先で押さえましょう。
③ Fのコード

中指で4弦の2フレットを押さえ、人差し指で2弦1フレットを押さえます。
ここからは2本の指を使います。
しつこいようですが指先で押さえます。
写真の押さえ方を参考にして、全ての弦が綺麗に鳴るようにしましょう。
④ G6のコード

中指で3弦2フレットを押さえ、薬指で1弦2フレットを押さえます。
G6はジー・シックスと読みます。
押さえたら全ての弦を弾いてみて、2弦がきちんと鳴っているか確認して下さい。
鳴らない場合は中指の位置を少し上に調整します。
中指は3弦と4弦の間を押さえると意識してみて下さい。
初心者向けの本や記事、動画などを見るとG6はあまり出てきません。
GやG7がオススメされている場合がほとんどです。
しかし、GやG7は指を3本使って押さえます。
経験上初心者には押さえるのが難しいコードだと思います。
それに比べてG6は使う指は2本で済みますし、Em7と一緒なので一石二鳥です。
C、Am、F、G6、この4つのコードの押さえ方を覚えましょう。
最後にコード・チェンジのやり方とコツを紹介します。
⑤ コード・チェンジのコツ
結論から言います。
"動かす必要のない指は動かさない"、"最小限の動きでサッと動かす"。
この2つです。
例えばCからG6へコード・チェンジをする場合、
1弦3フレットを押さえている薬指を2フレットへ移動、そのまま中指で3弦2フレットを押さえる。
これでC→G6のコード・チェンジは完了です。
AmからFへコード・チェンジする場合、
4弦2フレットを押さえたまま、人差し指で2弦1フレットを押さえる。
AmとFの違いは人差し指があるかないかだけです。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では指使いやコツなどを細かく書きましたが、初心者の方がここに書いてある事を全て意識しながら弾くのは難しいと思います。
一番大事な事は、"楽しんで弾く事です!"
変な音が鳴っていようが、鳴っていない弦があろうが、全然問題ありません。
そんな事を気にするより好きな曲にチャレンジしたり、色々なコードを弾いて好きな響きを見つけてみて下さい。
そして、更に上達したいと思った時にこの記事の事を思い出して下さい。
少しでも参考になる事があったらご自身で活用したり、周りの方にも教えてあげて下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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