ミュージシャンなら絶対観たほうがいい映画3選

みなさんどうもこんにちは！ギター講師のきとうです。
ワクチンがなかなか行き渡らない都市もある中ですが、いかがお過ごしでしょうか。
名古屋は地方なのでようやく僕も打てそうです...

ステイホームを余儀なくされている方も多い中ですが、そんな時だからこそ音楽系の映画でも見てストレスを発散させましょう！

ということで、今回はミュージシャンなら絶対観たほうがいい映画を3つ紹介させて頂きます♪

■ おすすめ映画①：Yesterday

映画『イエスタデイ』予告

アマゾンプライムはもちろんNetflixなどでも現在配信中の映画です。
この映画のトレイラーを数年前に見たときからずーーーっと気になってたのに劇場では観られなかったのですが、先週ばったりNetflixで見かけました。かれこれもう2周くらいしてます。

映画のストーリー概要としては「僕はビートルズ」に似た感じになっていて、冴えないシンガーソングライターの主人公が夢を諦めかけているとき、奇跡が起きるという導入になっています。

その奇跡とは、全世界が数秒の間停電になるという異常事態です。そして、その異常事態が終わったら歴史上からビートルズの存在が抹消されていたということです。

友人からギターをプレゼントされて、いつものように大好きな「Yesterday」を弾き語る主人公。しかし、異常事態後はみな楽曲の素晴らしさに感動してしまいます。

主人公がビートルズの楽曲をきっかけにビッグになっていくという一見するとサクセスストーリーにも見えますが、結局の所人気なのは彼が作った楽曲ではなく、ビートルズの楽曲です。

自分の才能と目の前の現実との葛藤や、思い通りに事を進めさせてくれないレコード会社の連中とのいざこざなど...多くの人の思惑を背に主人公がどういう決断をしてどういう存在になるのか...!?という内容になっています。

実際に劇中では沢山ビートルズの楽曲が使われていて、観る人を否応なしに納得させてしまうというか、安心させてしまうというか...「やっぱりビートルズってすごいな」と感じさせられる作品となっています。

■ おすすめ映画②：ブルース・ブラザーズ

ブルース・ブラザース (1980) 予告編

「いや今更何言ってんの！」って言われそうで怖いです(笑) そうなんだけど！やっぱり何度見ても素晴らしいのがブルース・ブラザーズですよね。

歌唱力とダンスに秀でた小太りのジェイク(ジョン・ベルーシ)と綺麗な低音やハープの演奏が心地いいガリガリにエルウッド(ダン・エイクロイド)のブルース兄弟が織りなす最高のエンタメじゃないかなと思います。

しかも何が素晴らしいかって、劇中ではチョイ役みたいな役で出てるのに今やレジェンドクラスのアーティストが沢山出演しているんですよね。

修道院の清掃員としてキャブ・キャロウェィが出てたり、楽器屋さんではレイ・チャールズのピアノと歌にやられたり...教会の牧師がJBだったり、あとゴスペル隊の中に「この女の人歌うますぎだろ」って思ったらチャカ・カーンだったり...

勿論ソウルフードレストランの前で演奏するジョン・リー・フッカーやレストランの女将さん役でアレサ・フランクリンが「Think」を熱唱するシーンも最高ですよね。

僕は特に疲れてる時とか落ち込んでる時にこの映画を観ることにしてます。
ギターに行き詰まった時でも、ブルース・ブラザーズを観ることで音楽の楽しさを改めて実感することが出来ます♪

■ おすすめ映画③：リマスター ロバート・ジョンソン

ReMastered: Devil at the Crossroads | Official Trailer [HD] | Netflix

こちらはNetflixオリジナルの映画...というよりドキュメンタリーに近い作品になっています。

言わずと知れたブルースレジェンド、ロバートジョンソンの壮絶過ぎる人生をアニメーションと数少ない(ていうか2枚しかない)実写写真を織り交ぜながら丁寧に説明してくれます。 中にはロバートジョンソンを数十年追い続けている研究者の方からブルースマンまで様々なアーティストの観点からジョンソンの素晴らしさだけでなく、彼の人生の悲壮について教えてくれます。

劇中では「27クラブ」と呼称されていますが、ジャニス・ジョプリンやジム・モリスン、ジミヘンやカート・コバーンなど数々の「27歳で命を燃やした」レジェンド達のことも部分的に紹介されています。

僕はブルースはSRVから入った、まぁ言ってしまえば半端者なのですが...黒いブルースマンの凄みというか生々しい音楽表現は後世に語り継がれるべきじゃないかな、なんて思っています。 また、ギター初心者時代のジョンソンがバーで演奏して大顰蹙を買って、1年近く全く行先をくらますという話があります。

ギターなどの楽器を演奏される皆さんはよくご存知だと思うんですが、どれだけ頑張っても1年間でプロレベルに上達することは至難の技じゃないでしょうか。
ですが、ロバート・ジョンソンはそれをやってのけたという描写があります。

あまりにも急激に上手になり過ぎたことが原因で「悪魔と取引をした」といった噂が流布されることになります。
僕も悪魔と取引してレジェンドレベルに上手くなれるんだったら取引したいんですが(笑)
要するに鬼気迫るような、狂気じみた高効率かつ大量の練習を積んだのではないでしょうか。

また、劇中では黒人文化に関しても言及されていて、戦前時代の、しかもデルタ地域で黒人が暮らすことの危険性や奴隷人生の過酷さについても語られています。
戦争や貧困を多くの人が経験してきていない日本人にとってはとても衝撃的な内容のはずです。是非観てみてください♪

ということで、今回はミュージシャンなら絶対観たほうがいい映画を3つ！ご紹介させて頂きました。
どれもおすすめの映画となっているので是非チェックしてみてください。

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