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現代音楽を語る演奏会【ネモト×Cheenaコラボ記事】

2021-07-08

Theme:sound&person

Cheena:今回は現代音楽を語る演奏会と題しまして、前衛音楽やら実験的楽器やらの話になります。
いつもの楽器回より濃いものになるかどうかは...お楽しみに。

〜プロフィール〜

Cheena:演奏用テスラコイルやテレレレ(Twitter:日立オーケストラボ)の実機を見たり演奏してみたりとその方向への興味は尽きない。実験的な楽器を作ったりもしている。
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ネモト:音楽好きのたしなみとして現代音楽もある程度押さえている。レーザーハープが好き。今最も熱いパンクはアフガニスタンにあると思っている。残念ながら音源は(ほぼ)ない。
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Cheena:ついにやってしまいましたね、現代音楽会。
まずは手始めに1曲聞いていただきましょう。それではどうぞ。

[4分33秒間、環境音を聞いて待つ]

ジョン・ケージ作曲、「4’33”」の第1、2、3楽章、奏者不在にてお送りしました。
意図して起こした楽器の音と意図しない音の違いはあるのだろうか?という考えの元作曲されたのが「4’33”」であり、ピアノ独奏が有名ですがどんな編成でも演奏できる譜面構成となっています。

ネモト:音楽経験の無い方でも演奏して楽しめるので、是非とも弾いていただきたい。様々な論争を巻き起こした名曲です(私の場合、名曲とはどれだけの人の心を動かしたかで判断できると思っています。論争を巻き起こした曲というのは沢山の人の心を動かしたものであり、曲のジャンルを問わず名曲であると言い切ります)
ジョン・ケージは「0分00秒」という名曲も残しています。こちらも音楽経験がない方でも弾けます。
「龍安寺」なんかもいいですよ。

Cheena:「4’33”」がどんな楽器でも演奏でき、演奏を行わないという積極的非演奏のところ、「0’00”」は独奏者は演奏に頓着せず、日常的な行為の立てる音をただ電気的に増幅して聞く非積極的な非演奏を行います。どちらも私、ネモト氏、以下数名により演奏されたことがあり、楽器調整や練習音、生活音が響く空間を作り出しました。
※2021年5月29日、Twitterによる多人数通話システム「Space」にて演奏。

前述の2曲に比べると龍安寺は比較的音楽的な試み、そして積極的な演奏でしょうか。
ケージが京都市右京区の龍安寺の石庭に触発され、その石の配置をいろいろな角度から方眼紙に転写し、その図形を見て譜面として演奏するのが「龍安寺」といわれています。
フルート・オーボエ・トロンボーン・コントラバス・各種パーカッション・ヴォーカルでの演奏を公式としていますが、二胡やエレキギターを用いた演奏もあります。

ネモト:龍安寺の名物は「枯山水」 水を使わずに水を表現した日本独自の芸術です。
是非とも龍安寺に行き、縁側に座り、枯山水を眺めながら「本物の池であったなら」と空想し、空想の池で鯉を泳がせ、花筏を浮かべながら「龍安寺」を聞いてみてください。空想の鯉を泳がすことに脳内リソースを使いすぎて音がロクに耳に入ってこないでしょう。お前ふざけてんのか?と思う方もおられると思いますが、私は「龍安寺」という曲は龍安寺の環境音であると考えています。環境音がロクに耳に入ってこないということは、音のみに意識を囚われず枯山水を楽しめている証拠になると思います。乙なものです。桜湯を飲みながら楽しみましょう。

Cheena:寺の環境音をお楽しみいただけましたら、次は教会の環境音に行ってみましょう。
ジョン・ケージ作曲Organ2/ASLAPはオルガン1台を奏者0名が演奏する独奏曲であり、演奏時間が3億4000万分=640年程度となっています。
残念ながら演奏会場であるドイツのブキャルディ教会に行かなければ聴くことは叶わないのですが(演奏開始から10年ほどはリアルタイムで配信していました)、30〜60分程度の圧縮版であれば時折ネットでも聴くことができます。
ちなみに次にコードチェンジするのは約8ヶ月後(2022年2月5日)です。ケーキでも焼いて待っていてください。

ネモト:長い曲の話が出てきたのでここはエリック・サティの話をさせていただきたい。「嫌がらせ」という840回ほど繰り返す曲とか、「古い鎧と古い金貨」という267回繰り返す面白い曲もあります。

現代音楽ではないのですが、彼は伝統的な音楽に新たな音楽を融合し、「無調性音楽」というムーブメントを引き起こし(彼が出てきたことにより無調性音楽と調性音楽というジャンルが生まれました)、伝統的な音楽や手法を大事にしながらもたまに何もかも無視した曲を書き、音楽史に名を残した稀代の変態です。様々な新しいアイデアを生み出した彼が現代音楽の父祖となった人であると考えています。現代音楽をシュルレアリスムとするならば彼は印象派というか…。

そんな彼の曲は上級者向けなので(ピカデリーとかあなたが欲しいとかキャッチーな曲はありますが)とりあえずドビュッシー(同時期に活躍した人で癖の薄いサティみたいな印象を持ってます)を聞いてみたらいかが?
サティは面白いタイトルの曲を沢山書いた人で、
「梨の形をした3つの小品(3つとか書いてあるのに7つある」
「犬のためのぶよぶよした前奏曲(ダメ出しされたので改変した犬のためのぶよぶよした本当の前奏曲というのもある)」
「いつも片目を開けて眠るよく肥った猿の王様を目覚めさせるためのファンファーレ(直訳のためなんかとんでもない感じになってる)」
「いいともショショット(ショショットはとあるストリップ劇場の看板)」
等々。
ちょっと離れますがあの時代の芸術はかなり好きです。絵画では印象派、立体ならアール・ヌーヴォー期ですね。アルフォンス・ミュシャの「夜の月」やルネ・ラリックの「トンボ」なんかが特に好き。
アール・ヌーヴォーは建築はじめ様々なデザインに使われましたが一番好きなのはアクセサリーで次点が花瓶。

Cheena:比較的聴きやすい(?)曲が幾つか出てきましたね。ちなみにサティの嫌がらせ(原題:Vexations)は十数名の奏者で交代しながら演奏する、1人で演奏しようとした奏者が幻覚を見たため演奏中止に陥る、など演奏しやすいとは言い難いです...
次はマウリシオ・カーゲルの方にでも行きましょうか。こちらも結構音楽的です。
代表作はやはり「ティンパニとオーケストラのための交響組曲」。最低5台必要なティンパニの一つの鼓面を革ではなく紙に交換しておき、頭から突っ込んで割ります。その時の音量指定はfffff(フォルテッシッシッシッシモ)。それはそうとして曲は格好いい。

また某音楽番組でも紹介された「フィナーレ」では演奏中に指揮者が倒れ、奏者2名で舞台袖に搬送しコンサートマスターが指揮を代行して演奏を終わらせるところまで、譜面に詳細な指示がなされています。どの程度詳細なのかというと倒れる際に譜面台を掴み、小説数で時間を指定して崩れ落ちるよう書いてあります。

演奏会形式に則り、ここいらで一回休憩としましょうか。
せっかくなので現代音楽に欠かせない記譜法など...
先述の「龍安寺」「0”00’」などの譜面は既存の五線譜やTab譜などとは異なる、図案を譜面としたものや文字のみで表記されたものがあります。
また、共感覚をイメージした色彩と形状のみの譜面などもあり、奏者の裁量に任せた演奏が可能な譜面が多く見受けられます。
また、既存の枠を外れる試みでは微分音階が有名でしょうか。
一般的には半音が音程の最小単位とされていますが、1/4音を最小単位とする24平均律や1/3音の18平均律(いつもの半音階が弾けない!)
、果ては1/8音の48平均律というものまであり、古くから研究されてきたものの有名にはならず、現在では現代音楽や実験的音楽の一環として扱われています。

ちなみにイスラム圏では微分音階が基本となっているらしいですね。
逆に全音音階(ホールトーンスケール)という、3度ずつ遷移する音階があり、調性感覚を崩し、独特の浮遊感のある音がするといわれますが、私の印象としては基音から上がっていくだけで強烈な印象を持たせることができる衝撃の音階と思っています。
有名な例ではチャイコフスキーの「小ロシア」最終楽章にて使用されています。強制的に転調させるのにも有効ですね。

さて次の曲へ参りましょうか。ネモトさんお願いします。

ネモト:ではここで満を持して「ヘリコプター弦楽四重奏曲」を挙げさせてもらいましょう。
カールハインツ・シュトックハウゼンが作曲した名曲で、4台のヘリコプターに奏者が1人ずつ乗り込みヘリコプターの中で演奏。その音と映像をコンサートホールに中継するという普通に考えたら頭おかしい曲です。大掛かりな曲ですが演奏の機会は意外とあり、映像も残っているので一度見てみたらいかがでしょうか?演奏をしてみたいものですが、私にヘリコプターを借りる財力はありません。カネをくれ。
なお、この曲に限らず現代音楽ではノイズを忌避するものではなく曲を構成するものとして積極的に使うことがあります。ノイズ・ミュージックというジャンルもあるくらい。今までは忌避されていたものを前に出すのが現代らしさですね。

Cheena:ついに出ましたか、「ヘリコプター弦楽四重奏曲」。ヴァイオリン2名、ヴィオラ1名、チェロ1名による演奏です。
もちろん奏者はヘリの騒音で自分が出す音は一切聞こえず、それぞれの奏者に用意された電子メトロノームを使ってタイミングだけは合わせられるようにして演奏します。

ネモト:ついでに言うと暗譜で演奏させられているし振動もあるのでこの上なくカオスな環境としか言えません。シュトックハウゼンの場合暗譜強制はよくあるらしいけど。

Cheena:さっきは言いませんでしたが、ヘリコプターの航路や演奏音の伝達も演奏の一部と捉え、操縦士や技師も譜面上の奏者の1人としています。つまりヘリコプターも楽器。
ここまで聞くと単体の曲(譜面)と思うかもしれませんが、これは実は7部構成のオペラ「光」第三部「水曜日」の中で演奏される一曲です。
このオペラでは楽器としてのヘリコプター以外にもシンセサイザー付きトランペットや電子音、存在しない言語での会話の声などが取り入れられ、前衛オペラの一角とされています。

変な楽器が出てきたので変な楽器を使ったある程度分かりやすい曲を聴きましょう。公式動画付きです。

アンディ・アキホ作曲「Ricochet(Ping Pong Concerto)」(リコシェ/ピンポン協奏曲)
の第一部は一見オーケストラとして始まりますが、ステージ中央には卓球台が。
序盤のヴァイオリンソロが終わると、卓球台を打楽器にする1名とテンポを合わせてラリーをする2名が出現。鉄パイプや瓶、鉦などを組み合わせた打楽器ソロも交えつつ、演奏は非常になごやかに進みます。
第二部に入ると卓球台にはバスドラムとサンダーシートが設置され、ドラムと卓球台を叩く1名とシートやドラムにスマッシュを決める2名とともに演奏は終盤に。 最後には衣装ケース一杯のピンポン玉をぶちまけて終わります。
何も分からん。
※サンダーシート…雷の音を再現するための金属の板状の楽器。本来は大きな一枚を吊るし、左右を揺すったり叩いて音を出すが、曲中では小さなものを何枚か吊ってスマッシュの的にしている。

ちなみにイギリスのクラシック専門ラジオ/ニュースサイトで紹介された際も”makes absolutely no sense, but we love it”、つまり「全く意味が分からないがとても好き」と言われています。 あと曲自体は普通にテクニカルで格好いい。訳が分かりません。

ネモト:何それ面白い(笑 ならばこちらからはBOZE STYLEを紹介しましょう。
トリオなんだけど、見た目は全員サンプラザ中野くんさん(爆風スランプ)で構成されています。つまりどんな見た目なの?と聞かれた場合は「ジェットストリームサンプラザ」もしくは「中野の渋滞」と言えば伝わると思います。
メンバーの頭に器具(サンプリングパッドだと思っていただければ)を取り付け頭を叩くことにより音を出して演奏するヘッドパーカッション集団です。パーカッション、ギター、目覚まし時計(シンセとか曲によって色々使います)という謎の構成から繰り出されるパフォーマンスは一見の価値あり。
もしも頭髪がやや寂しい方はとりあえず真似してみるといいでしょう。何故ならばパフォーマンスのためには頭髪を剃るしかないからです。俺が前進するためには生え際を後退させる必要があるのだ。やらねばならないのだ、と。

Cheena:比較的クラシカルだった現代音楽から実験的ポップミュージックになってきましたね。さしづめ第二部、ポップスステージとでもいったところか。
BOZE Styleも狂っていますが、私はここでテクノ法要を推したい。その名の通りテクノと浄土真宗の読経を組み合わせたありがたい音楽です。
極楽浄土をイメージしたプロジェクションマッピングやレーザーを用いた派手なパフォーマンスが売りで、かなりの人気を誇ります。私も実際に聞いたことがあるんですが、あまりにもライブハウス然とした見た目なのに韻律は日本的なそれという独特な体験をしました。結構トランス的。

ネモト:出たなテクノ法要。サウンドだけだとUnderworld感というかエレクトロニカっぽさがあるけど、このスペーシーで独特な世界観はテクノ法要ならではだねぇ。私が死んだ時はテクノ法要で送ってくれって遺言状でも書いておこうかなw

Cheena:中東〜東洋の宗教音楽は概して無調声的でリズムの概念も希薄、と原始音楽に近いと考えられます。これをテクノやメタルの世界に持ち込むというのは面白いですね。
※台湾に仏教とメタルを融合させたバンド「達磨」があります

ちなみに宗教音楽繋がりでは、石焼き芋の販売トラックから流れる節回しの韻律はイスラム教のアザーンによく似ているらしいですね。日本音響研究所で解析されたりしています。

ネモト:全く知らんかった…。面白いね。 
宗教音楽ではないけれど、モンゴルだったかな?
口琴を使った伝統音楽をラップにアレンジした曲、すごかったなぁ…。口琴はなんかマヌケな音で、人間の口内を共鳴胴として使うという独特の構造。
口琴そのものは色んなところで演奏されてビヨンビヨンしてるけどラップにしたのはモンゴルだけかな。多分。これも伝統音楽との融合によって生まれたもので、現代音楽と言えるかなと思う。

Cheena:口琴は音自体はビヨビヨしたベースシンセに近いと思います。確かにラップとの親和性はいいかも…こんなの。

独特な楽器色々扱ってるサウンドハウスでも買えないのが残念。

ネモト:独特の雰囲気を出していてなかなか楽しい。
どこで聞いたんだっけかな…。外から入った音楽のローカライズは世界のどこでもやってるけどモンゴルはかなり熱かった。中東も熱いね。欧米への拒否反応が強いから欧米産の音楽にも当たりが強い。それでもやる。アフガニスタンのパンクロックが大変強いのは戦争があったからか。

Cheena:ローカライズといえば、少し前にベトナムでのエレキギターの路上演奏が話題になりましたね。チープなディレイを掛けつつ民族的なフレーズを弾きまくる。本来の奏法や理論が失われて新たな音楽が完成する例だとハワイアンラップギターもありますね。

ネモト:あったなー。近所にあれの演奏が得意なおじいちゃんいた。上手かったなあ。
和楽器も結構変わってきているね。だいぶ前に龍笛吹いてた時期があったんだけど、あの頃よりドレミ管(和楽器の音階ではなく平均律で作られた笛の相性)増えた。昔は篠笛くらいだったのに。神楽笛は確かあったっけかな…。龍笛はなかった。いやあったのかもしれないけど探した限りではなかった

Cheena:和楽器だと調に合わせた管を選択することが多そうですね。
オーケストラとの演奏ならC管やB♭管、という風に持ち替えて扱うと聞いています。
それ系の演奏だと武満徹、「ノヴェンバー・ステップス」は有名かな?オーケストラ編成に琵琶と尺八を加えた独特の緊張感が堪りません。
公式動画がありますが、前半と後半で分かれていますね。

 

ネモト:武満徹って名前しか知らないからちょっと聞いてくる。しばし待てぃ。

Cheena:ではその間に軽く解説でも…高校や中学の音楽教科書にも載る武満徹ですが、日本の現代音楽の先駆けといわれ和楽器とオーケストラの融合や微分音階、図形譜面の採用などを行いつつ多数の名曲を書き上げています。
晩年になると響きを重視するオーケストラも作曲し、さらには映画音楽の世界でも活躍するなど多彩な才能が伺えます。しかも独学。

ネモト:聞いてきた。なんというか凄え。理解できそうな曲はあるけど理解するのは難しい。この手のものは理解したと言うとにわか呼ばわりされるからそれを回避するために言ってるんじゃないよ。マジで。
映画音楽の方も独特のエッセンスが加わっていて実にいい雰囲気を出している。すごいな。

Cheena:楽器や音響機材に精通し、オンド・マルトノを積極的に採用した作曲者でもありますね。
一曲で結構語ってしまった。
※オンド・マルトノ…真空管の発振を用いて音を出し、その周波数=音程を指定する機構として鍵盤とリボンを持つ無音階単声発音の電子楽器。テルミンと原理が同じ。

ネモト:テルミン懐かしいな。
面白い楽器と言えば平沢進。東日本大震災以降節電をテーマに太陽光発電ライブとか、自転車の車輪を利用して発電して鳴らす構造の楽器とかいっぱいあるよね。パフォーマンス用と言われればそれまでだけどレーザーハープもそうか。
ジャンル分けするなら現代音楽じゃなくてニューウェーブだけど。

Cheena:第三部・楽器紹介にヌルッと入ってしまった。
わたしは平沢進には詳しくないんですが、ギターを弾くことを作業と断じていることだけ知ってます。あとシグネチャーのTokai Talbo ICE9が出てることだけ。

ネモト:あの人は昔から「ギターは嫌いです。仕事だから弾いてるだけです」って言ってるからね。
昔組んでいたバンド(P-MODEL)が放課後ティータイムの元ネタになったし、今敏の映画に曲を提供していることが多かったというのもオタク的には熱いかも。 今敏は亡くなってしまったのが残念。

Cheena:謎の人類が集まる音楽ですよね…

ネモト:テクノやニューウェーブ界隈のベテランは謎のクリエイティビティを持つ人が多い。
昔はシンセはじめ電子楽器は非常に高価だった。それ以外もそういう機材が高かったから若くて金がない人たちはなんとか工夫する必要があったわけで。 現代音楽からちと離れるけど10cc(バンド)とか調べてみたら?すごい色々やってるから。

Cheena:10cc、調べました。当たり前だけどブリティッシュロック感。
クリエイティビティといえばMaker Faireをおすすめしたいですね。
新技術やクリエイターの見本市のようなものなんですが、音楽系や楽器関連で変なもの(褒め言葉)を作る人がたくさんいます。今まで確認した例だと

  • 演奏用テスラコイル
  • アナログ歯車シンセ
  • フロッピードライブMIDIスピーカー
  • テレレレ
  • フレットレスベース魔改造楽器
  • 民族楽器改造エレキハープ

なんかがあり、エフェクターやその他機材も多数ありとても楽しいですよ。
音を振動に変換して体験するデバイスとか、無線でギターにマウントできるスイッチャーとか。

ネモト:面白そう。今年も開催するなら行ってみようかな。挙げられた中で最も刺さったのは演奏用テスラコイル。 テスラコイルは精神年齢の低い私にとってめっちゃ惹かれる。

Cheena:近くで聞いてると「み゛ーーーーー!!!」って音するんですよね。ちょっとかわいい。

Maker Faire Tokyo 2021は10月2日、3日に開催予定です。出展企業/グループは回ごとに変わるので確認しましょう。

ネモト:気になる。行きたいな。コロナの影響で中止にならないことを祈るのみ。ビッグサイトでやってるイベント、今年は色々と中止になってるからね。
イベントに出てる楽器だけでバンドやってみたいな。私は魔改造フレットレス弾くから誰か残り弾いてw

Cheena:魔改造フレットレスの人こと竹下勇馬氏のTwitter、狂ってて面白いですよ。
モーターにカム付けてレバースイッチに当てて自動で無理やり操作したり。

ネモト:この人面白いな…。調べてみます。

Cheena:さて…そろそろ面白そうな曲は大体出ましたかね?

ネモト:そうね。そろそろ締めましょうか?

Cheena:ではアンコールとして比較的現代みの薄い江原大介作曲「スケルツァンド」を聴いていただきましょう。

現代みが薄いとは言いましたが、目まぐるしく変化する曲調や全音音階の採用、あまりにも唐突なフィナーレなど見どころの多い曲です。
本日はご清聴頂きありがとうございました。

ネモト:ありがとうございました!


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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C&N Crafthouse

元プロでベーシストのネモトとクラフトマンでベーシストのCheenaによる、楽器への深すぎて自由すぎるこだわりトークをお送りします!
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