こんにちは。sukuta takafumi(@sukutakafumi)です。
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前回はオーバードライブ単体としての使い方、注意点を紹介しました。今回はブースターとして使う方法を紹介します。
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○ ブースターとは何なのか
一般的な意味としては、増幅する機械のようなイメージだと思います。ギターのエフェクターにおけるブースターの意味も、一般的な意味とさほど変わりません。ギターの信号を増幅させたり、他のエフェクターの効果を後押ししたりするようなものです。
では、ブースターとはどのようなときに使うのか、どのような効果が現れるのか見ていきましょう。
○ ブースターを使う場面
ブースターを使う場面は、大きく分けて3つに分けられるかと思います。
① アンプや他のエフェクターだけでは歪みが足りないと思うとき
② 曲の一部で音量を上げたいと思うとき
③ 基本のサウンドメイクとして、常にオンにして使う
目的によって、ブースターと基本となる歪みエフェクターの接続順も変わります。
○ ブースターの効果的な繋ぎ方
① の場合 = 基本となる歪みエフェクターの前に繋ぎます。
② の場合 = 基本となる歪みエフェクターの後ろに繋ぎます。
③ の場合 = 状況によりますが個人的には後ろが多いかもしれません。
アンプ音の質感向上をはじめ、他の歪みエフェクターの音と組み合わせた歪みを作るなど、基本のサウンドメイクとして使う場面、繋ぐ場所もいろいろと変えながら、目指すサウンドを追求します。
○ 今回の動画について
今回使うエフェクターは、ブースターとしてよく使われるIbanez TS-9を使いました。基本の歪みは、前回紹介したBOSS SD-1です。
○ ブースターとして使うときに気をつけるべき点
- 歪みを増やしたいとき
気をつける点は、ブースターとして使うエフェクターの歪みのつまみ(DRIVE、GAINなど)を上げないことです。 基本的に、歪みを増やしたいときはLEVELのつまみを上げます。 そうすると、ギターの音の輪郭を保ったまま歪み量を増やすことができます。
逆にLEVELのつまみを下げて、歪みのつまみ(DRIVEなど)を上げてしまうと、音が潰れてしまい輪郭がなくなります。狙って潰れたサウンドにするときは良いと思いますが、バンドサウンドに埋もれてしまう傾向にあります。 - 音量を上げるとき
このときも、歪みのつまみを上げずLEVELのつまみを上げます。 - サウンドメイク
気をつけなければいけないことは特にはないです。 思うがままにサウンドを作りましょう!
○ 最後に
今回の動画では、ブースターとしてIbanez TS-9という歪みエフェクターを使用しましたが、ブースターという名前で単体で出ているものもあります。 また、ブースターと一口で言っても種類があります。ギターで使われることが多いのは、クリーン・ブースター、ミドル・ブースター、トレブル・ブースターです。 それぞれに特徴があり、使用用途によって使い分ける必要がありますし好みがあると思います。
例えば、クリーン・ブースターなら、アンプの質感を変化させたり、歪みのないクリーンサウンドのソロを弾きたいときに重宝します。 またジョン・メイヤーや、スティーヴィー・レイ・ヴォーンのようなソロサウンドを作りたいと考えれば、ミドル・ブースターを選択することが多くなると思います。 クイーンのブライアン・メイはトレブル・ブースターを使用してます。
今回使用したIbanez TS-9は分類するとしたら、ミドル・ブースターに入ると思います。
ブースターも奥が深いです。 気になるものがあれば、楽器屋さんに行って試しに弾いてみると良いです。 初心者には、試したことがあるという経験が一番大事だと思います。
YouTube動画も参考にはなりますが、何事も体験して初めて理解できることだと思いますので、試しに手持ちの歪みエフェクターを二台繋げて弾いてみたり、いろいろと実験して楽しんでみてください。
▼レビュー動画では以下の機材を使用してます。
ギター:
Kanji Guitar ストラトキャスタータイプ
(https://twitter.com/KanjiKawabata)
エフェクター:
BOSS SD-1、 Ibanez TS-9
アンプ:
Fender Deluxe Reverb 1965年製
Two notes Torped Live
空間系のエフェクトはパソコンで設定しています。
また私、sukuta takafumiはレビュー動画、記事作成のため機材をお貸しいただけるメーカーさん、個人ビルダーの方問わず募集しております。お気軽にご連絡ください。