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現役バンドマンが語る ~ジャック編~

2021-10-18

Theme:sound&person

傷彦 & ホーリー 傷彦 & ホーリー

今回はどうしましょうか?

今回はね、ジャックについて!

ジャックですか?語れるのかなぁ?

じゃあ、プラグも!

シブい追加!…どっちにしてもそんなに語れる気がしないんですけど…

最近あった、ジャックとプラグにまつわるエピソードを聞いておくれよ!

あ。それが言いたかったんですね(笑)

聞くの?聞かないの!?

仕方ないから聞きますよ。

仕方ない…?

おっと…心の声が漏れてました(笑)いえ、聞きたくて仕方ないなー、なんて。

そこまで言うなら聞かせてあげよう。

お願いします!

三、四年前から使っているエレアコがあるんだけどさ、アウトプットジャックに挿したシールドのプラグに触ると音が途切れて。

ちょっとイヤな症状ですね。

うん。色々と機材チェックしていったところ、シールドには問題無さそう。

と、いうことはサオ側?

僕もそう思って、すぐリペアショップに持って行ったのさ。

素早いですね。

数日後に、そのエレアコを使っての収録があったからさ。きっちり直してもらおうと。

そうですね。代替がきかないサオってありますよね。

さすがにエレアコのサブは常備してなかったのー!

分かります…

で、意地でも原因を追及してリペアを!と。

どうでした?

なんと、僕のエレアコのアウトプットジャックには太いプラグじゃないと接触が甘かったようなんだ。

え?そんな理由?そもそもプラグに太い細いがあるんですか?

あるんですってよ。僕も初めて知ったんだけど。

多少の違いがあるのは知ってましたけど、接触不良起こすこともあるんですね…

しかも!見た目じゃ分からないくらいの差なんだって!

それは困る…

僕はエレアコに細いプラグのシールド挿して使ってたらしい。

なるほど。

フェンダーのシールド、新品で買ったヤツだからシールドのせいで接触不良は無いよなあ、と思ってたら…

ジャックとの相性だった、と。

それをね、いかにもコレ太そうだなー、っていうフェンダーの別のシールドに替えてみたら接触不良が無くなってさ!

へー同じフェンダーでも違うんですね。「いかにも太そう」って(笑)

そうみたい!なのでこのメーカーのシールドならOK!ってわけにはいかない。プラグ次第!

ほう。

あと、リペアのお兄さんに言われたのはアコギやベースだとそういう症状が出ることがある、と。エレキギターだとそういうことは少ないらしい。

アコギとベース?気になったことないなぁ…気づいてなかっただけかな?

かもね。なので、あれ?接触不良?でもサオにもシールドにも異常なし、の時は…

ジャックとプラグの相性を疑ってみるといいわけですね。

イエス!

確かに、たまにライブ中に接触不良?となって、後で機材チェックしても問題無い時ありますけど…それも一因かも知れないですね。ちょっと覚えておこう。

信じる者は救われる…ってわけにもいかないねえ、コレは。ところでホーリーはジャックに対して何かこだわりはあるかい?

ジャックの形や位置ってことですよね…

イエス!

取り付け位置がボディサイドなのかボディトップなのか?とか?

イエス!イエス!あ、そうかヘッドにジャックは…そもそもヘッドが無いんで可能性を除外しますねー

いや、確かにヘッドレス偏愛ですけど、ムダに茶化さないでもらえます?(笑)

はーい

位置というか、形状で苦手なのは舟型ジャックですね。あれはプラグの形を選びますので。

僕も舟型ジャックって選ばないなー。プラグがL字ーストレートのシールドを使うことが多くて、L字プラグをギターに挿したいのね、僕は。

その心は?

僕はボディートップにジャックがあるギターを選びがちなんだけど、

テスコ ですか?

うん!あとは…ジャズマスターとかもそうだったなあ。フライング Vもか! その場合L字プラグの方がなんとなく座りが良い!し、エフェクター側にストレートプラグを挿したいし!

なるほど

それとね、ストレートプラグを挿した状態でギターを倒してしまうと…

と?

ジャックがピックガードに取り付けてあるタイプだと、ジャックもプラグもピックガードも同時に壊れる可能性あり!

ゾッとしますね…

でしょー?もうその日はライブできない!エレキギター の生音をマイクで拾ってもらうぐらいしかない…

ボディサイドにジャックがある方が安全では…

そーなんだけどさ、僕が選ぶギターにはなかなかそーゆーのが無い。

なるほど。でも、サイドにジャックがある場合、床に直置きする時に気を使いますね。角度次第ではジャックに負担が掛かることも…

そうなるよね…

自分はヘッドレス偏愛ですけど、ライブハウスだと、常設のギタースタンドを使えない場合もありまして…吊り下げ式しか無いところは。

まぁそうだね。アタマ無いもんね。

となると、直置きするしか無くて…そうするとジャックがストレートだと負担かかるので、やはり普段からL字プラグを選んでますね。

Lは何の Lー? Lはレスの Lなのさぁー!

…。

リ、リアクションレス…!

努力は認めますけどあまり上手くないです(笑)

ぐっ…。

でも、L字プラグってストレートと比べてちょっと割高なんだよなー(苦笑)

仕方ないよね(笑)

で、エフェクター側もL字プラグを選びがちかな。ストレートだとシールドの重さ等の負担掛かっちゃう気がして。大した負担ではないと思いますけど。それに、ストレートだと他のメンバーに踏まれやすい気もして…L字プラグだと踏まれにくくなるという。なんて地味な理由(笑)

ホーリーらしいね。大事な理由だと思うよ(笑)LーLのシールドか、僕はパッチケーブルはすべてそうだけど。

ステージを動き回るとなるとL字よりストレートのほうがいいとは思いますけどね。で、アンプ側はストレートがいいな。L字タイプだと挿しにくい場合ありますからね。DIボックスとか。

結構こだわりあるじゃない。語れないなんて言ってたけど。

そう…ですね。音ではなく、使い勝手の面でも色々と選び方だったりこだわりってありますね。自分だけの妙なこだわりというか…

じゃあ、次回はそんなこだわりを探してみようか!

え?それこそ、語れるかな?

大丈夫さ!そう、すべては?

愛ゆえに!


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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Kizuhori

一風変わったギター・ベース・エフェクターを愛する二人の現役バンドマンの対談形式でお送りしていきます。

傷彦(kizuhiko) 最後のグループサウンズ、ザ・キャプテンズのリーダー。
website www.thecaptains.jp
twitter https://twitter.com/captains_kizu

ホーリー(horry) ナショヲナル、らいむらいと、Sバのベーシスト。
website www.nacional.jp
twitter https://twitter.com/headless_bass

 
 
 

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