マイブラのライブをETYMOTICの耳栓で聴いてみた

こんにちは、
サウンドハウスのヘッドホン担当 山崎です。

猛暑日が続く今年の夏も、色々なところで音楽フェスが開催されました。
私も、地元千葉県で開催されたソニックマニアとサマーソニックに参加してきました。

ソニックマニアは、サマーソニックの前夜、金曜日の夜から土曜日の朝にかけて行われるオールナイトフェス。
今年も、ナイン・インチ・ネイルズやら、マイ・ブラッディ・ヴァレンタイン（以下マイブラ）やら、世界的有名バンドが出演。
（ちなみに去年のソニマニは、カサビアン、リアム・ギャラガー、ショバリーダー・ワン、!!!(Chk Chk Chk)やら来て楽しかったな）

今年のソニマニでいちばん見たかったのは、マイブラ。
マイブラと言えば、「シューゲイザー」と呼ばれる音楽ジャンルの草分け的な存在。
力の抜けた囁くようなボーカル、歪ませた轟音ギターやフィードバックの生み出す独創的な世界観。
セカンドアルバム『Loveless』は、世界中のアーティストに影響を与えた傑作としても有名です。

そして、マイブラと言えば、ライブが轟音としても有名です。
会場では耳栓が配られるほど、
とにかく音がでかいらしい。
マイブラの轟音から耳を守りつつ、できる限りいい音で聴きたいですよね。
そんな方にぴったり。
良い耳栓、サウンドハウスで売っています。

■ETYMOTIC RESEARCH ER20一覧

エティモティック・リサーチの耳栓『ER20』です。
耳栓で2,000円弱って結構高いよね、そんなに普通の耳栓と違うの？
なんて思っている方も多いと思います。
というわけで、エティモティック・リサーチ『ER20』は、マイブラの轟音対策に役立つのか？どう聴こえるのか？
はたして実際の音と比べて遜色ないのか？
試してきました。

会場入りは、22時少し前。
ちょうどコーネリアスの演奏が始まる直前でした。
メンバー4人が横並びの独特なステージ作りと、全員白シャツで洒落てる。照明や映像の演出も良くて、見ているだけで楽しかったな。

次はナイン・インチ・ネイルズ。

近くで見ようと思いましたが、お客さん多すぎてあまり前に行けず。

NINのスタートが24時ちょうどくらい。
仕事終わりですもんね、眠い。。
とは言え、寝るわけにはいきません。
合間に外の風にあたったり、隣のステージでやってるマシュメロをみたり（ど派手、かっこよかった）、
マイブラが始まるまでの時間を過ごしました。
そして深夜2時。いよいよマイブラ登場。

ER20の効果が無かったらどうしよう、という不安もありましたが、会場のPA卓前あたりに移動して、耳栓も装着。
さあ来い。

耳栓を装着したまま演奏がスタート。
？？正直、何か違うのかわかりません。
なぜなら、演奏が普通に聴こえます。
ディスト―ションの効いたギターやシンセの音もしっかり聴こえます。
体中にビリビリと響く音圧もしっかり伝わります。
試しに耳栓を外してみると…

音でっか！

これは耳栓無しはきついなと。
室内でこれだけの爆音になると、高域が抜けていかないので、鋭いキンキンした音が耳に入ってきます。
ER20を装着すると、この高域の角がうまい具合に収まってくれるんですね。
ウレタンなどの普通の耳栓をしてみると、音の輪郭が無くなって、ボワボワした感じになります。
やるじゃないかエティモ。

終盤に入り、マイブラ恒例のノイズタイムに突入。
10分くらい、フィードバックノイズとディスト―ションの効いたギターの音が延々と会場に響きます。
圧倒的な音圧に頭から爪先まで振動して、体中がムズムズ。

ここでも耳栓を外してみると、
音でっっか！！
再び装着すると、高域の角が上手い具合に取れる。
マイブラでここまで対応できれば、万々歳ですね。
やるじゃないかエティモ。

マイブラの演奏終了後も、UNKLEなどいろいろ見て、気づいたら朝の6時。

会場から出ると、すでに朝日が昇っていました。
俺頑張った。（このあとサマソニ）

1年に1回のイベントですし、たまにはこんな羽目の外し方もありですよね。
みなさんも耳を守って音楽を楽しみましょう！

音楽っていいな、それではまた。