
続々と新曲が発表され、6月29日にはニューアルバム「THE NOW NOW」も発売予定と話題が盛りだくさんなGorillaz。私も随分前からチケットを押さえ、今か今かと来日を待ちわびておりました…!
中学生のときに友人の勧めで初めて聴いて、「なんだこの集団は!」と衝撃を受けたものです。
いまでこそボーカロイドやバーチャルユーチューバーなど一般的になりつつありますが、当時はどうしてもこの「覆面音楽プロジェクト」というニュアンスがわかりませんでした。ただただカッコイイ、それだけ。
いつまでも飽きのこない多彩なジャンルの音楽もさることながら、PVやキャラクターの世界観、デザイン、その線まで、惚れ込む要素が多すぎる「覆面音楽プロジェクト」。今回そんなGorillazのライブに初めて参戦。
惚れ直したことはいうまでもありません…!
M1 A1のHelloのボイスとバックスクリーンに限りなく赤に近いショッキングピンクで映し出される「HELLO」のロゴ。一瞬にして幕張メッセをGorillazの世界に引き込みました。
そこから新曲のTranz、名曲Last Living Soulsとノンストップ。Rhinestone EyesではPVの映像が流され、揺れながら見入る観客。あのラフ画調たまらなく好きです。
その後もPV演出とライブ用映像を織り交ぜながらほぼノンストップ。
HumilityもPVが流れましたが、なんで2Dはホットパンツなのとか、マードック頭皮後退してるやんとか、Jack Black何やってんのwwwとかいろいろツッコミ多すぎました。でもなんかずっと爽やかでまあいっか、と。
El MañanaやStyloのゾクゾク感も半端じゃなかったです。Dirty Harryも大合唱。いや―楽しい曲が多すぎる。
デーモン・アルバーンのもう何とも言えない聴きこませるボーカルもさることながら、直前に出演が決定したデ・ラ・ソウル、ブーティー・ブラウン、ペヴァン・エヴェレット、ジェイミー・プリンシプら4アーティストの世界レベルのパフォーマンスも圧巻。
ファンをしびれさせる往年の名曲と間もなく発売の「The Now Now」の新曲がたっぷり楽しめた2時間でした。
人気曲、Feel Goodでは幕張全体で笑い飛ばし、Demon Daysではステンドグラスに象られたGorillazの面々が神秘的に映し出される演出。ああ、世界レベルのバンドだ…と細胞のすべてで感じました。
あとは客層もGorillazらしいなと思いました。ライブTシャツにショートパンツで、武器の生足を黒いブーツに突っ込む系の女子たちもいれば、きれいめなお姉さん、パーティーお兄さん、海外の方もたくさんいらっしゃったし、かと思えば仕事帰りのワイシャツお父さんも。
もちろん、ライブ玄人さんもたくさんいて、ありとあらゆる人種の心を鷲掴みにしてるなあと感じました。
♪セットリスト
M1 A1
Tranz
Last Living Souls
Rhinestone Eyes
Tomorrow Comes Today
Every Planet We Reach Is Dead
Humility
Sleeping Powder
Superfast Jellyfish with Pos+Dave (De La Soul)
Ident (“madam”)
On Melancholy Hill
El Mañana
Fire Flies
Strobelite with Peven Everett
Interlude: Elevator Going Up
Andromeda
Hollywood with Jamie Principle
Stylo with Bootie Brown and Peven Everett
Sorcererz
Dirty Harry with Bootie Brown
Feel Good Inc.with Pos+Dave (De La Soul)
Souk Eye
♪アンコール
Lake Zurich
Saturnz Barz
Kids With Guns
Clint Eastwood
Don’t Get Lost in Heaven
Demon Days